第10回日本アイスホッケーリーグ
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第10回日本アイスホッケーリーグ(だい10かいにほんアイスホッケーリーグ)は1975年10月26日から1975年12月8日まで開催された。
6チームが3試合ずつ総当たりで対戦、13勝2敗で西武鉄道アイスホッケー部が3年ぶり4度目の優勝を果たした。MVPには24得点、10アシストをあげた国土計画の若林仁が、新人王に十条製紙アイスホッケー部の木谷克久が選ばれた[1]。
第1次リーグは10月26日から11月2日まで東京で、第2次リーグは11月4日から11月23日まで日光、釧路、苫小牧、札幌、東京で第3次リーグは11月29日から12月8日まで釧路、苫小牧で行われた[2]。
この年からソ連代表の往年のスターであるヴャチェスラフ・スタルシノフが王子製紙で選手兼任コーチとしてプレーした[3]。このことは、野球後進国で王貞治がプレーするようなものと報じられた[4]。
チーム成績
[編集]チーム | 試合数 | 勝 | 敗 | 分 | 得点 | 失点 | 勝ち点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1. | 西武鉄道アイスホッケー部 | 15 | 13 | 2 | 0 | 99 | 27 | 26 |
2. | 王子製紙アイスホッケー部 | 15 | 12 | 3 | 0 | 108 | 35 | 24 |
3. | 国土計画 | 15 | 10 | 4 | 1 | 85 | 43 | 21 |
4. | 岩倉組アイスホッケー部 | 15 | 4 | 9 | 2 | 66 | 78 | 10 |
5. | 十条製紙アイスホッケー部 | 15 | 3 | 12 | 0 | 34 | 106 | 6 |
6. | 古河電工アイスホッケー部 | 15 | 1 | 13 | 1 | 30 | 133 | 3 |
個人成績
[編集]得点
[編集]選手名 | 所属 | 得点 | |
---|---|---|---|
1. | 東毅 | 王子 | 24 |
2. | 若林仁 | 国土 | 24 |
3. | 若林修 | 西武 | 22 |
4. | ヴャチェスラフ・スタルシノフ | 王子 | 20 |
5. | 京谷佳明 | 王子 | 13 |
5. | 桜井秀男 | 岩倉 | 13 |
7. | 垣原功 | 西武 | 12 |
7. | 榛澤務 | 西武 | 12 |
7. | 星野好男 | 国土 | 12 |
7. | 三沢悟 | 西武 | 11 |
7. | 岩本宏二 | 西武 | 11 |
10. | 本間貞樹 | 王子 | 11 |
アシスト
[編集]選手名 | 所属 | アシスト | |
---|---|---|---|
1. | 山内修二 | 国土 | 24 |
1. | 星野好男 | 国土 | 24 |
3. | ダグ・ブキャナン | 西武 | 15 |
3. | 引木孝夫 | 王子 | 15 |
5. | ヴャチェスラフ・スタルシノフ | 王子 | 12 |
5. | 榛澤務 | 西武 | 11 |
7. | 若林仁 | 国土 | 10 |
8. | 岩本宏二 | 西武 | 9 |
8. | 三沢悟 | 西武 | 9 |
8. | 浦辺秀夫 | 王子 | 7 |
オールスター
[編集]ゴールテンダー | 三沢実 (西武) | |||||
ディフェンス | J・マッケンジー (西武) | 堀寛 (西武) | ||||
フォワード | 若林修 (西武) | 榛澤務 (西武) | 引木孝夫 (王子) |
脚注
[編集]- ^ “The 10th Standings”. 日本アイスホッケー連盟. 2019年1月1日閲覧。
- ^ 第10回 日本アイスホッケーリーグ 結成10周年記念 大会プログラム
- ^ 『第36回日本アイスホッケーリーグ観戦ガイド』225頁 日本アイスホッケー連盟 2001年
- ^ 『第36回日本アイスホッケーリーグ観戦ガイド』34頁 日本アイスホッケー連盟 2001年