石狩レッドフェニックス
石狩レッドフェニックス | |
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Ishikari Red Phoenix | |
会社名 | 株式会社石狩レッドフェニックス |
創設 | 2020年 |
所属リーグ | |
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歴代チーム名 | |
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本拠地 | |
青葉公園野球場 | |
収容人員 | 300人 |
北海道石狩市(2021年 - ) | |
獲得タイトル | |
リーグ年間優勝(3回) | |
2021年、2023年、2024年 | |
リーグ優勝 | |
2021年、2023年、2024年 | |
成績(タイトル以外) | |
球団組織 | |
監督 | 坪井智哉 |
石狩レッドフェニックス(いしかりレッドフェニックス、英語: Ishikari Red Phoenix)は、日本のプロ野球球団。北海道石狩市を拠点に独立リーグの北海道フロンティアリーグに所属する。
2021年シーズンは北海道ベースボールリーグに加盟していたが、美唄ブラックダイヤモンズ、士別サムライブレイズと共に同年限りでリーグを脱退し、2022年シーズンより北海道フロンティアリーグに参加している。
概要
[編集]球団名の「レッドフェニックス」は「赤」を意味する二つの言葉を組み合わせ、フェニックスの性質から「負けても立ち上がり、勝ち続けるチーム」となる願いを込めたとされる[1]。
創設は、設立者が2020年に北海道ベースボールリーグ設立者(当時は代表)と会って「野球を通じて北海道を活性化させる」という考えに興味を示したことが発端で、石狩市長から「きちんとできるようなら応援しますよ」という言葉も得て、発足へ進むことになった[2]。
開催球場
[編集]発足した2021年は、石狩市の青葉公園野球場のほか、留萌市の浜中運動公園野球場でも試合を開催する予定だった[3]が、新型コロナウイルス感染症流行に伴うリーグ戦中断により、浜中での試合は実施されなかった[4]。
HFLに所属が変更となった2022年は全試合を青葉公園野球場で開催した[5][6]。
2023年は、青葉公園のほかに、浜中運動公園野球場と札幌スタジアムで各2試合(ダブルヘッダー)が設定され[7]、予定通り開催された[8]。
2024年は前年の開催球場に加え、北海道立野幌総合運動公園硬式野球場で2試合(ダブルヘッダー)の開催が予定され[9]、実際に開催された[10]。球場別の試合数は当初日程では青葉公園18・浜中4・札幌と野幌が各2だったが[9]、その後7月21日に青葉講演で予定されていた2試合が、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとリーグ選抜の交流戦日程に振り替えられ[11]、そこで予定されていた公式戦(ダブルヘッダー)を8月17日に札幌市円山球場での開催に振り替えた[12]。
リーグチャンピオンシップは、リーグ戦首位チームの本拠地で最初の2戦を実施する形になった2023年以降、いずれも青葉公園で実施されている[13][14]。
歴史
[編集]北海道ベースボールリーグ時代
[編集]- 5月8日 - 北海道ベースボールリーグが記者会見を開き、球団名と来年度からのリーグ戦参加を発表[15]。
- 8月7日 - 球団設立記念の「プレシーズンマッチ」として青葉公園野球場で美唄対富良野の公式戦が開催される[16][17]。
- 11月6日 - 株式会社石狩レッドフェニックスとして法人化し、北海道ベースボールリーグに加盟する[18]。
- 5月1日 - 初の公式戦を実施(対富良野、3 - 1で勝利)[19]。
- 8月29日 - 新型コロナウイルス感染症の感染状況悪化によりリーグ戦が打ち切りとなり、リーグ戦優勝が決定[20]。
- 9月15日 - クライマックスシリーズで4位の富良野に勝利して勝ち抜け[21]。
- 9月18日 - 「HBLチャンピオンシップ」で、美唄を2勝0敗で下して初の年間リーグ優勝を達成[22][23]。
- 10月6日 - 9月30日付で北海道ベースボールリーグ(HBL)を脱退していたことが公表される[24]。同日、美唄・士別と新リーグを結成することを発表[25]。
北海道フロンティアリーグ時代
[編集]- 2021年
- 2月17日 - チーム初の監督として、元オリックス・バファローズ選手で北海道日本ハムファイターズにも在籍歴のある坪井智哉の就任を発表した[27][28]。
- 2月28日 - リーグが日本独立リーグ野球機構(IPBL)に加盟したことに伴い、機構の賛助会員となる[1]。
- 8月16日 - チームに新型コロナウイルス感染症罹患者が複数発生した影響で、17日に予定していた対士別戦の延期を発表[29]。17日には、さらに21日までの試合についても延期が発表された[30]。
- 9月21日 - 当シーズンのリーグ公式戦が終了。1位となり、リーグチャンピオンシップに進出する[31]。
- 9月26日 - 士別と対戦したリーグチャンピオンシップに2勝3敗(うち1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ)で敗退[32]。
- 9月6日 - 前年に続いてリーグ戦1位が決定[33]。
- 9月10日 - 当年度のリーグ戦を終了。
- 9月24日 - 士別と対戦したリーグチャンピオンシップを制し、HFLになってから初のリーグ優勝を達成[34]。
- 9月29日 - グランドチャンピオンシップ準々決勝で、愛媛マンダリンパイレーツ(四国アイランドリーグplus、開催地元枠)に敗退[35]。
- 10月22日 - 監督の坪井の留任を発表[36]。
- 11月25日 - コーチの的場寛一の留任(ただし役職は「野手総合コーチ」となる)[37]、および投手コーチとして金村曉の就任を発表[38]。
- 8月24日 - 3年連続となるリーグ戦1位が決定[39]。
- 9月21日 - リーグチャンピオンシップでリーグ戦2位の美唄を破り、2年連続のリーグ優勝を達成[40]。
- 9月27日 - グランドチャンピオンシップ準々決勝で、栃木ゴールデンブレーブス(ベースボール・チャレンジ・リーグ、開催地元枠)に敗退[41]。
成績
[編集]北海道ベースボールリーグ
[編集]リーグ戦
[編集]年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | (なし) | 1位 | 37 | 29 | 5 | 3 | .853 | - |
