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積分サークル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
積分サークル
人物
国籍 日本の旗 日本
居住地 日本の旗 日本 大阪府
職業 YouTuber
YouTube
別名 積サー
チャンネル
活動期間 メイン 2018年 -
サブ 2018年 -
ジャンル 勉強、科学、エンターテインメント
登録者数 メイン 約57.7万人
サブ 約11万人
総再生回数 メイン 3億1825万回
サブ 1338万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月12日時点。
テンプレートを表示

積分サークル(せきぶんサークル)は、大阪大学の学生・卒業生から構成される日本YouTuberはなおでんがんのはなおにより設立された。数学理系ネタを題材とした動画を主に投稿している。メインチャンネル「積分サークル」、およびサブチャンネルの「積サーの蔵」を運営している。

内容

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積分の解きやすい24時間の時間帯を調査する[1]素数点を取るまでカラオケを続ける[1]、実際に受験問題やそれを模倣した問題を解く[2]など、数学などの理系科目を題材にした動画を公開している。ただしそればかりに終始せず、バーベキューで野菜しか焼かないドッキリを行うなど、直接的に理系分野と結びつかない動画も公開している。メンバーとの活動は多くが動画の企画になるため、飲み会などのYouTubeと無関係の行事はないと語っている[1]

2018年には積分サークルの会員が高校生に授業をし、その様子を公開する『積塾』を開設した[1]

母体となったはなおでんがんチャンネルとの共同撮影動画も公開されている。例えば、UUUMを退所したはなおでんがんから還元された広告収入100万円を予算とする買い物、寝落ちすると帰宅しなくてはならない宿泊行事、クイズに誤答すると帰宅を命じられる修学旅行などの動画を公開している[3]

構成員

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大阪大学の元学生により構成されている[4]積分法を名前に持つが、その名前のイメージと反して文系の学生も在籍している。当初はYouTube上での活動を行っていなかったため、純粋に数学を好んで所属した学生が多数を占めていたが、後の代になって数学ではなくYouTube活動に興味を抱いて所属する学生が増えている[1]。メンバーは動画の出演者と編集者に大きく分担される[1]

所属人数は2018年時点で20人以上[1]、2023年時点で9人。脱退済みの者も含め、主なメンバーを以下に示す。

現在のメンバー

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わが[5][6]
(1999-10-19) 1999年10月19日(25歳)生まれ。経済学部経済・経営学科卒。北野高校卒。大阪府出身。はなおでんがん解散後は、さるえると共に中心メンバーとして活動している[7]
さるえる[6]
1999年6月25日(25歳)生まれ。工学部電子情報工学科卒。数学の中では特に確率や場合の数などを得意としている。2024年10月26日の積分サークルの動画で初めて石川県出身だと明かした。分析や心理戦が得意。はなおでんがん解散後は、わがと共に中心メンバーとして活動している[7]。また、現在は活動休止中だが2019年8月に「さるえるホールディングス」という個人チャンネルを開設した。
キム・ヒョジュン
(1997-08-25) 1997年8月25日(27歳)生まれ。理学部数学科[8]。2018年度3回生[1]静岡県出身。2016年の入部テスト動画ではなおと出会い、積分サークルに入会[8]。入部テストの動画にて「それは短歌ではないでしょうか」と発言し、その後キムを代表する言葉となった。アイドルの琴海りおのファン[9]マイナビのインタビューでは、パズルを解くような感覚を抱けるために数学が好きであるとコメントしている[1]
2020年の夏ごろに「チーム内で問題を起こした」として謹慎処分を受けたが、被害者の精神的なケアとプライバシーに配慮し詳細は明かされなかった。約2年後の2022年7月10日からYouTubeに復帰し、はなおでんがんおよび積分サークルでの活動を再開した[10]。はなおでんがん解散前には、就職先が決定したことを明らかにした[11]。だが2024年4月1日の積分サークルの動画で辞職していたことを明らかにした。
はしけん
基礎工学部電子物理科学科卒。2022年大学院修士課程修了。社会人をしながらYouTubeを続けている。また、はしけん家という個人チャンネルでゲーム実況を行なっている。2024年10月20日に積分サークルとはしけん家の動画で、大学時代から付き合っていた方と3月に結婚していたこと発表をした。大阪府出身。
たっつー
経済学部経済・経営学科卒。2022年大学院修士課程修了。社会人をしながらYouTubeを続けている。大阪府出身。
ゆうゆう
(1998-07-26) 1998年7月26日(26歳)生まれ。理学部化学科卒。院試には二回落ちている[12]。社会人をしながらYouTubeを続けている。また、 旧メンバーのたかたか等とともにペラもりというチャンネルにも出演。奈良県出身。
るんとう
理学部物理学科。2022年度4回生。2019年度の物理学科のAO入試首位合格者である。2023年4月の動画で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の入学試験に合格し、現在はUCLAの日本人2人目の物理専攻生である。[13] その中でもUCLAでの1年前期のGPA平均が4.0(オールA)だったらしい。

