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盛岡信用金庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
盛岡信用金庫
Morioka Shinkin Bank
盛岡信用金庫本店(2007年8月撮影)
種類 信用金庫
略称 もりしん
本店所在地 日本の旗 日本
020-8641
岩手県盛岡市中ノ橋通1-4-6
設立 1903年明治36年)1月19日
(盛岡信用組合)
業種 金融業
法人番号 8400005000781 ウィキデータを編集
金融機関コード 1150
事業内容 協同組織金融機関
代表者 佐藤利久(理事長
従業員数 231名
支店舗数 23店(2021年3月31日現在)
主要子会社 盛信ビジネスサービス株式会社
外部リンク 盛岡信用金庫
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盛岡信用金庫(もりおかしんようきんこ、英語Morioka Shinkin Bank)は、岩手県盛岡市に本店を置く県内最大手の信用金庫。岩手県内の7市5郡(下閉伊郡は田野畑村と普代村)を事業地区とする[1]。通称:もりしん

概要

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盛岡市を中心に、八幡平市久慈市二戸市遠野市紫波郡矢巾町紫波町二戸郡一戸町九戸郡九戸村及び岩手郡葛巻町の各地に店舗を構えている。特に、遠野市の遠野支店は、1993年(平成5年)10月釜石信用金庫(1993年に経営破綻)から遠野支店の事業を譲り受けて開設された。

1903年明治36年)1月に産業組合法に基づく盛岡信用組合として設立された[2]。江戸初期・慶長年間(盛岡開府と同時期)創業と伝えられる盛岡城下の老舗「十一屋」の子「高橋伊兵衛」が初代組合長となった。

2008年(平成20年)7月7日、二戸市に本店を置いていた二戸信用金庫との合併をし、この件により岩手県の信用金庫では初となる信金同士の合併となった。

本店と本部

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本部機能を本店(中ノ橋通)と六日町本部(下ノ橋町)におく体制をとってきた[3]。六日町本部は当庫の前身となる「盛岡信用組合」発祥の地で、1928年(昭和3年)9月に本店事務所が新築された場所である[2]。一方、中ノ橋通の本店建物は建築家葛西萬司が手掛けた建物で、1927年(昭和2年)に盛岡貯蓄銀行の店舗として建設され、銀行合併により岩手殖産銀行(現岩手銀行)の所有となった後、1958年(昭和33年)に同信金がその建物を譲り受けた[4]1977年(昭和52年)12月20日には盛岡市の保存建造物に指定されている[5]

2024年4月に盛岡市中ノ橋通に開業する複合商業施設monaka(もなか)に本部機能を集約する計画が示されていたが、資材や人件費の高騰で建設コストの増加が見込まれるため計画を撤回し、別の移転先を探すことになった[6]

沿革

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店舗

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※3桁の数字は店舗コード。

盛岡市
  • 六日町本部・ローンセンター(下ノ橋町)
  • 本店(中ノ橋通一丁目):001
  • 仙北町支店(仙北一丁目):002
  • 材木町支店(材木町):003
  • 大通支店(大通一丁目):004
  • 本町支店(本町通一丁目):005
  • 青山町支店(青山三丁目):006
  • 厨川支店(厨川一丁目):007
  • 都南支店(津志田中央二丁目):009
  • 高松支店(高松四丁目):010
  • 山岸支店(山岸二丁目):011
  • 松園支店(松園一丁目):012
  • 天昌寺支店(北天昌寺町):014
  • 月が丘支店(月が丘一丁目):015
  • 東支店(中野一丁目):016
  • みたけ支店(みたけ四丁目):019
八幡平市
  • 西根支店(大更第23地割):025
久慈市
  • 久慈支店(中央二丁目):030
遠野市
  • 遠野支店(中央通り):047
二戸支店(旧:二戸信用金庫 本店/2008年7月撮影)
二戸市
  • 二戸支店(福岡字中町):051(旧名称:二戸信金本店/旧店番:001)
  • 浄法寺支店(浄法寺町浄法寺):054(旧名称:二戸信金浄法寺支店/旧店番:004)
紫波郡
  • 紫波支店(紫波町日詰):020
  • 矢巾支店(矢巾町又兵ヱ新田):021
一戸郡一戸町
  • 一戸支店(一戸字向町):052(旧名称:二戸信金一戸支店/旧店番:002)
九戸郡九戸村
  • 九戸支店(伊保内第10地割):055(旧名称:二戸信金九戸支店/旧店番:006)
岩手郡葛巻町
  • 葛巻支店(葛巻第12地割):053(旧名称:二戸信金葛巻支店/旧店番:003)

totoの払い戻し店

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スポーツ振興くじ(toto)当選券の払い戻し店は以下の店舗でのみ取り扱う。

  • 本店
  • 青山町支店
  • 大通支店
  • 高松支店
  • 都南支店
  • 久慈支店
  • 遠野支店
  • 紫波支店
  • 矢巾支店
  • 二戸支店

脚注

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  1. ^ a b 盛岡信用金庫”. 金融庁. 2024年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f DISCLOSURE 2023 資料編”. 盛岡信用金庫. 2024年1月15日閲覧。
  3. ^ 「もなか」に盛岡信金本部が移転 機能を集約、本店は営業継続”. 岩手日報. 2024年1月15日閲覧。
  4. ^ 盛岡信用金庫の本店を観光資源に 店舗を移し文化財として保存”. 岩手日報. 2024年1月15日閲覧。
  5. ^ なお、同信金本店の近くには、同じ保存建造物の岩手銀行中ノ橋支店旧店舗(2012年に、隣接地に現店舗を新築)である旧盛岡銀行本店本館がある
  6. ^ 盛岡信用金庫がmonakaへの入居撤回 建設コスト増加で方針転換”. 岩手日報. 2024年2月14日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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