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白頭山官邸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白頭山官邸の位置(北朝鮮内)
平壌
平壌
白頭山官邸
白頭山官邸
白頭山官邸の位置(北朝鮮)

座標: 北緯41度51分28秒 東経128度16分29秒 / 北緯41.857656度 東経128.27472度 / 41.857656; 128.27472

白頭山官邸(ペクトゥサンかんてい、英語: Paektusan Leadership Palace[1])または白頭山招待所(ペクトゥサンしょうたいじょ)[2]両江道三池淵市に所在する朝鮮民主主義人民共和国官邸

概要

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古くから霊峰として知られる白頭山は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)では金正日の出生地とされており、金一族にとって特別な意味を有する邸宅であると考えられる[2][注釈 1]。金正日の生誕地とされる白頭山密営の傍らにある正日峰の絶壁には、ハングル文字で一文字の縦が20メートル、横が12メートルの「정일봉」(正日峰)と赤く刻まれた重量216トンの花崗岩の石板が取り付けられている[2][4][5]

1990年6月、金正日のお抱え料理人であった藤本健二は金正日にしたがって初めて白頭山官邸を訪れ、彼のために寿司を握った[2]。藤本は、初めて白頭山をみたとき、がかかっていて大変感動したという[2][注釈 2]2000年7月16日、藤本は自動車を連ねて金ファミリーらとともに白頭山に登り、金正恩から山頂付近で促されて彼と「連れション」をしたことがある[6]。翌日も早朝に白頭山に出かけ、金一族らとともに御来光を見た[6][注釈 3]

脚注

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注釈

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  1. ^ 金正日の本当の出生地は、父親の金日成が逃亡先として滞在していたソビエト連邦(現在のロシア)の極東地方という説が有力である[3]
  2. ^ 「今日の虹は、親愛なる金正日同志の虹です」と藤本が言ったところ、金正日が喜んだという[2]
  3. ^ 日の出の午前5時7分、金正日が車を出て拍手したところ、その場にいる全員が拍手して7分間鳴りやまなかったという[6]

出典

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参考文献 

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  • 藤本健二『金正日の私生活 知られざる招待所の全貌扶桑社、2004年7月。ISBN 978-4594046811 
  • 藤本健二『金正日の料理人 間近で見た独裁者の素顔』扶桑社〈扶桑社文庫〉、2008年12月。ISBN 978-4-594-05846-3 
  • 李相哲『金正日と金正恩の正体』文藝春秋〈文春新書〉、2011年2月。ISBN 978-4-16-660797-6 

関連項目

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外部リンク

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