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矢祭もったいない図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
矢祭もったいない図書館[1]
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矢祭もったいない図書館
施設情報
事業主体 矢祭町[1]
開館 2007年平成19年)1月14日[1]
所在地 963-5118
福島県東白川郡矢祭町大字東舘字石田25
位置 北緯36度52分9.4秒 東経140度25分26.1秒 / 北緯36.869278度 東経140.423917度 / 36.869278; 140.423917座標: 北緯36度52分9.4秒 東経140度25分26.1秒 / 北緯36.869278度 東経140.423917度 / 36.869278; 140.423917
ISIL JP-1000428
統計・組織情報
蔵書数 約46万冊[1]2017年(平成29年)1月[1]時点)
貸出数 1万247冊[1]2015年(平成27年)度[1]
館長 緑川宏子[1]
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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矢祭もったいない図書館(やまつりもったいないとしょかん)は、福島県東白川郡矢祭町にある公立図書館である[1]

概要

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蔵書の多くが寄付された書籍であり、建物も書庫を除き町所有の古い武道館を改装して開館した。

歴史

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  • 2005年 - 町民アンケートにて図書館建設希望が多数上がる[2]。町有の武道館(柔剣道館)を1億2000万円の予算で改築することで、図書館の建物に充てることが決定される[2]

但し、それに対する町所有の図書は3000冊であり、図書購入予算は300万円であった[2]

  • 2006年7月 - 自立推進課・図書館建設グループ長であった高信由美子の発案により、3万冊を目標として全国に本の寄贈を呼びかけた。送料は寄贈者負担という条件であった。この呼びかけに対して、約29万冊(当時)もの本が集まった[2]
  • 2007年1月14日 - 矢祭もったいない図書館が開館した。貸し出しにまわされた本は、3万6000冊であった[2]。館の運営は住民ボランティア中心、12名の運営委員会によって行なわれた。初代館長は、やはり住民ボランティアの斎藤守保であった。図書館の実務に関しては、1日4名体制の有償ボランティアが担当した。この年、矢祭もったいない図書館は、Library of the Yearの優秀賞を受賞した。2007年度の入館者数は、1万1016人であった[2]
  • 2009年 - 子ども司書制度を発足させた。これは、矢祭町出身で「朝の読書運動」を推進する佐川二亮の助言による[2]
  • 本の寄贈はその後も継続して受け入れられ、2014年3月現在で、45万2215冊にのぼっている。このため、町は開架書庫(26万冊収蔵可能)を新築し、貸し出し図書は約7万冊に拡大した[2]
  • しかし、開館初年度の2007年平成19年)度がピークとなって利用が減少傾向にあり、2015年(平成27年)度には利用者は2469人・貸出冊数1万247冊と当初の半分以下に減少している[1]
  • 2016年(平成28年)度より町の運営となる。[3]

開館時間

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  • 9:30-18:00
休館
  • 月曜日(祝日及び国民の休日の場合は開館)
  • 年末年始(12月31日 - 1月2日)
  • 図書整理期間

図書館へのアクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j 高田誠 (2017年1月12日). “利用しないのもったいない 全国から本寄贈、矢祭の図書館が開館10年”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 福島中会版 
  2. ^ a b c d e f g h 相川俊英. “全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光”. ダイヤモンド社. 2016年12月30日閲覧。
  3. ^ 矢祭もったいない図書館|図書館ガイド|図書寄贈について

関連項目

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外部リンク

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