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福通寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福通寺

観音堂(本堂)
所在地 福井県丹生郡越前町朝日7-61
位置 北緯35度58分15.6秒 東経136度7分24秒 / 北緯35.971000度 東経136.12333度 / 35.971000; 136.12333座標: 北緯35度58分15.6秒 東経136度7分24秒 / 北緯35.971000度 東経136.12333度 / 35.971000; 136.12333
山号 朝日山
宗派 真言宗
本尊 観音菩薩
創建年 養老元年(717年
開基 泰澄大師
札所等 北陸三十三ヵ所観音霊場 第9番
北陸三十六不動霊場 第31番
文化財 正観世音菩薩立像(県指定)
千手観世音菩薩立像(県指定)
大日如来坐像(県指定)
公式サイト http://www.asahikannon.com/
法人番号 6210005007930 ウィキデータを編集
福通寺の位置(福井県内)
福通寺
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福通寺(ふくつうじ)は、福井県丹生郡越前町にある真言宗単立寺院。山号は朝日山。本尊は観音菩薩

歴史

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福通寺は奈良時代の養老元年(717年)泰澄大師により開かれたと伝わり[1]、往時は七堂伽藍の建ち並ぶ大きな寺院であった[2]。 しかし織田信長の越前侵攻に関連する動乱で一向一揆の焼き打ちに遭い、伽藍は焼け寺宝は散逸してしまった[注 1]。 幸いなことに観音像は残り、江戸時代以降も村の「観音堂」として信仰され続けた。 江戸中期には越前国33観音霊場 第30番札所に定められ、広く信仰を集めるようになった。 昭和57年(1982年)には宝形造の観音堂(本堂)、二重塔の千手観音堂が再建された。

文化財

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文化財(福井県指定)

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  • 正観世音菩薩立像[3][注 2](秘仏・本堂安置)- 鎌倉時代 寄木造(カヤ材)像高196cm
  • 千手観世音菩薩立像[4](千手観音堂安置)- 平安時代 一木造(ケヤキ材)像高180cm
  • 大日如来坐像[5](内郡日吉神社安置)- 平安時代 一木割矧造(ヒノキ材) 像高160cm

文化財(越前町指定)

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  • 不動明王立像[6](本堂安置)- 室町時代 一木割矧造(ヒノキ材)像高95cm
  • 幸若家寄進の梵鐘[7](鐘つき堂)- 江戸時代 宮崎彦九郎義一(初代寒雉)作
  • 算額[8] - 文化4年(1807年)に奉納された49次連立方程式の解法で、算額として福井県最古のものである。
  • 算額[8] - 明治12年(1879年)竹内與三左衛門によって奉納されたもの。

境内

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  • 観音堂(本堂)
  • 千手観音堂
  • 鐘つき堂
  • 山門

交通

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周辺

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関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 古文書等は焼失・散逸してしまったため、朝日観音 福通寺の歴史を物語れる史料は多くない。数少ない中世以前の記録として、京都東寺に伝わった東寺百合文書中の「越前国 丹生北郡 織田庄内郡 朝日寺」(文安2年、西暦1445年)と記される古文書より、中世以前は「朝日寺」(あさひじ)と号していた。
  2. ^ 文化財の登録名は「聖観音菩薩立像」であるが、福通寺では「正観世音菩薩立像」を使用している。

出典

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  1. ^ 朝日観音 福通寺 織田文化歴史館
  2. ^ 朝日観音(福通寺) 福井県 観光スポット
  3. ^ 福井の文化財「木造 聖観音菩薩立像」”. 福井県. 2019年11月16日閲覧。
  4. ^ 福井の文化財「木造 千手観音菩薩立像」”. 福井県. 2019年11月16日閲覧。
  5. ^ 福井の文化財「木造 大日如来坐像」”. 福井県. 2019年11月16日閲覧。
  6. ^ 越前町の文化財「木造 不動明王立像」”. 越前町. 2019年11月16日閲覧。
  7. ^ 越前町の文化財「梵鐘」”. 越前町. 2019年11月16日閲覧。
  8. ^ a b 越前町の文化財「算額 有形民俗文化財」”. 越前町. 2019年11月16日閲覧。

外部リンク

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