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病的反射

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

病的反射(びょうてきはんしゃ)とは、中枢側にある上位運動ニューロンが傷害され、その下位運動ニューロンに対する抑制が消失し、正常では認められないような反射が出現するようになること。ただし乳幼児では正常児にもみられ、発達とともに消失する。発達の評価にも用いられることがある。

反射中枢はである。口を軽く開かせて検者の手指を下顎にあて、この手指の上をハンマーで叩くと、下顎が動き口を閉じる。明らかに認められれば亢進である。運動ニューロン疾患にて重要である。
反射中枢はC8~T1である。手関節を軽く背屈位とし、検者は患者の中指末節をはさみ、母指で患者の爪の部分を鋭く掌側にはじくと、母指の内転運動が起こる。
反射中枢はC6~T1である。前腕回外位として手指を軽く屈曲位とし、検者の示指と中指を患者の4本の手指の上に横におき、その上を叩くと母指の屈曲運動がおこる。正常では欠如ないし極めて軽度である。
反射中枢はL4~S1である。
反射中枢はL4~S1である。
  • トレムナー反射(Tromner's reflex)
反射中枢はC6~T1である。手関節を軽く背屈位、手指を軽く屈曲位とし、患者の中指末節の掌側を検者の中指で強くはじくと、母指の内転運動がおこる。

関連

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参考文献

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