登り街道
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登り街道(のぼりかいどう)は、青森県八戸市から、岩手県二戸市に至る街道。
概要
[編集]幕政時代、八戸城惣門から上組町を西へ、市野沢、観音林(かんのんばやし)を経て、奥州街道の堀野で合流して盛岡藩領福岡宿へ至る南部藩(盛岡藩・八戸藩)の脇街道
八戸藩からは参勤交代路として使用されたため、「上り街道(のぼりかいどう)」、「江戸街道」とも呼ばれ、盛岡藩からは、目的地の地名をとって「八戸街道」と呼ばれた。
参勤交代時には一日で通過する距離であったため宿場は置かずに、観音林に八戸藩主が小休止する御仮屋が置かれた。
伝馬継所
[編集]一里塚
[編集]- 小峠 (青森県八戸市)
- 十文字 (青森県八戸市)県史跡[1]
- 市野沢 (青森県八戸市)
- 大森 (青森県八戸市)
- 晴山 (岩手県九戸郡軽米町)
- 観音林 (岩手県九戸郡軽米町)
- 仁左平本新田(岩手県二戸市)
- 堀野 (岩手県二戸市)
峠
[編集]- 猿越峠 (二戸市-軽米町)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 青森県史編纂近世部会『青森県史 資料編 近世5 南部2・八戸藩領』青森県、2011年3月31日。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 2 青森県』角川書店、1985年12月1日。ISBN 4-04-001020-5。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年。ISBN 4-04-001030-2。