友惠しづね
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(白桃房から転送)
友惠 しづね(トモエ 静嶺、英: Tomoe Shizune、ともえ しずね、1955年 - )は、日本の音楽家、振付家、舞踏家。舞踏カンパニー「友惠しづねと白桃房」の主宰者であり、アート・ディレクター。
人物
[編集]東京都生まれ。暗黒舞踏の創始者、土方巽に師事。創始者土方巽の舞踏を唯一継承しつつも、これを多彩な、そして膨大な公演活動のなかでの緻密で飽くなき検証作業により、根本から創造し直し発展させ続けることで舞踏技能唯一の集大成「友惠舞踏メソッド」を確立する。大野慶人より「友惠しづねは舞踏が何であるかを示す北極星」と称され、書画「舞路・人、土方巽・大野一雄・友惠しづね」を寄贈される。
1987年、友惠しづねと白桃房を主宰、全作品の作・演出・振付・音楽・美術を手がける。
1990、1992年、1994年ニューヨーク公演をはじめ、1993年の銀座ソニービル・ソミドホール公演、1994年アデレード・フェスティバル招聘、1996年エディンバラ国際フェスティバル招聘など、世界各地にて活躍。
またリヨン国立オペラ「マダム・バタフライ」、NHKエンタープライズ制作オペラ「魔笛」の振付、台湾古典オペラの演出等も行っている。
音楽家としては1972年より活動を開始。作曲家としてジャンルを問わず多くのアーティストとのコラボレーションを行っている。
代表作
[編集]- 1987年 「工事現場のサロメ」(銀座セゾン劇場)
- 1988年 「糸宇夢」(利賀フェスティバル)、「日輪」、「月輪」、「乳色の女」
- 1989年
- 1990年 「蓮遙」(キリンプラザ大阪)
- 1991年 「風のまなざし」
- 1992年 「'92 蓮遙」(美術:小林健二、照明:逢坂卓郎)、「星を摘む」
- 1993年 「人間と舞踏」、「エイジアン・コラボレーション」
- 1994年
- 「眠りへの風景」(美術:陸根丙、音楽:金大煥、吉沢元治)
- 「蓮遙」アデレード・フェスティバル 招聘公演(オーストラリア)
- 1996年 「蓮遙」エディンバラ国際フェスティバル 招聘公演
- 1997年 「'97テレプレゼンス」共演:エリオット・シャープ(g)、巻上公一(超歌唱)、一噌幸弘(能管)
- 1998年 「バトルプレゼンス」共演:坂田明(sax)、甲野善紀(武術)
- 1999年 「videoscape presence」
- 2002年 「Near and Distant Meeting, LYON-TOKYO TELEPRESENCE」"Biennale Musiques en Scene 2002"
- 2006年 台湾国立劇場にて南管オペラ「朱文走鬼」演出
- 2010年 パリ オペラ・バスチーユにて南管オペラ「朱文走鬼」演出
- 2012年 DVD作品『眠りへの風景』リリース
- 2016年 第21回日本顔学会大会(フォーラム顔学2016)で『舞踏の顔』実演・展示
関連項目
[編集]- 荒木経惟
- 芦川正朔
- 芦川羊子
- 天乃宇受美
- 磯崎新
- 入沢サタ緋呼
- 岩名雅紀
- 梅津和時
- 大倉正之助
- 大友良英
- 大野慶人
- 加賀谷早苗
- 郡司正勝
- 小林嵯峨
- 田中泯
- 玉野黄市
- 灰野敬二
- 土方巽
- 山崎広太
- 山本萌
- 山本耀司
- 四谷シモン
- リチャード・ハート
- SU-EN
- X JAPAN
外部リンク
[編集]- TOMOE SHIZUNE & HAKUTOBO - 公式サイト