- 年度の金地は優勝。
ポストシーズン
[編集]- 2021年
- クライマックスシリーズ:勝ち抜き(対戦は富良野ブルーリッジ)
- HBLチャンピオンシップ:優勝(2勝0敗、対戦は美唄ブラックダイヤモンズ)
北海道フロンティアリーグ
[編集]リーグ戦
[編集]年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 坪井智哉 | 1位 | 46 | 27 | 18 | 1 | .600 | - |
2023 | 1位 | 46 | 30 | 16 | 0 | .652 | - | |
2024 | 1位 | 52 | 40 | 11 | 1 | .784 | - |
- 年度の金地は優勝。
リーグチャンピオンシップ
[編集]- 2022年 - 2勝3敗(対戦は士別。1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ)
- 2023年 - 優勝(3勝1敗:対戦は士別。1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ)
- 2024年 - 優勝(3勝0敗:対戦は美唄。1勝はリーグ戦1位のアドバンテージ)
グランドチャンピオンシップ
[編集]選手・スタッフ
[編集]球団歌
[編集]公式テーマソングとして、2021年に制定された「イチバン!」がある[42]。
応援団
[編集]私設応援団「石狩翔風會」が存在する[43]。
マスコットキャラクター
[編集]「フェニックス君」[44]。球団名のフェニックスをモチーフとしている。2022年6月に、着ぐるみ制作費用をクラウドファンディングで募る企画(目標120万円)を立ち上げ、1口の最高額となる10万円の寄付者に対しては「1日独立リーガーとしての試合出場権」をリターンとして贈る(目標額に到達しない場合でも実施)としている[45]。7月2日、10万円の寄付については完売したと発表された[46]。「1日試合出場権」を得た1人について、9月4日の試合に出場することが9月3日に告知された[47]。なお、この出場権をリターンとする企画については、臨時コーチの的場寛一(元阪神タイガース)が自らの発案であると明かしている[48]。
脚注
[編集]- ^ a b “北海道フロンティアリーグ IPBL加盟承認のお知らせ”. 北海道フロンティアリーグ (HFL) 公式ウェブサイト (2022年5月20日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 阿佐智 (2022年8月22日). “「独立リーグ」は北の大地に根付くのか:新しい【プロ野球】のかたちを模索する北海道フロンティアリーグ”. Yahoo!ニュース 2022年8月22日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@/hbbleague] (2021年3月22日). "2021年度シーズンスケジュールのご案内". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ2021公式戦日程 - 北海道ベースボールリーグfacebook(2021年8月22日)2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2022年3月19日). "2022シーズン5月日程". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2022年3月19日). "2022シーズン6-9月日程". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 2023シーズン日程決定のお知らせ - 北海道フロンティアリーグ(2023年4月8日)2023年4月8日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ(2023年)石狩レッドフェニックス - 一球速報.com
- ^ a b 2024年レギュラーシーズン日程のご案内 - 北海道フロンティアリーグ(2024年4月6日)2024年4月6日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ 2024年8月11日 - 一球速報.com
- ^ 【交流戦開催のお知らせ】 - 北海道フロンティアリーグ(2024年6月11日)2024年9月26日閲覧。
- ^ 8/17(土)ほくでん×HFL共創パートナー記念DAYにつきまして - 北海道フロンティアリーグ(2024年8月13日)2024年9月26日閲覧。
- ^ 【9/20更新】鈴木商会PRESENTS 北海道フロンティアリーグ 2023 チャンピオンシップにつきまして - 北海道フロンティアリーグ(2023年8月29日初版、9月20日更新)2024年9月26日閲覧。
- ^ 2024HFL チャンピオンシップ開催について - 北海道フロンティアリーグ(2024年9月10日)2024年9月26日閲覧。
- ^ “今年開幕予定の「北海道ベースボールリーグ」、来季以降に石狩市、砂川市が参入”. Full-Count. (2020年5月8日) 2022年5月20日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2020年7月11日). "8月7日(金)に、石狩レッドフェニックスの球団設立を記念し、北海道ベースボールリーグのプレシーズンマッチが開催されます。". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 江尻現役復帰⁉第41回戦ダイジェスト🔥 - YouTube(美唄ブラックダイヤモンズ公式チャンネル、2020年8月10日)
