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秋田県道56号秋田天王線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田天王線から転送)
主要地方道
秋田県道56号標識
秋田県道56号 秋田天王線
主要地方道 秋田天王線

あきた・てんのうせん
新国道
総延長 36.5 km
実延長 31.3 km
制定年 1994年
開通年 未調査
起点 秋田市下浜羽川字上野
国道7号交点
終点 潟上市天王字蒲沼
国道101号交点、棒沼台交差点
接続する
主な道路
記法
国道7号標識 国道7号
都道府県道65号標識
秋田県道65号寺内新屋雄和線
国道13号標識 国道13号
都道府県道28号標識
秋田県道28号秋田岩見船岡線
都道府県道26号標識
秋田県道26号秋田停車場線
都道府県道72号標識
秋田県道72号秋田北インター線
国道101号標識 国道101号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

秋田県道56号秋田天王線(あきたけんどう56ごう あきたてんのうせん)は、秋田県秋田市から潟上市までの県道主要地方道)である[1]

概要

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当路線は起点の秋田市下浜羽川で国道7号と別れ、JR東日本下浜駅前を通り、国道7号と合流。同市浜田滝の下で別れてJR東日本 羽越本線 新屋駅近くを通り、秋田大橋雄物川を渡ると、茨島交差点で国道13号に接続する。茨島交差点からは国道7号交点まで新国道(後述)と呼ばれる区間で、秋田市の中心部を南北に縦断し、臨海道路入口交差点で再び国道7号に合流する。

秋田市飯島道東の北港入口交差点で国道7号から西へ分岐し、日本海の海岸沿いを北上して、道の駅てんのう付近(潟上市天王字蒲沼・終点)で国道101号に合流する。

起点近くでは秋田砂丘の林間を、秋田港以北では日本海の砂浜海岸沿いを通り、それ以外の区間は市街地を通る。

秋田市川元開和町付近

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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  • 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省により県道新屋土崎港線の一部と県道秋田男鹿線の一部が主要地方道秋田天王線に指定される[5]
  • 1994年(平成6年)4月1日 - 県道新屋土崎港線と県道秋田男鹿線の主要地方道の区間が秋田天王線として秋田県道に認定される[3]
  • 2002年(平成14年)9月20日 - 国道101号バイパス開通とともに当県道の終点(国道101号交点)の位置を変更する[6]
  • 2003年(平成15年)12月16日 - 秋田市浜田字滝ノ原(のちの起点)から同市川元開和町まで開通し、道路の区域変更と供用を開始した[7]
  • 2013年(平成25年)9月6日 - 秋田県立大学の南側を通る支線(現道と国道7号との接続線)が供用開始する[8]
  • 2014年(平成26年)4月8日 - 支線の一部(秋田市下新城中野字街道端西234番2地内)が供用開始する[9]
  • 2014年(平成26年)8月1日 - 秋田市飯島道東一丁目1から下新城中野字街道端西までの経路を1本化し、支線を区域除外[10]
  • 2022年令和4年)1月21日 - 秋田市下浜羽川字上野から秋田市浜田字滝の原の区間が区域追加・供用(一般国道7号に重用)[4]
  • 2022年(令和4年)3月29日 - 秋田市飯島字古道下川端から上新城中字南波掛の区間(秋田港アクセス道路)が区域追加[11]
  • 2022年(令和4年)4月1日 - 国道7号下浜道路に並行する旧道の秋田市下浜羽川字上野から下浜桂根字浜田までが国道7号の区域を外れ、秋田県に移管される[12]

路線状況

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都市計画道路

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以下の都市計画道路と路線が一部重複する[1]

  • 新屋土崎線
  • 大浜上新城線

バイパス

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  • 秋田港アクセス道路
    • 秋田港秋田北ICを結ぶアクセス道路である。現在のアクセス経路には滞留長の短い踏切や鋭角交差点が存在し、また渋滞箇所があるため、これらをバイパスするするものである。秋田県により2019年度(平成31年度)に事業化された。都市計画道路の路線名は3・6・13号大浜上新城線[13]
    • 道路規格 - 第3種第2級
    • 設計速度 - 60 km/h
    • 幅員 - 10.0 m
      • 車線幅 - 3.5 m

[14]

