筒井家住宅
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(百舌鳥のくすから転送)
筒井家住宅 | |
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門長屋 (2020年2月) | |
情報 | |
用途 | 住宅 |
構造形式 | 入母屋造 |
建築面積 | 290 m² |
所在地 |
〒591-8023 大阪府堺市北区中百舌鳥町4丁535 |
座標 | 北緯34度33分21.1秒 東経135度30分2.6秒 / 北緯34.555861度 東経135.500722度座標: 北緯34度33分21.1秒 東経135度30分2.6秒 / 北緯34.555861度 東経135.500722度 |
文化財 | 国の登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2020年(令和2年)4月3日登録 |
筒井家住宅(つついけじゅうたく)は、大阪府堺市北区に所在する歴史的建築物(古民家)。主屋等が国の登録有形文化財に登録されており[1]、また敷地内に生えている「百舌鳥のくす」が大阪府の天然記念物に指定されている[2]。
概要
[編集]百舌鳥古墳群の中央部に位置する江戸時代初期の新田「夕雲開」の実質的開発者である木地屋庄衛門(筒井氏)の管理所として建築され、後に住居化された。2020年(令和2年)4月3日付けで以下の物件が国の登録有形文化財に登録された[3][4][1]。
- 主屋 – 敷地ほぼ中央に南面して建つ入母屋造、茅葺きで、四周に下屋を廻す。西に広い土間、東に2列6室を並べ、北面中央と北東に角屋が突出する。新田の管理所として建築された。江戸時代前期、同後期・末期増築
- 座敷棟 - 主屋に本拠を移すために居住用に建てられ、後座敷棟に改造された数寄屋風。江戸中期、同後期増築
- 茶室 – 座敷棟の北東に接続し、三畳台目の茶室に水屋が付属する。手前座と床の配置から屋根が複雑な形状をなす。江戸後期
- 門長屋- 鉤の手に折れる変化を持つ。江戸中期
- 土蔵 – 当家に残る唯一の土蔵で、新田管理所としての様相を伝える。江戸後期
- 土塀 - 敷地周囲に巡らされている。江戸中期
百舌鳥のくす
[編集]当宅南側にあるクスは胸高径2.7メートル、幹周10.1メートル、樹高13メートルの巨木であり、樹齢は800年から1000年とされる。厚い樹皮に覆われ、幹内には大きな洞が開いた神秘的な特徴を持ち、江戸時代には雨乞いの効験があると祀られた。1970年(昭和45年)2月20日に大阪府の天然記念物に指定された[2]。
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百舌鳥のくす
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 筒井家住宅主屋、座敷棟、茶室、門長屋、土蔵、土塀(堺市)
- ^ a b 府指定の文化財一覧(天然記念物)大阪府
- ^ “新田会所の筒井家住宅が文化財建造物に登録されます”. 堺市. 2020年5月26日閲覧。
- ^ “文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について”. 文化庁. 2020年5月26日閲覧。