空気投
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空気投(くうきなげ)は、柔道に使われる技名。別名空気投げ、真空投(しんくうなげ)、真空投げ。
概要
[編集]空気投と呼ばれる技は二つあり、一つは三船久蔵が開発した隅落である。空気投と言えば、ほとんどが、この技を指すほどである。しかし、隅落は1920年に制定された技であり、空気投はそれ以前までは、浮落の一種[1]であった。その技は、石黒敬七が大学時代の1918年頃に開発した技で、空氣投という異名を持っていた。
1982年の「講道館柔道の投技の名称」制定に際しては講道館では新名称の候補に挙がったが隅落、浮落に含めることとなり採用されなかった[2]。
プロレス技にも「空気投げ」と呼ばれる技が存在している。日本のミゼットプロレスにおいて、リトル・フランキーらトップ選手の間で代々受け継がれてきたフィニッシュ・ホールドで、掛け手が両手を広げて隅落の型を決めると、受け手はその場で前回り受身を取り、そのままピンフォールを取られることとなる。柔道の隅落との決定的な違いは、「相手に触れずに投げ飛ばす」点である。
脚注
[編集]- ^ Mikinosuke KAWAISHI. Ma methode de judo. Jean Gailhat(イラスト). フランス: Judo international. p. 87. "KUKI-NAGE"
- ^ 「柔道の投技の名称について」『柔道』第54巻第2号、講道館、1983年2月1日、22頁。