別名・愛称

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新国道[1][15]
当路線のうち、国道7号の旧道にあたる区間の一部は「新国道」の愛称で親しまれている。新国道と呼ばれる区間は、山王十字路から土崎臨海十字路交差点とする場合[16]と、茨島交差点から土崎臨海十字路交差点とする場合[17]がある。江戸時代以来の羽州街道がそのまま国道(旧道路法に基づく、いわゆる大正国道の5号)だった時代に鉄砲町交差点から中央一丁目交差点(それぞれ山王十字路の北300m、土崎臨海十字路の東100m)までが新しくバイパスとして建設され、その時「新国道」と呼ばれるようになったため、前者が当初新国道と呼ばれた区間に近いが、明確な区間の定義がなされておらず人によってさまざまである。「新国道」の愛称は、1974年(昭和49年)に秋田北バイパスが開通し[18]当路線が国道7号の指定を解除された後も、秋田中央交通の路線バスの経路名(新国道経由土崎線など)や沿道の施設名・店舗名(秋田新国道郵便局、新国道モールなど)に広く使われ続けている。

重複区間

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  • 秋田県道65号寺内新屋雄和線(秋田市浜田館ノ丸・大森山動物園交差点 - 秋田市新屋表町・新屋駅入口交差点)
  • 国道7号国道101号国道285号(土崎港南一丁目・臨海道路入口交差点 - 秋田市飯島道東・北港入口交差点)、3.3km[2]
  • 国道7号(秋田市下浜羽川字上野 - 秋田市下浜桂根字浜田)

冬期閉鎖区間

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交通不能区間

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  • なし[20]
  • 期日指定通行規制区間 : 秋田県秋田市山王三丁目4番地先(東北電力前交差点) - 秋田市山王二丁目11番地24号先(鉄砲町交差点)
    • 竿灯期間中の毎年8月3日 - 6日の18時15分 - 21時30分[21][22]

道路施設

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道の駅

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橋梁

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地理

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新屋大川町より南方向
新屋大川町より北方向

起点から国道7号の接続点(臨海道路入口交差点)までは、秋田北バイパスおよび秋田南バイパスが完成するまで国道7号の本線だった区間である。秋田南バイパス全線開通後の2004年平成16年)4月1日に起点から茨島交差点までの区間が国道指定を解除され本県道に編入される[25]まで、当県道の経路は幾度となく変更されている。

なお、茨島交差点は、追突事故・右折時の衝突事故が年間を通して多発し[26]、山王交差点は事故が多い交差点で、2013年(平成25年)で秋田県ワースト2(山王十字路交差点)になるなど危険な交差点である。(秋田魁新報調べ)[27]

交差する道路

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施設名 接続路線名 備考 所在地
国道7号(下り方面・下浜道路 起点 秋田市下浜羽川字上野
秋田県道240号川添下浜停車場線 下浜駅 秋田市下浜羽川字下野
国道7号 秋田下浜桂根字浜田
以下、国道7号と重複
浜田滝川交差点
(立体)
国道7号秋田南バイパス 秋田市浜田字滝ノ原
大森山動物園交差点 秋田県道65号寺内新屋雄和線 県道65現道・新屋豊岩線交点 秋田市浜田館ノ丸北緯39度40分14.21秒 東経140度4分56.75秒
新屋駅入口交差点 秋田県道65号寺内新屋雄和線 秋田市新屋表町北緯39度40分50.6秒 東経140度5分6.92秒
茨島交差点 国道13号秋田北バイパス
(=重複 国道46号
事故多発地点 秋田市茨島二丁目北緯39度42分11.87秒 東経140度6分18.14秒
山王五丁目交差点 秋田市道川尻広面線 ドン.キホーテ秋田店 秋田市山王五丁目
山王十字路交差点
(旭北出入口)
秋田県道26号秋田停車場線
秋田県道62号秋田北野田線秋田中央道路
事故多発地点
県道62号起点
秋田市旭北錦町北緯39度43分9.7秒 東経140度6分29.7秒
(秋田市旭北栄町)
操車場入口交差点 秋田県道126号秋田操車場線 県道126号終点 秋田市泉字登木北緯39度44分12.16秒 東経140度5分52.48秒
野村交差点 秋田県道72号秋田北インター線 県道72号終点 秋田市外旭川字三千刈北緯39度44分33.12秒 東経140度5分32.43秒
以下、国道7号重複区間(=重複 国道101号・国道285号)
土崎臨海十字路交差点 国道7号・秋田北バイパス
(=重複 国道101号国道285号
秋田市土崎港南一丁目北緯39度44分59.07秒 東経140度4分1.3秒
道の駅あきた港 秋田県臨港道路経由 秋田市土崎港西一丁目
臨港警察署入口交差点 秋田県道25号秋田港線 県道25号終点 秋田市土崎港西三丁目北緯39度45分14.71秒 東経140度4分1.1秒
土崎公民館入口交差点 秋田県道161号土崎停車場線 県道161号終点 秋田市土崎港中央五丁目北緯39度45分27.31秒 東経140度4分3.34秒
相染こ線橋北交差点 秋田県道231号上新城土崎港線 県道231号終点 秋田市土崎港北七丁目北緯39度45分54.69秒 東経140度4分5.17秒
北港入口交差点 国道7号
(=重複 国道101号・国道285号)
秋田県道112号久保秋田線 国道7号経由150m)
秋田市飯島道東北緯39度46分43.93秒 東経140度4分5.73秒
以上、国道7号重複区間(=重複 国道101号・国道285号)
出戸浜海水浴場前交差点 秋田県道123号出戸浜停車場出戸浜線 県道123号終点 潟上市天王字下浜山北緯39度50分25秒 東経140度0分50.9秒
道の駅てんのう 潟上市天王字江川上谷地
棒沼台交差点 国道101号
(秋田県道104号男鹿昭和飯田川線)
終点
県道104号には国道101号 600mで接続
潟上市天王字蒲沼

