秋津島
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秋津島、秋津洲(あきつしま、あきづしま)
- 日本の本州の古代の呼称。日本最古の歴史書『古事記』(712年献上)では「大倭豊秋津島」(おおやまととよあきつしま)、また、同じく歴史書『日本書紀』(720年完成)では「大日本豊秋津洲」(おおやまととよあきつしま)と、表記している。国産み#比較表
- 転じて、日本の異名の一つ。日本神話においては、神武天皇が国土を一望してトンボのようだと言ったことが由来とされている。(神話学者の松前健はもともとは吉野郡の蜻蛉の宮、秋津の野(「万葉集」)などで知られた地名が元だとしている。なお「古事記」雄略天皇の吉野の歌にも日本国をアキツシマと呼んでいる記事がある[1] )→ トンボ#日本語名称
- 日本海軍の軍艦、秋津洲(あきつしま)。2.が名前の由来。
- 海上保安庁のヘリコプター2機搭載型巡視船「あきつしま」。2.が名前の由来。平成22年度計画で建造された。
- 小惑星 (10727) 秋津島。2.が名前の由来。1987年2月25日、日本の新島恒男と浦田武によって発見。
- 秋津島 (小説) は、鷹野祐希のライトノベル作品。
- 秋津島 (漫画) は、ホラーハウス(大陸書房)に連載されていたうつぎ鳥子の漫画作品。
- あきつしま(歌集)は、千葉恒義の歌集。
脚注
[編集]- ^ 松前健『古代王権の神話学』(雄山閣、2003年)192頁