称念寺 (奈良市)
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称念寺 | |
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称念寺 | |
所在地 | 奈良県奈良市東木辻町49 |
位置 | 北緯34度40分28.41秒 東経135度49分42.91秒 / 北緯34.6745583度 東経135.8285861度座標: 北緯34度40分28.41秒 東経135度49分42.91秒 / 北緯34.6745583度 東経135.8285861度 |
山号 | 一心山 |
院号 | 築地院 |
宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 仁安3年(1168年) |
開基 | 俊乗坊重源上人 |
中興年 | 慶安元年(1648年) |
中興 | 頓誉上人 |
法人番号 | 7150005000214 |
歴史
[編集]仁安2年(1167年)、俊乗坊重源が入宋して善導大師の旧跡終南山悟真寺にいたり、大師の尊像を懇願した[1]。翌年日本に戻り、この寺を再建したという[1]。よって開基は重源とされる[1]。
後に広瀬郡細井戸村浄土寺の第3世頓誉が阿弥陀如来を祀り、浄土信仰の寺とした[1]。
木辻遊廓内にあったため、廓内娼妓死亡の際には引導寺となり、往生浄土の回向を扱ってきたという[2]。
境内
[編集]本堂
[編集]内陣に宮殿厨子があり、中に本尊阿弥陀如来と観音・勢至の両脇侍を祀っている[1]。左右に善導大師立像と法然坐像を安置する[1]。この善導大師像は中国伝来とされ、下半身には金箔が施されていない[1]。
昭和49年に修理を行ったが、寛永年間改築の棟札があったという[1]。
愛染堂
[編集]芭蕉の句碑
[編集]菊能香也奈良爾盤婦留幾仏達[2] (きくのかや ならにはふるき ほとけたち)
の句を詠んだ[1]。寛政5年(1793年)に芭蕉百回忌が行われた際、本堂前にこの句の碑が建てられ、現在まで残る[1]。
六字名号碑
[編集]本堂前の無縁塔(納骨堂)や墓地には、室町時代からの碑がいくつか残っているが、中でも重要なものに、無縁塔頂上の大きい板碑型六字名号碑がある[1]。これは慶長19年(1614年)10月に建立されたもので、第2代玄蓮社誠誉上人の名がある[1]。