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学芸大学駅

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第一師範駅から転送)

学芸大学駅
西口(2022年8月)
がくげいだいがく
Gakugei-daigaku
TY04 祐天寺 (1.0 km)
(1.4 km) 都立大学 TY06
地図
所在地 東京都目黒区鷹番三丁目2-1[1]
北緯35度37分44秒 東経139度41分7秒 / 北緯35.62889度 東経139.68528度 / 35.62889; 139.68528座標: 北緯35度37分44秒 東経139度41分7秒 / 北緯35.62889度 東経139.68528度 / 35.62889; 139.68528
駅番号 TY05
所属事業者 東急電鉄
所属路線 東横線
キロ程 4.2 km(渋谷起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線[2]
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]70,598人/日
-2023年-
開業年月日 1927年昭和2年)8月28日[3]
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学芸大学駅(がくげいだいがくえき)は、東京都目黒区鷹番三丁目にある、東急電鉄東横線である[1]駅番号TY05

駅名の由来となった東京学芸大学1964年小金井市へ移転しているが、東京学芸大学附属高等学校は当駅を最寄り駅として現存している[4]

歴史

駅名・周辺地名

碑文谷駅(1932年)

開業時の駅名「碑文谷」(ひもんや)は現在の目黒区南部一帯の広域名称[3]荏原郡碑文谷村が1888年明治21年)に衾村(ふすまむら。現在の目黒区環七通り以南)と合併して碑衾村(ひぶすまむら。1927年に町制を施行して碑衾町)となった際に大字となっていた。駅は碑衾村大字碑文谷字鷹番に設置されたので、大字を駅名として採用した。なお、字の「鷹番」は現在の駅所在地名となっている。

「碑文谷」の由来には諸説あるが、一説には鎌倉街道端にあった碑文を刻んだ石(碑文谷八幡宮に現存)に因むとされている[3]。「鷹番」は江戸幕府が設置した目黒鷹場の鷹番屋敷が置かれていたことに因んでいる。

周辺の目黒区側には、五本木や三谷(さんや)、唐が崎(からがさき)(三谷と唐が崎は住居表示からは消滅)、そして世田谷区側には下馬、さらに野沢がある。

1936年(昭和11年)、それまで赤坂区青山北町(当時)にあった東京府青山師範学校の世田谷下馬町への移転・誘致に東京横浜電鉄が成功、その最寄り駅として「青山師範駅」に改称された。以後、同校の改称に伴って駅名も「第一師範駅」、さらに「学芸大学駅」へと変更された。東京学芸大学は1964年(昭和39年)に小金井市に移転した。

学芸大学移転後、大学受験生から「紛らわしい」という苦情が出るようになった[13]。その後、1999年平成11年)6月には、翌年の2000年(平成12年)の東横線複々線化および東急目蒲線営団地下鉄南北線都営地下鉄三田線乗り入れに伴う線名変更等に伴い、路線図を大幅に刷新することから、駅名変更についても検討されることとなった[13]。周辺住民を対象にアンケートを取り、3分の2以上の賛成が得られれば改名を実施することになっていたが、過半数が反対との結果となり、見送ることとなった[14]

駅構造

島式ホーム1面2線を有する[2]高架駅である。改札とホームを連絡するエレベーターエスカレーターが設置されている[2]トイレは1階改札内にあり[注 2]、乳幼児・オストメイト対応の多機能トイレを設置している[2]。2013年3月16日から開始された東京メトロ副都心線との相互直通運転に備え、10両編成の急行列車が停車できるようにするため、ホーム有効長延伸工事が行われた[15]。同時に耐震補強工事も施工された[15]。2014年3月16日から、電車との接触防止や転落防止用のホームドアが運用開始された[12]

2012年4月11日、学芸大学東急ストアを含む商業施設「GAKUDAI KOUKASHITA」がグランドオープンし、東急ストアと「Gakudai-Yokocho 学大横丁」、「Gakudai-Ichiba 学大市場」、「Gakudai-Komichi 学大小路」が新たにオープンした[11]

のりば

番線 路線 方向 行先
1 TY 東横線 下り 横浜元町・中華街新横浜二俣川方面[16]
2 上り 渋谷池袋川越市所沢方面[17]