過去のメンバー

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たかたか
大阪大学工学部中退。数学は苦手な人間が多い分、少しの勉強で優位に立てる点が好きであると語っている[1]。ゆうゆう等とともにペラもりというチャンネルで活動している。
のえりん
外国語学部外国語学科フランス語専攻。2018年度1回生。文系であり、数学は嫌いであると主張している[1]西島隆弘のファン[14]
まるちゃん
医学部保健学科看護学専攻。2022年度4回生。学業に専念するため卒業。2024年の動画で、大学院に進んだことが明らかになっている[15][16]
おってぃー
理学部化学科卒。2022年度大学院1回生。岡山県出身。大学院での研究や就職活動に専念するため、2023年5月12日をもって、積分サークルを卒業した[17]
ぴろまる
(1998-09-26) 1998年9月26日(26歳)生まれ。理学部生物科学科卒。2022年度3回生[18]奈良県出身[19]。ポンコツキャラだが、センター生物満点阪大生物8割を取り生物科学科4位合格で入学している。数学が苦手のようである。2021年に個人チャンネルを開設し、同年3月までにチャンネル登録者数11.8万人を達成。同期間中の新チャンネル登録者数で12位を記録した。現在は全動画が非公開になっている[20]。2023年1月時点では2留1休[18]。2024年3月30日をもって就職のため積分サークルを卒業した。
すん
(1999-04-29) 1999年4月29日(25歳)生まれ。理学部化学科卒。神奈川県出身。2022年から2年後就職予定[21]。物理や化学の話題を豊富に持つ[22]。WebメディアQuizKnockのファンで、特に伊沢拓司に憧れを抱いている。ただし、2019年のQuizKnockとの夏合宿のドッキリ企画で伊沢からQuizKnockへの移籍を打診された際には、はなおへの恩義を理由に拒否している[23]。2024年3月30日をもって就職のため積分サークルを卒業した。しかし、これからも動画撮影に来ると表明している。

沿革

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「日本一需要のないサークルを作る」として、2014年に当時学生であったはなおでんがんのはなおが大阪大学内に設立。そして2016年にYouTubeの企画としてはなおが入部テストを開催。これによりメンバーを増やし、2017年からはなおチャンネル(現はなおでんがん)の動画に出演を始めた。ただし動画が出る前は、キム曰く1年間一切活動していなかったらしい。2018年から個別のチャンネルを開設して独立した[1][24]。同年中に大阪大学の学祭である「まちかね祭」でイベントを開催した[25]

2018年9月時点でチャンネル登録者数は10万人を超え[1]、2019年4月時点で19万人を突破[26]。2020年8月にはNHK Eテレ沼にハマってきいてみた』にメンバーが出演し、スマートフォンパソコンのビデオチャットを用いたリモート遊びを紹介した[27][28]

2021年9月、はなおの設立していたアパレルブランド「EDDEN ELLEN」のプロデュースのため関西コレクションに出演。はなおでんがんとの共演となった[29]。関西コレクションには翌年3月にも出演した[30]

2023年1月19日、さるえるとわがの2名で積分サークルの弟分となる新しいサークルを設立することを公表。当該団体の加入条件にはYouTube活動に対するモチベーションが高いことや2023年入学の大阪大学の学生であることが挙げられた。その2日後である1月21日、大学入学共通テストが終了して出願が開始される時期に募集をかけたことに関し、2名は倍率の変動やそれに伴う受験生への精神的負担を挙げ、配慮が欠けていたと謝罪動画を公開した[6]。そして4月に新入生を募集し、「7限レポート」を立ち上げるも、メンバー間での方向性の違いで2024年2月に解散した。

