石村僐悟
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石村 僐悟(いしむら ぜんご、1948年6月14日[1] - 2020年4月8日[2])は、日本の実業家。
経歴・人物
[編集]和菓子の老舗「石村萬盛堂」の2代目社長石村善右の長男として[3]、福岡市に生まれる[4]。1967年福岡県立修猷館高等学校を経て[5][6]、1971年東京大学経済学部を卒業[4]。
1971年11月石村萬盛堂に入社。東京営業所長[3]、1974年3月取締役、1776年4月専務取締役を経て[4]、1979年12月、父・善右の死去に伴い、3代目代表取締役社長に就任[3]。
専務取締役であった1977年、少女雑誌に、バレンタインデーのお返しがなぜ無いのかという記事が掲載されているのが目に留まり、そのお返しの日として「マシュマロデー」を創案し、翌1978年からキャンペーンを開始した。これが現在のホワイトデーの始まりとされる[1]。財界人だけでなく若年層の教育にも熱心で、福岡市の教育委員を長く務めた[7]。
2017年7月、長男石村善之亮が代表取締役社長に就任し、代表権のある会長に就いた[8]。
2020年4月8日心不全のため死去[2]。
出典
[編集]- ^ a b 「「ホワイトデーを創った男」 石村萬盛堂 石村僐悟社長」 Nasse navi 九州の社長トップインタビュー(2023年11月25日閲覧)
- ^ a b 石村善悟氏が死去 元石村萬盛堂社長 日本経済新聞 2020年4月9日(2023年11月25日閲覧)
- ^ a b c 製菓製パン第50巻第6号(製菓実験社、1984年)312頁
- ^ a b c Square 21 vol.147(全国経営者団体連合会、1996年)15頁
- ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員256頁
- ^ 東京修猷会 第547回二木会(2008年4月10日(木))
- ^ 【追報】石村萬盛堂前社長・石村善悟さん死去 NetIB NEWS 2020年4月8日(2023年11月25日閲覧)
- ^ 社長に長男善之亮氏、副社長に次男慎悟氏が就任 石村萬盛堂 ふくおか経済 2017年9月26日(2023年11月25日閲覧)