石神山古墳
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石神山古墳 | |
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所在地 | 福岡県みやま市高田町上楠田 |
位置 | 北緯33度05分40.1秒 東経130度28分48.6秒 / 北緯33.094472度 東経130.480167度座標: 北緯33度05分40.1秒 東経130度28分48.6秒 / 北緯33.094472度 東経130.480167度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 全長58.5m |
埋葬施設 | 石棺直葬 |
出土品 | 石人、埴輪 |
築造時期 | 5世紀中頃 |
史跡 | 昭和51年(1976年)国の史跡 |
石神山古墳(せきじんさんこふん)は、福岡県みやま市に所在する前方後円墳である。国の史跡に指定。武装石人が出土したことで知られる。
概要
[編集]上楠田集落の北方、東西に延びる丘陵の西端標高56mの地点に立地する[1]。墳丘は3段築成で全長58.5mを測り[1]、葺石と埴輪を備える[2]。
明治44年(1911年)に地元民が付近を開墾中、直葬された大・中・小3基の阿蘇凝結凝灰岩製刳抜式舟形石棺と武装石人が掘り出された。
石棺は長さがそれぞれ2.37m、1.89m、1.32mであり[2]、内部には朱が塗られていた。副葬品は剣片、刀子片、銅釧、鍍銀銅器が出土している[1]。
石人は高さ1.06mで衝角付冑をかぶり、三角板鋲留短甲と草摺を着装し、赤色顔料が塗られている[1]。
1959年3月31日に舟形石棺3基が県の有形文化財に、また1976年2月6日に古墳本体が国の史跡に、同年6月5日に石人が国の重要文化財に指定された。
数少ない石人を伴う古墳として極めて重要であるばかりでなく、3石棺の直葬という珍しい類型を示すものとして注目される[3]。