- ^ “Team Overview”. 株式会社石狩レッドフェニックス. 2022年6月27日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2021年5月1日). "2021年シーズン初戦を勝利で飾ることができました!!". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年8月29日). "リーグ公式戦終了のお知らせ". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月15日). "ミライフ北海道 HBL CS2021第1戦". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月17日). "9月17日 ミライフ北海道 HBLチャンピオンシップ2021 試合結果 石狩青葉公園球場". X(旧Twitter)より2021年9月18日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月18日). "石狩レッドフェニックス 優勝!!". X(旧Twitter)より2021年9月18日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年10月6日). "HBLの今後について(お知らせ)". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ 士別サムライブレイズ [@samurai_blades] (2021年10月6日). "北海道ベースボールリーグ退会について(ご報告)". X(旧Twitter)より2022年5月20日閲覧。
- ^ “野球で北海道の未来拓く 北海道フロンティアリーグ立ち上げ 23日、栃木で入団テスト”. 北海道新聞. (2021年11月6日) 2022年5月20日閲覧。
- ^ “坪井智哉氏が独立リーグ石狩レッドフェニックス初代監督就任 新庄ビッグボスと共闘も!?”. 日刊スポーツ. (2022年2月18日) 2022年5月20日閲覧。
- ^ “坪井 智哉氏 球団初代監督就任のお知らせ”. 石狩レッドフェニックス公式ホームページ (2022年2月17日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ 【重要】試合中止(延期)のお知らせ - 石狩レッドフェニックス(2022年8月16日)2022年8月16日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2022年8月17日). "【試合日程変更のお知らせ】". X(旧Twitter)より2022年8月17日閲覧。
- ^ HFLチャンピオンシップについて - 石狩レッドフェニックス(2022年9月20日)2022年9月23日閲覧。
- ^ “元近鉄ブライアント監督率いる士別サムライブレイズが初代王者に輝く 北海道フロンティアリーグ”. 日刊スポーツ. (2022年9月26日) 2022年9月26日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2023年9月6日). "【リーグ戦順位確定】". X(旧Twitter)より2023年9月9日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2023年9月24日). "#鈴木商会 PRESENTS#北海道フロンティアリーグ2023 チャンピオンシップ9/24第3戦結果". X(旧Twitter)より2023年9月24日閲覧。
- ^ “愛媛MP競り勝ち準決勝へ 石狩に4-1 野球独立リーグGCS”. 愛媛新聞. (2023年9月29日) 2023年9月30日閲覧。
- ^ 坪井 智哉監督2024シーズン続投決定! - 石狩レッドフェニックス(2023年10月22日)2023年10月23日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2023年11月25日). "ファンの皆さま、スポンサーの皆さま、関係者の皆さま、お待たせ致しました。". X(旧Twitter)より2023年11月25日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2023年11月25日). "そして! もう一つ球団よりご報告がございます!". X(旧Twitter)より2023年11月25日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2024年8月24日). "2024 HFL REGULAR SEASON 1st PLACE". X(旧Twitter)より2024年9月18日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2024年9月21日). "【9/21 CS第2戦 石狩vs美唄】". X(旧Twitter)より2024年9月23日閲覧。
- ^ “栃木GB、地元で北海道リーグ王者に競り勝つ 独立リーグ日本一決めるGCS開幕”. 下野新聞. (2024年9月27日) 2024年9月28日閲覧。
- ^ 公式テーマソング「イチバン!」(2021 静止画バージョン) - Youtube(石狩レッドフェニックス公式チャンネル、2021年4月12日)2022年5月18日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/ishikari_syofu?s=20”. Twitter. 2023年7月29日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2021年3月18日). "LINEスタンプ販売スタート!". X(旧Twitter)より2022年5月18日閲覧。
- ^ 球団マスコット「フェニックスくん」着ぐるみ化プロジェクト! - CAMPFIRE(2022年6月29日閲覧)
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2022年7月2日). "【クラウドファンディング速報】1日独立リーガーとしての試合出場権が完売いたしました!!". X(旧Twitter)より2022年7月2日閲覧。
- ^ 石狩レッドフェニックス [@i_red_phoenix] (2022年9月3日). "【新入団選手のお知らせ】". X(旧Twitter)より2022年9月3日閲覧。
- ^ 的場 寛一(マトバカンイチ) [@jeminijune17] (2022年9月5日). "支援のフックとして私が発案したんですが、過去にこんな事例はあるのかなとふと。。。". X(旧Twitter)より2022年9月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 石狩レッドフェニックス (ishikari.red.phoenix) - Facebook
- 石狩レッドフェニックス (@i_red_phoenix) - X(旧Twitter)