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 「日本一需要のないサークル」なのにチャンネル登録10万人! 阪大積分サークルって?”. マイナビ (2018年9月10日). 2021年6月9日閲覧。
  2. ^ “tan治郎”の市松模様を数式で表現 現役東大生による斬新な数学解説に「理解できないが面白い」”. オリコン (2021年5月19日). 2021年6月9日閲覧。
  3. ^ こたにな々 (2021年9月5日). “後輩に100万円や東海オンエアのオマージュも 事務所退所後も好調、はなおでんがんが見せる独自の企画力”. Real Sound. 2021年9月6日閲覧。
  4. ^ 人気Youtuberぴろまるが大阪ガスの研究開発拠点に潜入! ミライの新技術がすごかった”. マイナビ (2023年). 2023年3月29日閲覧。
  5. ^ コンタケ (2022年12月11日). “松屋“肉の厚さのこだわり”ポスターがよく考えたらおかしいと話題に 「なら何ミリでもだめじゃね…?」「日本語難しい」”. ねとらぼ. ITmedia. 2023年1月3日閲覧。
  6. ^ a b c 中野亜沙子 (2023年2月1日). “「出願期間は倍率が上昇する」阪大発YouTuberグループのメンバー募集に賛否 母校との適切な距離感とは?”. RealSound. 2023年2月8日閲覧。
  7. ^ a b (日本語) はなでん解散後の積サーってどんな感じなん?積サーの"さるえる"とドライブしながら本音で話します。, https://www.youtube.com/watch?v=ipp8Ph4mOa0 2023年5月12日閲覧。 
  8. ^ a b キム・ヒョジュン 著者”. 河出書房新社. 2021年6月9日閲覧。
  9. ^ 【はなおでんがん】「おかえり名古屋!」3ヶ月ぶりスタジオ復帰はツッコミどころ満載【第17回】”. 東海ラジオ (2020年7月26日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
  10. ^ 都築陵佑 (2022年7月22日). “積分サークルのキム・ヒョジュン活動再開 先輩 はなおでんがんと共に陳謝”. KAI-YOU. 2022年8月21日閲覧。
  11. ^ (日本語) 【卒業】キムの新しい就職先が決まったのでサプライズ北海道旅行に連れてくぜ!!!!!, https://www.youtube.com/watch?v=0cjmirF_e1o 2023年3月21日閲覧。 
  12. ^ (日本語) 今年度で卒業する上回生の進路について。, https://www.youtube.com/watch?v=fzhfl63nPHo 2023年1月19日閲覧。 
  13. ^ (日本語) るんとうが受験した超難関大学の結果を報告します【全19大学】, (2023年4月21日), https://www.youtube.com/watch?v=ZlXP49oWlR4 2023年5月12日閲覧。 
  14. ^ 【はなおでんがん】「推しと彼氏、どっち取る?」究極の質問に初ラジオのえりんが答えます【第16回】”. 東海ラジオ (2020年7月18日). 2021年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
  15. ^ (日本語) 今後の積分サークルについて, https://www.youtube.com/watch?v=PoAApZU0WHY 2023年1月21日閲覧。 
  16. ^ 【Xで4万いいね】力学と波動と電磁気と原子が混じった超難問をるんとう教授が教えてくれますhttps://www.youtube.com/watch?v=VnfqSrOP49w2024年4月14日閲覧 
  17. ^ (日本語) おってぃが積分サークルを卒業します, (2023年5月12日), https://www.youtube.com/watch?v=W8dGBmh4YuU 2023年5月12日閲覧。 
  18. ^ a b (日本語) 今年度で卒業する上回生の進路について。, https://www.youtube.com/watch?v=fzhfl63nPHo 2023年1月19日閲覧。 
  19. ^ (日本語) 【緊急事態】地図禁止!県境チキンレースがスリル満点ドキドキすぎたwwwwwww【負けたら県境反復横跳び】, https://www.youtube.com/watch?v=mhpVHTbgvtA 2023年1月27日閲覧。 
  20. ^ YouTube対象「インフルエンサーパワーランキング 2021年1~3月」発表 No.1 TikTokerじゅんや・コムドットら新鋭が大躍進”. Real Sound (2021年4月22日). 2021年6月9日閲覧。
  21. ^ (日本語) あと数年で就職??積サーのいじられキャラ"すん"とドライブして、死ぬほど話したwww, https://www.youtube.com/watch?v=hv-bATAV-ys 2023年1月19日閲覧。 
  22. ^ すん 著者”. 河出書房新社. 2021年6月9日閲覧。
  23. ^ 汐華熱波 (2019年9月16日). “憧れの伊沢拓司から「Quizknock」に誘われたら? YouTuberはなおのドッキリは感動の結末に”. Real Sound. 2021年6月9日閲覧。
  24. ^ 川崎龍也 (2019年4月7日). “高偏差値&抜群の企画力! 異色の理系YouTuber「はなお」とは?”. Real Sound. 2021年6月9日閲覧。
  25. ^ 第59回まちかね祭 ステージ企画”. 大阪大学大学祭中央実行委員会. 2021年6月9日閲覧。
  26. ^ 【講師が通う大学紹介シリーズ第2弾~大阪大学編~】阪大マイナー情報!!”. 武田塾. 2021年6月9日閲覧。
  27. ^ 「人気ユーチューバーの遊びアイデア連発!“リモート遊び沼”」”. NHK. 2021年6月9日閲覧。
  28. ^ 番組表検索結果詳細”. NHK. 2021年6月9日閲覧。
  29. ^ 人気YouTuber・はなおでんがん、“積分サークル”メンバーと仲良くランウェイ<関コレ2021A/W>”. モデルプレス. ネットネイティブ (2021年9月5日). 2021年9月6日閲覧。
  30. ^ 人気YouTuber・はなおでんがん、2人でウォーク 笑顔でステージ盛り上げる<関コレ2022S/S>”. モデルプレス. ネット・ネイティブ (2022年3月25日). 2022年3月31日閲覧。

外部リンク

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