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甲斐克則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
甲斐 克則かい かつのり
生誕 (1954-10-06) 1954年10月6日(70歳)
日本の旗 日本 大分県 豊後大野市
出身校 九州大学大学院法学研究科
職業 刑法学者
医事法学者
団体 早稲田大学大学院教授
広島大学名誉教授
栄誉 博士(法学)(広島大学)
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甲斐 克則かい・かつのり1954年10月6日- )は、日本法学者。専門は、刑事法医事法学位は、博士(法学)広島大学論文博士・2002年)[1]広島大学名誉教授早稲田大学大学院法務研究科教授(同研究科長・早稲田大学理事を歴任)。

人物

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学校法人早稲田大学理事(2018年11月~2022年9月)。

研究テーマ

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主な研究テーマは、刑事違法論の本質(特に法益論)と刑事責任の本質(特に責任原理)を探求しつつ、交通事故・火災事故・医療事故等の刑事過失論、安楽死尊厳死臓器移植・生殖医療等の医事刑法および医事法の領域、更には、海事刑法の領域でそれを実証すること。企業犯罪および刑事コンプライアンスの研究も行っている。

略歴

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著書・論文

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  • アルトゥール・カウフマン『責任原理』(九州大学出版会,2000年,翻訳)
  • 『海上交通犯罪の研究[海事刑法研究第1巻]』(成文堂,2001年)
  • 『安楽死と刑法[医事刑法研究第1巻]』(成文堂,2003年)
  • 『尊厳死と刑法[医事刑法研究第2巻]』(成文堂,2004年)
  • 『医事刑法への旅Ⅰ』(現代法律出版,2004年)
  • 『責任原理と過失犯論』(成文堂,2005年)
  • 『被験者保護と刑法[医事刑法研究第3巻]』(成文堂,2005年)
  • 『医事刑法への旅Ⅰ[新版]』(イウス出版,2006年)
  • 『遺伝情報と法政策』(成文堂,2007年,編著)
  • 『企業犯罪とコンプライアンス・プログラム』(商事法務,2007年,共編著)
  • 『終末期医療と生命倫理』(太陽出版,2008年,共編著)
  • 『ブリッジブック医事法』(信山社,2008年,編著)
  • 『企業活動と刑事規制』(日本評論社,2008年,編著)
  • 『企業活動と刑事規制の国際動向』(信山社,2008年,共編者)
  • ペーター・タック『オランダ医事刑法の展開―安楽死・妊娠中絶・臓器移植』(慶應義塾大学出版会,2009年,編訳)
  • 『医事法講座第1巻 ポストゲノム社会と医事法』(信山社,2009年,編著)
  • 『医事法六法』(信山社,2010年,編集)
  • 『レクチャー生命倫理と法』(法律文化社,2010年,編著)
  • 『生殖医療と刑法[医事刑法研究第4巻]』(成文堂,2010年)
  • 『新版医療事故の刑事判例』(成文堂,2010年,共編著)
  • 『医事法講座第2巻 インフォームド・コンセントと医事法』(信山社,2010年,編著)
  • 『中華人民共和国刑法』(成文堂,2011年,共編訳)
  • 『医事法講座第3巻 医療事故と医事法』(信山社,2012年,編著)
  • 『現代社会と刑法を考える』(法律文化社,2012年,編著)
  • ウルリッヒ・ズィーバー『21世紀刑法学への挑戦―グローバル化情報社会とリスク社会の中で』(成文堂,2012年,共監訳)
  • 『シリーズ生命倫理学第5巻 安楽死・尊厳死』(丸善出版,2012年,共編著)
  • 『医療事故と刑法[医事法研究第5巻]』(成文堂,2012年)
  • 『医事法講座第4巻 終末期医療と医事法』(信山社,2013年,編著)
  • アルビン・エーザー『「侵害原理」と法益論における被害者の役割』(信山社,2014年,編訳)
  • 『21世紀日中刑事法の重要課題』(成文堂,2014年,共編著)
  • 『医事法講座第5巻 生殖医療と医事法』(信山社,2014年,編著)
  • 『刑事コンプライアンスの国際動向』(信山社,2015年,共編著)
  • 『刑法実践演習』(法律文化社,2015年,編著)
  • 『医事法講座第6巻 臓器移植と医事法』(信山社,2015年,編著)
  • 『海外の安楽死・自殺幇助と法』(慶應義塾大学出版会,2015年,編訳)
  • 『臓器移植と刑法[医事刑法研究第6巻]』(成文堂,2016年)
  • 『日中刑事法の基礎理論と先端問題』(成文堂,2016年,共編著)
  • 『医事法講座第7巻 小児医療と医事法』(信山社,2016年,編著)
  • 『終末期医療と刑法[医事刑法研究第7巻]』(成文堂,2017年)
  • 『医事法講座第8巻 再生医療と医事法』(信山社,2017年,編著)
  • 『ブリッジブック医事法(第2版)』(信山社,2018年,編著)
  • 『医事法辞典』(信山社,2018年,編集代表)
  • 『企業犯罪と刑事コンプライアンス-「企業刑法」構築に向けて』(成文堂,2018年)
  • 『<講演録>医事法学へのまなざし-生命倫理とのコラボレーション-』(信山社,2018年)
  • 『責任原理と過失犯論[増補版]』(成文堂,2019年)
  • 『医事法講座第9巻 医療情報と医事法』(信山社,2019年,編著)
  • 『医事法研究』第1号~(信山社,2019年,責任編集)
  • 『刑法の重要課題をめぐる日中比較法の実践』(成文堂,2020年,編著)
  • 『医事法講座第10巻 精神科医療と医事法』(信山社,2020年,編著)
  • 『医事法講座第11巻 医療安全と医事法』(信山社,2021年,編著)
  • 『医事法講座第12巻 医行為と医事法』(信山社,2022年,編著)
  • 『医事法判例百選 [第3版]』(有斐閣,2022年,共編著)※初版は2006年、第2版は2014年)
  • 『人体情報と刑法[医事刑法研究第8巻]』(成文堂,2022年)

所属学会

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  • 日本刑法学会 (国内)(元監事、元理事)
  • 日本医事法学会 (国内)(現理事、元代表理事)
  • 日本生命倫理学会 (国内 )(現理事、元代表理事)
  • 日本レギュラトリーサイエンス学会(理事、国内)
  • 内閣府総合科学技術・イノベーション会議生命倫理専門調査会委員(国内)
  • 第25回世界医事法会議(World Congress on Medical Law)東京大会 Program Chair

脚注

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  1. ^ a b 甲斐, 克則 (2002). 海上交通犯罪の研究. https://ci.nii.ac.jp/naid/500000238800. 
  2. ^ 市報ぶんごおおの126号(2015年)28頁”. 豊後大野市. 2018年8月27日閲覧。
  3. ^ [1]

外部リンク

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先代
石田眞
早稲田大学大学院法務研究科長
2014年 - 2018年
次代
松村和徳