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第二十九号型水雷艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第二九号型水雷艇から転送)
第二十九号型水雷艇
第29号水雷艇
艦級概観
艦種 水雷艇
艦名 番号
前級 第二十二号型水雷艇
次級 隼型水雷艇
白鷹
要目(竣工時)
排水量 常備:89トン
全長 垂線間長:37.00m (121ft 4in)
全幅 4.19m (13ft 9in)
吃水 1.22m (4ft 0in)
機関 ノルマン式2基
直立式3気筒3段膨張レシプロ1基
1軸、2,000馬力
速力 26ノット
航続距離
燃料 石炭:11.7トン(満載)
乗員
兵装
1894年
5.7cm山内式単装軽速射砲1基[1]
36cm魚雷発射管
旋回式2門、固定式1門
同型艦 2隻

第二十九号型水雷艇(だいにじゅうきゅうごうがたすいらいてい、旧字体:第二十九號型水雷艇)は、日本海軍の二等水雷艇。同型艇2隻。

概要

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1896年(明治29年)度の計画によりフランスのノルマン社で建造された「ノルマン型」水雷艇。建造時はそれぞれ「一号80トン水雷艇」「二号80トン水雷艇」と仮称した。フランス海軍水雷艇第201号型の派生型で出力2,000馬力、速力26ノットに達した。

竣工後は横須賀水雷団に所属、日露戦争では津軽海峡の警備に従事し、第30号が密航船2隻を拿捕している。

同型艦

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2隻ともフランス・ノルマン社で建造され、呉造船廠で組み立てられた。

  • 第29号 : 1900年(明治33年)3月23日竣工。1916年(大正5年)7月1日除籍。
  • 第30号 : 1900年(明治33年)3月30日竣工。1913年(大正2年)4月1日除籍。
艇長
油谷堅蔵 大尉:1906年12月20日 - 1907年4月12日[2]

脚注

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  1. ^ 『日本駆逐艦物語』によると4.7cm砲1門。
  2. ^ 『日本海軍史』第10巻、555頁。

参考文献

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  • 中川努「日本海軍特務艦船史」『世界の艦船 増刊第47集』海人社、1997年3月号増刊、第522集。
  • 福井静夫『福井静夫著作集第5巻 日本駆逐艦物語』光人社、1993年。ISBN 4-7698-0611-6
  • 堀元美『駆逐艦 その技術的回顧』原書房、1969年。ISBN 4-562-01873-9
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第10巻、第一法規出版、1995年。