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秋山宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

秋山 宏(あきやま ひろし[1]1939年2月21日[2] - 2019年6月7日[3])は、日本の建築構造学者。東京大学名誉教授[4][5]

専門は構造物耐震設計などで、地震入力と建物耐力を地震による入力エネルギーと建物の吸収エネルギーに対比させた事により成り立つ耐震設計法を確立した[6][7]

第48代日本建築学会会長[8][9]。2013年日本建築学会賞大賞受賞[10][11][12]

略歴

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1962年、東京大学工学部建築学科卒業。

1964年、同大学大学院修士課程修了後、1965年に博士課程を中退して東京大学助手に採用。

1968 - 1970年、東京大学講師。

1970 - 1991年、東京大学助教授。

1987年、日本建築学会賞(論文)受賞。

1988年、日本原子力学会賞(技術賞)を受賞。

1991 - 1999年、東京大学教授。溶接工学講座、建築構造学講座を担当。

1999年、定年退官。その後日本大学理工学部・日本大学総合科学研究所教授に転任。

2019年6月7日、死去[3]80歳没。

著書

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  • 『鉄骨柱脚の耐震設計』技報堂出版、1985年4月1日。ISBN 978-4-7655-2362-2 
  • 『建築物の耐震極限設計』(第2版)東京大学出版会、1987年9月1日。ISBN 978-4-1306-0115-3 
  • 『エネルギーの釣合に基づく建築物の耐震設計』技報堂出版、1999年11月22日。ISBN 978-4-7655-2441-4 

ほか多数[13]

脚注

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出典

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  1. ^ 秋山 宏 - 東京大学”. 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 鉄構造研究室のホームページ. 東京大学. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月25日閲覧。
  2. ^ 日外アソシエーツ 編『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年4月19日、784頁。ISBN 978-4-8169-3004-1 
  3. ^ a b 高山峯夫 (2019年6月10日). “恩師との思い出”. 教授のひとりごと. livedoor Blog(ブログ). 2021年4月25日閲覧。
  4. ^ ◆ 第56回研究会 概要”. 耐震工学研究会. 2021年4月25日閲覧。 “講師:秋山宏先生(東京大学名誉教授)”
  5. ^ 竹内徹. “耐力の耐震設計からエネルギーの構造デザインへ / 竹内徹 第1回:エネルギーに着目した構造計画”. SEIN WEB. NTTファシリティーズ総研. 2021年4月25日閲覧。 “秋山宏先生(東京大学名誉教授)は、構造物が一定以上の周期帯に存在する際、地震により建物に入力されるエネルギーは概ね周期によらず一定となることを示しました。”
  6. ^ 朝倉祥子. “施工者に幸あれ 第85回 闘志は秘めるのが流儀 構造家・桐野康則” (PDF). p. 206. 2021年4月25日閲覧。
  7. ^ エネルギーの釣合いに基づく構造物の耐震設計法の確立と普及に対する功績 名誉会員 秋山宏 君” (PDF). 一般社団法人 日本建築学会 (2013年). 2021年4月25日閲覧。
  8. ^ 建築学会の新会長に秋山宏・日大教授”. 日経 xTECH(クロステック). 日本経済新聞社 (2003年4月28日). 2021年4月25日閲覧。
  9. ^ 給排水設備、大規模修繕関連のメディア掲載・寄稿実績 - S&Aリニューアル設計>”. S&A リニューアル設計. 2021年4月25日閲覧。
  10. ^ 秋山宏 (2013-08). “エネルギーの釣合いに基づく構造物の耐震設計法の確立と普及に対する功績(2013年日本建築学会大賞)”. 建築雑誌 (1648): 45. NAID 110009635148. 
  11. ^ 2013年日本建築学会大賞に秋山宏 氏、仙田満 氏、原広司 氏2013年日本建築学会賞(作品)は該当作品なし。”. 建築コンペ・イベント情報 --【KENCHIKU】. 2021年4月25日閲覧。
  12. ^ 東大建築士の よくわかる! 建築事典”. tgapps.jp. 2021年4月25日閲覧。
  13. ^ 秋山 宏 - 東京大学出版会”. utp.or.jp. 2021年4月25日閲覧。

外部リンク

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