白井愛
表示
白井 愛(しらい あい、1934年2月5日 - 2005年2月20日)は、日本の作家、フランス文学者(浦野衣子)、翻訳家。
略歴
[編集]岸和田市生まれ。旧姓名・田島衣子。1956年医師・浦野元幸と結婚、浦野衣子となる。 1966年早稲田大学大学院仏文学専攻博士課程退学。1969年浦野と離婚し戸籍名は田島に戻るが、公的に浦野衣子を名のる。 1979年『あらゆる愚者は亜人間である』を白井愛名義で発表。その際の共同事業者・夫は彦坂諦で、最期まで彦坂と一緒であった[1]。
著書
[編集]- 『あらゆる愚者は亜人間である』(罌粟書房、亜人間の文学1) 1979
- 『新すばらしい新世界 スピークス エセー・クリティク+フィクション・クリティク』(罌粟書房、亜人間の文学2) 1981.10
- 『キキ荒野に喚ばわる』(罌粟書房、亜人間の文学) 1985
- 『悪魔のセレナーデ』(罌粟書房、亜人間の文学) 1988
- 『悪魔のララバイ』(径書房) 1991
- 『鶴』(れんが書房新社) 1993
- 『狼の死』(れんが書房新社) 1996
- 『タジキスタン狂詩曲』(れんが書房新社) 2001
- 『人体実験 ガンとのたたかい、生のたたかい』(れんが書房新社) 2005
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『国境』(レジス・ドブレ、浦野衣子訳、晶文社、今日の文学) 1968
- 『地に呪われたる者』(フランツ・ファノン、鈴木道彦, 浦野衣子訳、みすず書房、フランツ・ファノン著作集) 1969
- 『トロイの木馬』(ポール・ニザン、浦野衣子訳、晶文社、ポール・ニザン著作集4) 1970
脚注
[編集]- ^ 『人体実験』附載略年譜