秋田喜代美
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人物情報 | |
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生誕 |
1957年(66 - 67歳) 日本・大阪府 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
東京大学文学部 東京大学教育学部 東京大学大学院教育学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
学校教育学 発達心理学 教育心理学 |
研究機関 | 学習院大学 |
学位 | 博士(教育学) 東京大学 |
学会 |
日本質的心理学会 日本教育方法学会 日本発達心理学会 ヨーロッパ教授学習学会 日本教師学学会 国際行動発達学会 米国教育学会 日本保育学会 日本教育学会 日本認知科学会 日本読書学会 日本心理学会 日本乳幼児教育学会 日本教育心理学会 |
主な受賞歴 |
日本教育心理学会城戸奨励賞 発達科学研究センター発達科学研究奨励賞 日本読書学会読書科学研究奨励賞 日本読書学会読書学会賞 日本乳幼児教育学会学会論文賞 こども環境学会ポスター発表賞 こども環境学会学会賞著作・論文賞 |
脚注 |
秋田 喜代美(あきた きよみ、1957年 - )は、日本の教育学者、心理学者。東京大学名誉教授。専門は、発達心理学、教育心理学、保育学、学校教育学。
経歴
[編集]大阪府生まれ。お茶の水女子大学附属小学校、お茶の水女子大学附属中学校、お茶の水女子大学附属高等学校、東京大学文学部社会学科を卒業後、富士銀行勤務、専業主婦を経て、東京大学教育学部に学士入学[1][2][3][4]。1991年、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1996年、東京大学より博士(教育学)の学位を取得。学位論文名は「読書の発達過程: 読書に関わる認知的要因・社会的要因の心理学的検討」[5]。
立教大学文学部助教授を経て、東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院教育学研究科付属発達保育実践政策学センター初代センター長(2015.7-2019.3)。2012年より2019年2月まで、OECD ECEC Network, Bureau Member. 2021年退任、名誉教授。
2012年より現在まで、世界授業研究学会(WALS)副会長。こども家庭庁こども家庭審議会会長 (2023年4月~) 。内閣府子ども子育て会議会長(2019年9月-2023年3月)。文部科学省中央教育審議会教員養成部会委員・教育課程部会委員。厚生労働省社会保障審議会委員、同児童部会長、同福祉分科会座長。日本保育会元会長(第7代)。日本読書学会元会長。日本保育学会理事、日本読書学理事、日本乳幼児教育学会代議員、日本教育学会理事、日本教育心理学会理事、日本心理学会代議員など。
社会的活動
[編集]- 日本学術会議第一部会会員(第20期、21期、22期)、同連携会員(現在)、国立教育政策研究所幼児教育センター上席フェロー、OECDイノベーションスクールネットワーク研究総括、NPOブックスタート理事、文字活字文化推進機構評議員、ソニー教育財団評議員、児童教育振興財団評議員、日本教材文化研究財団評議員ど。
著書
[編集]単著
[編集]- 『読書.の発達過程 読書に関わる認知的要因・社会的要因の心理学的検討』(風間書房、1997年)
- 『読書の発達心理学―子どもの発達と読書環境』(国土社、1998年)
- 『知をそだてる保育:遊びで育つ子どものかしこさ』(ひかりのくに、2000年)
- 『子どもをはぐくむ授業づくり』(岩波書店、2000年)
- 『読む心・書く心』(北大路書房、2002年)
- 『保育のこころもち』(ひかりのくに、2009年)
- 『保育のみらい』(ひかりのくに、2011年)
- 『学びの心理学―授業をデザインするー』(左右社、2012年)
- 『続 保育のみらいー園コンピテンスを高めるー』(ひかりのくに、2015年)
- 『リーダーは保育をどうつくってきたか:事例でみるリーダーシップ研究』(フレーベル館,2018)
- 『新保育の心もち』(ひかりのくに、2019年)
共著
[編集]- (坂本篤史との共著)『学校教育と学習の心理学』(岩波書店、2015年)
- (あゆのこ保育園との共著)『秋田喜代美の写真で語る保育の環境づくりーやってみませんか、写真でとらえる、写真でかたる、写真とともにつたえる、子どもと環境についての園内研修』(ひかりのくに、2016年)
- (小西祐馬・菅原ますみとの共著)『貧困と保育』(かもがわ出版、2016年)
- (石田佳織・辻谷真知子・宮田まり子・宮本雄太との共著)『園庭を豊かな育ちの場に: 実践につながる質の向上のヒントと事例』(ひかりのくに,2019)
- (斎藤兆史・藤江康彦との共編著)『メタ言語能力を育てる文法授業:英語科と国語科の連携』(ひつじ書房、2019)
共訳
[編集]- (佐藤学との共訳)ドナルド・ショーン『専門家の知恵―専門家は行為しながら考える』(ゆみる出版、2001年)
- (木村優・篠原岳司との共訳)アンディ・ハーグリーブス『知識社会の学校と教師』(金子書房、2015年)
- (淀川裕美との共訳)イラム・シラージ、デニス・キングストン、エドワード・メルウィッシュ『「保育プロセスの質」評価スケール:乳幼児期の「ともに考え、深め続けること」と「情緒的な安定・安心を捉えるために」』(明石書店、2016年)
編著
[編集]- (キャサリン・ルイスとの共編著)『授業の研究 教師の研究―レッスンスタディへのいざない』(明石書店、2008年)
- (佐藤学・志水宏吉・小玉重夫・北村友人との共編著)『岩波講座 第1巻 教育の再定義』(岩波書店、2016年)
- (日本保育学会 編、秋田喜代美 責任編集)『保育学講座1 保育学とはー問いと成り立ちー』(東京大学出版会、2016年)
- (佐藤学・志水宏吉・小玉重夫との共編著)『岩波講座 第5巻学びとカリキュラム』(岩波書店、2017年)
監修
[編集]- 『あらゆる学問は保育につながる』(東京大学出版会、2016年)
- (神長美津子との 監修)『園内研修に生かせる実践・記録・共有アイディア:「科学する心」をはぐくむ保育』(学習研究社、2016年)
- 『こころを育てるおはなし101』(高橋書店、2015年)
受賞歴
[編集]- 平成元年7月 日本教育心理学会城戸奨励賞受賞
- 平成 2年3月 (財)発達科学研究センター発達科学研究奨励賞受賞
- 平成 4年8月 日本読書学会読書科学研究奨励賞受賞
- 平成26年8月 日本読書学会読書学会賞受賞
- 平成27年11月日本乳幼児教育学会 学会論文賞受賞(共著論文で受賞)
- 平成28年4月こども環境学会ポスター発表賞(共同研究発表で受賞)
- 令和2年5月こども環境学会学会賞 著作・論文賞(共著第一著者として受賞)
脚注
[編集]- ^ “心理学ジュニアライブラリ 読む心・書く心―文章の心理学入門”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “保育の温もり―続保育の心もち”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2023年2月11日閲覧。
- ^ 日経BP. “秋田喜代美 子の発達に学ぶ意欲刺激され、再び大学へ:日経xwoman”. woman.nikkei.com. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “教育心理学者 秋田喜代美先生(前編)|KUMON now! スペシャルインタビュー|公文教育研究会”. KUMON now!. 2023年2月11日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース