コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

突然段ボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
突然ダンボールから転送)
突然段ボール
出身地 日本の旗 日本 埼玉県深谷市
ジャンル 前衛ロック[1]
活動期間 1977年 -
レーベル
メンバー
旧メンバー 後述を参照

突然段ボール(とつぜんだんボール)は、日本バンド。略称は突段。蔦木栄一(vo)、俊二(g)の兄弟を中心に1977年結成、以来日本のアンダーグラウンドシーンの重要なバンドとして活動し続けている。1980年、パス・レコードよりシングル『ホワイト・マン』でデビュー。

1989年10月14日放送の『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBSテレビ)に出場(エントリーナンバー7)。演奏した曲のタイトルは「凍結」。「完奏」を果たし、ベストコンセプト賞受賞。なお、当時メンバーは2人だけだった。『イカ天年鑑 平成元年編』(ワニブックス)によると、練習場所は「近所の養鶏場の2階」だったという。

2003年、肝硬変のため栄一が逝去するが、弟の俊二を中心とし現在もバンドは活動している。

メンバー

[編集]

過去に在籍していたメンバー

[編集]
  • 蔦木栄一:ボーカル、ドラムス ソロ名義は「H男」
  • 渡部紀義:ベース
  • 渡部義成:ベース
  • 川上啓之:ベース
  • 粟生こずえ:ベース
  • 永田裕:ドラムス
  • 平野智美:ドラムス
  • 五所純子:コーラス
  • 手計舞:コーラス
  • 與板由希子:コーラス
  • 中田絵美:コーラス
  • 瀬尾麻梨奈:コーラス
  • 國井倫明:ドラムス
  • 與板久恭:ベース
  • 松浦徹:ギター
  • 中野善晴:ドラムス
  • モーリー・ロバートソン:ベース
  • チコ・ヒゲ:ドラムス

作品

[編集]

アルバム

[編集]
  • 成り立つかな?(1981年、パス・レコード
  • Live At Loft Shinjuku Tokyo Japan 23 July '81(1982年、FLOOR) ※フレッド・フリス & 突然段ボール
  • LOL COXHILL & Totsuzen Danball(1983年、FLOOR) ※ロル・コックスヒル & 突然段ボール
  • 逆ねじ(1986年、FLOOR) ※20cmフォノシート
  • 抑止音力(1991年、WAX RECORDS
  • 不備(1991年、アルケミーレコード
  • 好きだよ(1993年、WAX RECORDS)
  • ワカラナイ(1995年、日本カセット・テープ・レコーヂング) ※ 石川浩司+突然段ボール
  • スーパー(1995年、WAX RECORDS)
  • 渋谷Club Quattro Live(1995年、日本カセット・テープ・レコーヂング)
  • LOL COXHILL + 突然段ボール2(1998年、WAX RECORDS) ※ロル・コックスヒル & 突然段ボール
  • 突然段ボールの感傷音楽(1999年、OZ disc)
  • 管轄外(2001年、いぬん堂) ※突然段ボール+石川浩司 with おにんこ
  • この世に無い物質(2002年、hormone tank record)
  • お尋ね者(2005年、日本カセット・テープ・レコーヂング)
  • 純粋で率直な思い出(2007年、PERFECT MUSIC)
  • D(2008年、パス・レコード)
  • 魂の一人旅(2010年、日本カセット・テープ・レコーヂング)
  • ありきたりの進歩(2011年、P-VINE RECORDS
  • 突然段ボロイド(2013年、U-Rythmix Records) ※ボーカロイドをフィーチャーしたアルバム
  • 超センシティブ(2014年、P-VINE RECORDS)
  • 恋の波動(2018年、P-VINE RECORDS)
  • マイ・ソング (2021年、いぬん堂)

シングル、EP

[編集]
  • pass live(1980年、パス・レコード) ※GUNJOGACRAYYONとのカップリングEP
  • ホワイト・マン/変なパーマネント(1980年、パス・レコード)
  • 神経質プーハー(1984年、FLOOR) ※17cmLP
  • デラックス・シングル(1999年、いぬん堂)

コンピレーション

[編集]
  • 初期未発表集 Vol.1(1996年、日本カセット・テープ・レコーヂング)
  • アイ・ラブ・ラブ(1997年、OZ disc) ※未CD化/未発表音源集。3枚組
  • 突段 未発表音源発掘!!(2013年、Youth Inc.) ※10枚組ボックスセット

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 岡村詩野 (2009年8月26日). “第6回――突然段ボール”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2022年3月17日閲覧。

文献、映像資料

[編集]
  • 『蔦木語録』むかで屋(2020) ※蔦木俊二インタビュー
  • ドキュメンタリー『回転禁止の青春シリーズ 天国注射の昼 ライブ・イン・日比谷野音 1983.8.21/9.17』東映ビデオ(1984)
  • ドキュメンタリー『ロックに捧げた32年〜「突然段ボール」蔦木俊二』恩地紗代子(2010)

外部リンク

[編集]