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員70,598人である[東急 1]。近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[18]
年度 1日平均
乗降人員[19]
1日平均
乗車人員[20]
出典
1990年(平成02年) 36,918 [* 1]
1991年(平成03年) 37,014 [* 2]
1992年(平成04年) 36,227 [* 3]
1993年(平成05年) 35,545 [* 4]
1994年(平成06年) 35,290 [* 5]
1995年(平成07年) 35,202 [* 6]
1996年(平成08年) 35,167 [* 7]
1997年(平成09年) 34,584 [* 8]
1998年(平成10年) 33,110 [* 9]
1999年(平成11年) 33,033 [* 10]
2000年(平成12年) 32,751 [* 11]
2001年(平成13年) 32,823 [* 12]
2002年(平成14年) 32,575 [* 13]
2003年(平成15年) 63,668 32,464 [* 14]
2004年(平成16年) 64,402 32,704 [* 15]
2005年(平成17年) 65,836 33,364 [* 16]
2006年(平成18年) 67,853 34,356 [* 17]
2007年(平成19年) 69,185 35,120 [* 18]
2008年(平成20年) 69,387 35,203 [* 19]
2009年(平成21年) 70,094 35,510 [* 20]
2010年(平成22年) 70,001 35,359 [* 21]
2011年(平成23年) 69,522 35,096 [* 22]
2012年(平成24年) 71,950 36,277 [* 23]
2013年(平成25年) 74,405 37,444 [* 24]
2014年(平成26年) 74,384 37,345 [* 25]
2015年(平成27年) 75,775 38,049 [* 26]
2016年(平成28年) 77,224 38,737 [* 27]
2017年(平成29年) 77,864 39,019 [* 28]
2018年(平成30年) 78,251 39,205 [* 29]
2019年(令和元年) [東急 2]77,850 38,973 [* 30]
2020年(令和02年) [東急 3]57,308
2021年(令和03年) [東急 4]62,867
2022年(令和04年) [東急 5]67,776
2023年(令和05年) [東急 1]70,598

駅周辺

バス路線

隣の駅

東急電鉄
TY 東横線
特急・通勤特急
通過
急行
中目黒駅 (TY03) - 学芸大学駅 (TY05) - 自由が丘駅 (TY07)
各駅停車
祐天寺駅 (TY04) - 学芸大学駅 (TY05) - 都立大学駅 (TY06)

脚注

注釈

  1. ^ 7月とする文献もある[7]
  2. ^ 2006年3月までは駅構内にはなく、駅外の目黒区設置の公衆トイレを利用する形であった。

出典

  1. ^ a b c 学芸大学駅|各駅情報”. 東急電鉄. 2015年1月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 学芸大学駅|駅構内図”. 東京急行電鉄. 2015年1月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 東急の駅、p.45。
  4. ^ a b 学芸大学駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東急電鉄. 2015年1月11日閲覧。
  5. ^ 『東急の駅・今昔』では12月1日としている。
  6. ^ a b 50年史、pp.1006 - 1007。
  7. ^ a b 50年史、p.1225。
  8. ^ 「東横線中目黒-都立大学間 立体化工事が完成」『交通新聞』交通協力会、1970年2月24日、1面。
  9. ^ a b 50年史、p.1011。
  10. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月12日閲覧 
  11. ^ a b 東横線学芸大学駅の高架下を利用した商業施設「GAKUDAI KOUKASHITA」がグランドオープン』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2012年2月23日。オリジナルの2020年5月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200503083403/https://www.tokyu.co.jp/file/120223-2.pdf2020年5月3日閲覧 
  12. ^ a b HOTほっとTOKYU No.411 2014年5月号 > 東横線 ホームドアの供用を開始しました” (PDF). 東京急行電鉄 (2014年4月20日). 2020年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月3日閲覧。
  13. ^ a b “駅名どうしよう? 東急東横線の都立大学駅・学芸大学駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 東京面(朝刊). (1999年6月10日) 
  14. ^ “「学芸大学・都立大学」駅名存続へ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 35(朝刊・東京). (1999年7月2日) 
  15. ^ a b 東横線渋谷 - 横浜間改良工事 学芸大学駅ホーム延伸工事(東急電鉄)(インターネットアーカイブ・2012年時点の版)
  16. ^ 東横線標準時刻表 学芸大学駅 横浜 元町・中華街 新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。[リンク切れ]
  17. ^ 東横線標準時刻表 学芸大学駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  18. ^ 区勢要覧 - 目黒区
  19. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  20. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  21. ^ a b 東急バス時刻表(学芸大学駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月11日閲覧。

利用状況

東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
東京都統計年鑑

参考文献

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 
  • 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄株式会社、1973年4月18日。 

関連項目

外部リンク