コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

福岡三越

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福岡三越
FUKUOKA MITSUKOSHI
福岡三越が入居するソラリアターミナルビル
店舗概要
所在地 810-0001
福岡県福岡市中央区天神二丁目1番1号
座標 北緯33度35分18.2秒 東経130度24分0.7秒 / 北緯33.588389度 東経130.400194度 / 33.588389; 130.400194 (福岡三越)座標: 北緯33度35分18.2秒 東経130度24分0.7秒 / 北緯33.588389度 東経130.400194度 / 33.588389; 130.400194 (福岡三越)
開業日 1997年平成9年)10月1日
正式名称 ソラリアターミナルビル
施設所有者 西日本鉄道株式会社
施設管理者 西日本鉄道株式会社
設計者 株式会社日建設計[1]
施工者 清水建設株式会社[2]
敷地面積 14,771.43 m²
商業施設面積 37,064 m²
営業時間 10:00 - 20:00
前身 西鉄福岡駅福岡バスセンター
最寄駅
最寄IC 福岡高速環状線天神北出入口
外部リンク 福岡三越
MITSUKOSHI
テンプレートを表示
株式会社福岡三越
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 810-0001
福岡県福岡市中央区天神二丁目1番1号
設立 2009年10月1日(2代目法人設立)※
業種 小売業
事業内容 百貨店事業
(2代目法人設立時はその準備)
代表者 代表取締役社長 太田垣立郎
資本金 5000万円
主要株主 三越伊勢丹ホールディングス100%
特記事項:初代は1994年4月14日設立、2003年9月1日旧株式会社三越などと新設合併して解散。2代目は2010年10月1日旧株式会社岩田屋に吸収合併されて解散
テンプレートを表示
警固公園側から見たソラリアターミナルビル

福岡三越(ふくおかみつこし)は、福岡県福岡市中央区天神にある百貨店で、西鉄福岡(天神)駅ビルであるソラリアターミナルビル核テナントである。かつては三越グループが運営していたが、三越と伊勢丹との経営統合のため2010年10月1日より株式会社岩田屋三越が運営している。

法人としての株式会社福岡三越は、かつてこれを運営していた企業で、次の2つが存在した。

  1. 初代:1994年4月14日 - 2003年8月31日
  2. 2代目:2009年10月1日 - 2010年9月30日

なお、近くで営業していた旧「ティファニー館」についても、併せて述べる。

三越伊勢丹ホールディングスに属する店舗の中では最南端に位置する。

概要

[編集]

ソラリアターミナルビルの地下2階 - 1階・3階 - 9階に入居している。2階は西鉄福岡(天神)駅ホームとなっており、三越の店舗はない。地下1階はラシック福岡天神(名古屋栄のラシックの姉妹店)となっている。3階は西鉄天神高速バスターミナルと、4階 - 8階はソラリアターミナル駐車場と一体の構造となっている。

歴史

[編集]

福岡における三越の歴史は、1982年昭和57年)、福岡市博多区中洲に企業相手の拠点をオープンさせたのが始まりである。それまで全国主要都市の中で唯一拠点を持たなかった福岡を、以後三越は重要視し、一般客相手の店舗進出の機会を探ることとなった。

1992年(平成4年)、三越は初の福岡における一般客向けの店舗として「三越福岡天神(後の三越福岡ティファニー館)」を開業させた。形態としては、名古屋の「ラシック」や「新宿アルコット店」のような専門店形式であった。

その前年、西日本鉄道(西鉄)が福岡(天神)駅再開発計画における駅部分の核テナントとして三越を選定。当初(初代)福岡三越は、三越と西鉄、西鉄グループであった百貨店の井筒屋による共同出資を予定した[3]が、計画時点より三越が過半を出資し、店舗名も同社主導による「福岡三越」として1997年(平成9年)10月1日に開店、2003年(平成15年)一旦三越側の都合で合併、消滅した。しかしその後三越が、ライバルの岩田屋を子会社とする伊勢丹と、三越伊勢丹ホールディングスを設立して経営統合すると、一転して地域分社の方針に転換。このため、2009年、6年ぶりに法人としての福岡三越(法人としては2代目)が復活することとなった。なお、実際に百貨店事業を三越から譲り受けて開始したのは、設立から半年後の2010年(平成22年)4月1日

(2代目)福岡三越の復活は岩田屋の再編とセットになっている。岩田屋も、伊勢丹の子会社から三越伊勢丹ホールディングスの完全子会社にする手続きが、福岡三越社復活とほぼ同時に行われている。こちらは伊勢丹の子会社統括機能を分離し、三越伊勢丹ホールディングスが吸収する方式で行われた。そして2010年(平成22年)10月1日付で(2代目)福岡三越は岩田屋に吸収合併され[4]解散、以後は岩田屋三越により運営されている。なお統合に際しては、2代目福岡三越社長の太田垣立郎が同年6月以降岩田屋の社長も兼ね、統合準備を進めた。

  • 福岡同様、三越・伊勢丹(地域子会社)が併存する新潟では、福岡三越復活と同時に新潟三越を新潟伊勢丹に移管し、新潟伊勢丹を「株式会社新潟三越伊勢丹」に改称した。かつての地場の百貨店であった大和の撤退後、新潟県唯一の百貨店企業となった。

ティファニー館については、福岡三越が開業して以降も規模を縮小しながら三越本体直営(福岡三越へは部分委託)で運用されていたが、2004年(平成16年)にティファニーショップがソラリアプラザへ移転した後閉鎖され撤退、現在は一部が「カラオケシダックス 福岡天神クラブ」として運営されている[要出典]

アクセス

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 日建設計>作品-百貨店・大型スーパー>ソラリアターミナルビル - 2012年12月22日閲覧
  2. ^ 清水建設>実績紹介>商業・宿泊施設>ソラリアターミナルビル - 2012年12月22日閲覧
  3. ^ 国際商業出版株式会社「流通トピックス」『激流』第17巻第194号、国際商業出版、1992年4月、46-51頁、2023年7月20日閲覧 
  4. ^ 岩田屋 合併公告

外部リンク

[編集]