秋月俊幸
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秋月 俊幸(あきづき としゆき、1931年(昭和6年)6月27日 - 2023年(令和5年)9月23日[1] )は、日本の歴史学者。北海道大学付属図書館の職員として勤めた後、大学教員に転じ、日露関係史や日本北辺地図学史を研究した[2]。
人物・来歴
[編集]長崎県佐世保市で生まれる[3]。佐世保北高等学校を経て、1955年(昭和30年)に東京教育大学文学部卒業[3]。文部省図書館職員養成所で司書資格を取得した後、北海道大学附属図書館で勤務する[3]。北大図書館では、長年北方資料室主任を務め、北方資料や札幌農学校資料の整理などを精力的に行った[1]。1992年(平成4年)に図書館を定年退職した後は北海道大学法学部講師となり、1995年(平成7年)2月には法学部助教授に昇任、同年3月に退官した[3]。2023年、病気により死去[1]。
著書
[編集]- 編著
- 『書簡集からみた宮部金吾 ある植物学者の生涯』編 北海道大学出版会 2010
翻訳
[編集]- S.ズナメンスキー『ロシア人の日本発見 北太平洋における航海と地図の歴史』北海道大学図書刊行会 1986
- ニコライ・ブッセ『サハリン島占領日記1853-54 ロシア人の見た日本人とアイヌ』平凡社 東洋文庫 2003
- ブレット・ウォーカー『蝦夷地の征服 1590-1800 日本の領土拡張にみる生態学と文化』北海道大学出版会 2007