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直島バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
直島町営バスの日野・レインボーRJ
直島バスからの移籍車。塗装等は直島バス当時のままである。

直島バスなおしまバス)は、かつて香川県香川郡直島町に存在したバス事業者小豆島バス株式会社によって設立された。直島内で乗合バスを運行していたが、2002年平成14年)にバス事業を廃止。路線は直島町が運行するコミュニティバス直島町営バス」(愛称「すなおくん号」)に引き継がれた。

会社としては、直島タクシー株式会社(なおしまタクシー)として存続し、直島町842番地に本社を置く[1]

沿革[編集]

路線[編集]

直島瀬戸内海直島諸島の島で、面積も狭く、現在は人口も少ないが、三菱マテリアル直島銅製錬所があり、かつてはその従業員も多かった。島内にはこれといった観光地はなかったため、利用者のほとんどが島民で[2]、特に幼稚園送迎は重要な役割であった[2]

1988年当時[編集]

  • 積浦 - 本村港 - 役場前 - 東宮ノ浦 - 宮ノ浦港 - 東宮ノ浦 - 鷲ノ松 - 三菱金属正門前[2]

2002年の廃止当時[編集]

  • 本村 - 宮之浦港 - 三菱正門前
  • 本村 - 積浦 - つつじ荘

車両[編集]

バスの塗色は、アイボリーホワイトをベースにダークグリーン帯が入るツートンカラーであった[2]

1988年時点では、日野・レインボーRJが2台(1982年式のK-RJ172AA、1988年式のP-RJ172BA)在籍していた[2]

直島バスの車両(日野・レインボーRJ、KC-RJ1JJCA)は、直島町営バスの予備車として町へ譲渡された。塗装等は直島バス当時のまま転用され、主に、多客時の積み残し対応臨時便や幼稚園送迎、葬儀の送迎(参列者を火葬場まで送迎)などに充当されている。

脚注[編集]

  1. ^ 直島タクシー株式会社の情報 国税庁法人番号公表サイト、2024年6月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e バス・ジャパン』p.16

参考文献[編集]

関連項目[編集]