コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

福島海上保安部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第二管区海上保安本部 > 福島海上保安部

福島海上保安部(ふくしまかいじょうほあんぶ)とは、福島県の太平洋沿岸を担任水域とする、海上保安庁海上保安部の一つである。 英語表記はFukushima Coast Guard Office。庁舎は福島県いわき市小名浜にある。

特徴

[編集]

沿革

[編集]
  • 1948年昭和23年)5月1日:小名浜海上保安署として発足
  • 1950年昭和25年)6月1日:小名浜海上保安部に昇格
  • 1971年昭和46年)3月26日:港湾合同庁舎に移転
  • 2003年平成15年)4月1日:福島航路標識事務所を統合
  • 2004年平成16年)4月1日:福島海上保安部に名称変更
  • 2010年平成22年)3月8日:旧あぶくまの代替船として、高速高機能タイプPM型巡視船「あぶくま」を配属
  • 2011年平成23年)3月11日:東日本大震災により港湾合同庁舎1階水没
  • 2012年平成24年)7月8日:港湾合同庁舎1階等復旧完成
  • 2013年平成25年)6月27日:旧なついの代替船として、高速高機能タイプPM型巡視船「なつい」を配属
  • 2015年平成27年)1月20日:新港湾合同庁舎に移転

組織

[編集]
  • いわき市小名浜辰巳町11 小名浜港湾合同庁舎
  • 部長
    • 次長
      • 管理課:地域防災対策官、総務係、渉外係
      • 警備救難課:専門官、鑑識官、国際取締官、警備係、救難係、外国人漁業対策係
      • 交通課:専門官、航行安全係、安全対策係
      • 巡視船 あぶくま
      • 巡視船 なつい
      • 巡視艇 てるかぜ

巡視船艇・灯台

[編集]
全長 総トン数
巡視船「なつい」 PM58 72m 650トン
巡視船「あぶくま」 PM31 56m 335トン
巡視艇「てるかぜ」 CL58 20m 26トン
監視取締艇「すばる」

灯台

[編集]
塩屋埼灯台(しおやさき)
所在地 地上高 海面高(水面上から灯火まで) 光度 光達距離 初点灯
いわき市 27.32m 76.72m 440,000カンデラ 22.0海里(約40.7km 明治32年15月15日
(初代) 35.3m 23.0海里(42.6km)
1899年明治32年)12月15日:初点灯
1938年昭和13年)11月5日:福島県東方沖を震源とする地震で多数の被害が生じたため、(レンズ大破、灯塔に多数の亀裂)安全策をとり爆薬により取り壊される。
1940年昭和15年)3月30日:震災復旧工事完了、3等レンズに電球を使用した鉄筋コンクリート造の2代目塩屋埼灯台が完成
1945年昭和20年)6月5日:爆撃機の機銃掃射により霧笛信号等破損
1945年昭和20年)8月10日:空母艦載機の攻撃を受けレンズ等大破、21歳の灯台職員1名が殉職
1947年昭和22年)5月5日:完全復旧
2011年平成23年)3月11日:東日本大震災の影響で、灯ろうハリ板(ガラス)部全損、レンズ回転機構部損傷、灯塔に亀裂被害、敷地法面や通路等も甚大被害
2011年平成23年)11月30日:応急復旧
2014年平成26年)2月:復旧工事がほぼ完了
2014年平成26年)2月22日:安全性の確認出来た事から、復旧完成記念式典を行う
2014年平成26年)2月23日:灯台参観を再開


鵜ノ尾埼灯台(うのおさき)
所在地 地上高 海面高(水面上から灯火まで) 光度 光達距離 初点灯
相馬市 15m 40m 320,000カンデラ 17.5海里(約32km) 昭和28年2月10日
1958年昭和28年)2月10日:初点灯
1962年昭和37年)まで職員が居住していた。
2011年平成23年)3月11日:東日本大震災の影響により電力線路が被害を受け消灯
2012年平成24年)10月25日:電力線路が復旧し再点灯


小良ケ浜灯台(おらがはま)
所在地 地上高 海面高(水面上から灯火まで) 光度 光達距離 初点灯
双葉郡富岡町 12m 41m 100,000カンデラ 17.5海里(約32km) 昭和30年3月28日
1955年昭和30年)3月28日:初点灯
2011年平成23年)3月11日:福島第一原子力発電所事故の影響により、送電の復旧ができず消灯
2013年平成25年)3月:避難指示区域見直し、陸域警戒区域解除により電力復旧が進み送電が再開
2013年平成25年)4月16日:復旧、再点灯


番所灯台(ばんどころ)
所在地 地上高 海面高(水面上から灯火まで) 光度 光達距離 初点灯
いわき市 11m 35m 43,000カンデラ 12.0海里(約22km) 昭和3年5月15日
1928年昭和3年)5月15日:「綱取埼灯竿」として建設、初点灯(県内2番目)
1955年昭和30年)8月10日:「綱取埼灯台」から「番所灯台」に名称変更
2011年平成23年)3月11日:東日本大震災により灯塔に亀裂被害
2013年平成25年)9月:景観に配慮した灯台にリニューアル

外部リンク

[編集]