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神山銅剣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神山銅剣(かみやまどうけん)は、日本の四国地方、徳島県名西郡神山町から出土した銅剣[1]である。

概要

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平形銅剣I式+平形銅剣c類、銅剣は2口であるが、2の穂先部は別個体ではないかとの考えもある[2]。名西郡神山町上分の左右地・東寺遺跡では銅剣5口が出土し、三好市西祖谷山では「榎銅鐸」と「銅剣」が出土した。三好郡東みよし町にある大柿遺跡からは、日本最古である弥生前期の約2200年前の棚田が発見された[3]祭祀遺跡や信仰物が残されており、神信仰の変遷を辿ることができる[4]

脚注

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  1. ^ 東寺遺跡:遺跡ウォーカー”. www.isekiwalker.com. 2022年8月20日閲覧。
  2. ^ 東寺遺跡”. jlogos.com. 2022年8月20日閲覧。
  3. ^ 大柿遺跡”. 徳島県. 2022年8月20日閲覧。
  4. ^ 阿波世界農業遺産”. www.awa-nougyoisan.jp. 2022年8月20日閲覧。

参考文献

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  • 沖野舜二「徳島県神山町下分東寺出土の銅剣」『考古学雑誌』第42巻第1号、1957年1月、国立国会図書館サーチR000000004-I532507 
  • 神山町文化財保護審議会『神山の文化財』神山町教育委員会、1992年3月。NCID BA87284931 
  • 吉田広「弥生青銅器祭祀の展開と特質」『国立歴史民俗博物館研究報告』第185巻、2014年2月、239-281頁、doi:10.15024/00000271