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石川晃弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石川 晃弘(いしかわ あきひろ、1938年3月23日 - )は、日本社会学者。 専門は産業社会学、中東欧研究。社会学博士中央大学名誉教授[1]。プレショウ大学名誉博士。日本スロバキア協会会長。千葉県出身。

学歴

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職歴

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  • 1964-68年 (旧)東京都立大学人文学部助手
  • 1969年 チェコスロバキア科学院社会学研究所客員研究員(チェコ)
  • 1968-71年 中央大学文学部専任講師
  • 1971-78年 中央大学文学部助教授 
  • 1975-76年 パルドゥビッツェ技術館プラハ分室客員研究員(チェコ)
  • 1978-2008年 中央大学文学部教授
  • 1985年 ポーランド科学院哲学社会学研究所客員研究員(ポーランド)
  • 1985-86年 リュブリアナ大学社会学研究所客員研究員(スロベニア)
  • 1990年 オスナブリュック大学社会学部客員教授(ドイツ)
  • 1994-96年 北海道大学スラブ研究センター客員教授
  • 2001年 プレショウ大学教育学部客員教授(スロバキア)
  • 2008年 中央大学文学部定年退職。中央大学名誉教授。
  • 2008-12年 東呉大学社会学系客員教授(台湾)
  • 2013年 コペルニーク大学社会学部客員教授(トルン、ポーランド)

この間、東京大学、千葉大学大阪大学神戸大学東洋大学信州大学、立命館大学、兵庫教育大学、明星大学、亜細亜大学など多くの大学で非常勤講師を務めた。また、聖ステファン大学(ハンガリー)、ノビ・ソンチ高等ビジネススクール(ポーランド)、ワルシャワ経済大学(ポーランド)、ブラチスラバ経済大学(スロバキア)、カレル大学(チェコ)、オロモウツ大学(チェコ)など国外の大学でも非常勤講師を務めた。

著書

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単著

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  • 『マルクス主義社会学-ソ連と東欧における社会学の展開-』(紀伊国屋書店, 1969年)
  • 『社会変動と労働者意識-戦後日本におけるその変容過程-』(日本労働協会, 1975年)
  • 『くらしのなかの社会主義-チェコスロバキアの市民生活-』(青木書店, 1977年)
  • 『職場のなかの社会主義-東欧社会主義の模索と挑戦-』(青木書店, 1983年)
  • 『東ヨーロッパ-人と文化と社会-』(有斐閣, 1992年)
  • 『スロヴァキア熱-言葉と歌と土地-』(海象社, 2006年、スロバキア語版・プレショウ大学、中国語版・台北=松慧文化, 2012年 )
  • 『体制転換の社会学的研究―中欧の企業と労働ー』(有斐閣, 2009年)
  • 『ロシア、中欧の体制転換ー比較社会分析ー』(ロゴス、2020年)

共著

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単編著

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・ 『現代資本主義と自主管理』(合同出版, 1981年)

共編著

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  • 『社会学の基礎知識』(有斐閣, 1969年)
  • 『現代とマルクス主義社会学』(社会評論社, 1972年)
  • 『ポーランドの文化と社会』(大明堂, 1975年)
  • 『社会学小辞典』(有斐閣, 1977年、新版増補2005年)
  • 『日本的経営の転機ー年功制と終身雇用はどうなるかー』(有斐閣, 1980年)
  • 『社会主義と社会的不平等』(青木書店, 1983年)
  • 『企業内の意思決定-誰が影響力を持っているか-』(有斐閣, 1985年)
  • 『スラブの社会』(講座スラブの世界4,弘文堂,1994年)
  • 『変わる組織と職業生活』(学文社,1999年)
  • 『国際比較からみた日本の職場と労働生活』(学文社,2005年)
  • 『東京に働く人々-労働現場調査20年の成果から-』(法政大学出版局,2005年)
  • 『体制転換と地域社会の変容ースロヴァキア地方都市定点追跡調査ー』(中央大学出版部, 2010年)
  • 『グローバル化のなかの企業文化ー国際比較調査からー』(中央大学出版部, 2012年)
  • 『グローバル化と地域社会の変容ースロヴァキア地方都市定点追跡調査IIー』(中央大学出版部, 2016年)
  • 『ロシア社会の信頼感』(ハーベスト社, 2017年)

主要訳書

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  • ゲオルグ・ジンメル著『社会的分化論』(共訳)(中央公論社,1968年;2011年)
  • ヴェルナー・ホーフマン著『スターリン主義と反共主義』(共訳)(紀伊国屋書店, 1970年)
  • ライト・ミルズ著『権力・政治・民衆』(青木和夫・本間康平監訳)(みすず書房,1971年)
  • W・ヴェソウォフスキ著『社会主義と階級変動』(中央大学出版部, 1972年)
  • N・ブハーリン著『史的唯物論』(共訳)(青木書店,1974年)
  • G・シュティーラー著『システムと矛盾』(共訳)(青木書店, 1977年)
  • V・ルス著『産業民主主義と自主管理』(共訳)(合同出版, 1980年)
  • W・モラフスキ著『労働者自主管理のジレンマ』(監訳)(中央大学出版部,1985年)
  • M・ヤロシュ著『自殺の社会学』(共訳)(学文社, 2008年)

主要外国語共編書

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  • Employment and Participation: Industrial Democracy in Crisis (Tokyo: Chuo University Press, 1982)
  • Sekret Japonskiego Sukcesu (Warsaw: Powszechna, 1990)
  • Workers, Firms and Unions: Industrial Relation in Transition (Frankfurt: Peter Lang, 1998)
  • Workers, Firms and Unions, Part 2: The Development of Dual Commitment (Frankfurt: Peter Lang, 2000)
  • Workers, Firms and Unions, Part 3: Work and Employee Representation (Tokyo: Chuo University Press, 2006)
  • 中歐政治與社會發展 (台北:書林出版, 2010)
  • Corporate Culture: Problems and tendencies of development in the world and in Russia (Moscow: Nauka, 2011)
  • Trust in Society, Business and Organization (Moscow: Kogito-Tsentr, 2013)

受賞

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  • 2024年8月21日、令和6年度外務大臣表彰受賞(「日本とスロバキアとの相互理解の促進」の功績)[2]

脚注

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  1. ^ 石川晃弘名誉教授が外務大臣表彰を受賞”. 中央大学文学部 (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。
  2. ^ 石川晃弘名誉教授が外務大臣表彰を受賞”. 中央大学 文学部 (2024年8月21日). 2024年8月22日閲覧。