沿線の施設

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保戸野千代田町付近にて。山王十字路以北の沿道では新国道モールなどの「新国道」を称した施設が並ぶ。

脚注

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  1. ^ a b c 建設部道路課(路線名) 2015, p. 1
  2. ^ a b c d 建設部道路課(道路現況) 2015, p. 6
  3. ^ a b c 建設部道路課(起点終点) 2015, p. 7
  4. ^ a b 秋田県告示第25号」(PDF)『秋田県公報』第272号、秋田県、2022年1月21日、2022年4月5日閲覧 
  5. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  6. ^ 公報第1404号” (PDF). 告示第629号・第632号. 秋田県 (2002年9月20日). 2013年10月1日閲覧。〔終点が南秋田郡天王町天王字蒲沼92番4地先から92番1地先に変更〕
  7. ^ 公報第1531号” (PDF). 告示第1006号. 秋田県 (2003年12月16日). 2013年10月1日閲覧。
  8. ^ 公報2521号”. 告示417号. 秋田県 (2013年9月6日). 2013年10月1日閲覧。
  9. ^ 公報2579号”. 告示191号. 秋田県 (2014年4月8日). 2014年4月11日閲覧。
  10. ^ 秋田県告示第413号」(PDF)『秋田県公報』第2611号、秋田県、2014年8月1日、2022年4月5日閲覧 
  11. ^ 秋田県告示第163号」(PDF)『秋田県公報』第290号、秋田県、2022年3月29日、2022年4月5日閲覧 
  12. ^ 国道7号下浜道路に並行する現道区間が国土交通省の管理から秋田県の管理になります” (PDF). 国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所・秋田県建設部道路課 (2022年3月29日). 2022年4月5日閲覧。
  13. ^ 秋田港アクセス道路 事業計画図” (PDF). 秋田市. 2022年4月5日閲覧。
  14. ^ 秋田港アクセス道路 事業計画図” (PDF). 秋田県. 2022年4月5日閲覧。
  15. ^ 秋田市裏ガイド(1)県道なのに「新国道」 - 秋田魁新報電子版 2017年4月20日付
  16. ^ トピック/知って得する?川と道の豆知識”. 国土交通省 東北地方整備局 秋田国道河川事務所. 2014年2月27日閲覧。
  17. ^ 広報あきたオンライン2009年7月3日号”. 秋田市 (2009年7月3日). 2014年2月27日閲覧。
  18. ^ 広報あきたオンライン1974年5月1日号”. 秋田市 (1978年5月1日). 2017年5月12日閲覧。
  19. ^ 冬期閉鎖路線一覧”. 秋田県 建設部道路課. 2015年11月1日閲覧。
  20. ^ 通行不能区間一覧”. 秋田県 建設部道路課. 2015年11月1日閲覧。
  21. ^ 軽車両を除く一般車両通行止め
  22. ^ 会場案内 交通規制(竿燈まつり公式)
  23. ^ 道の駅あきた港は国道7号で登録。
  24. ^ 失われた鉄道より
  25. ^ 記者発表資料 秋田市内の一般国道7号部分 県道に移管され道路管理者は秋田県に「主要地方道秋田天王線に」 秋田県管理の開始は4月1日から”. 秋田河川国道事務所. 2017年8月3日閲覧。
  26. ^ 秋田市茨島交差点”. 秋田県幹線道路協議会(みちナビ秋田). 2011年5月8日閲覧。
  27. ^ 秋田県 平成25年の交通事故多発交差点 一覧”. 一般社団法人日本損害保険協会. 2014年12月28日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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