田畑千秋
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田畑 千秋(たばた ちあき、1952年 - )は、日本の民俗学者。大分大学教授。
来歴
[編集]- 1952年、奄美大島の旧家に生まれる。
- 父は、『奄美大島昔話集』『奄美のことわざ』『徳之島の昔話』『奄美諸島の昔話』『奄美の民俗』『奄美の伝説』『南島歌謡大成・奄美篇』などを著した民俗学者の田畑英勝。東京都練馬区長を務めた田畑健介は叔父。
- 國學院大學文学部を経て法政大学大学院修了後、ドイツ・ボン大学に留学、クライナー・ヨーゼフ教授に師事。
- 奄美博物館創設に尽力、開館後初代主幹学芸員となった。国際日本文化研究センター客員助教授、鎌倉女子大学客員教授等を経て、大分大学教授。2004年、「奄美大島の口承文芸研究」で國學院大學より博士(民俗学)の学位を取得[1]。
受賞
[編集]奄美関係著書
[編集]単著
[編集]- 『奄美名音集落の八月歌』(自費出版文化賞、天空舎、1991年12月)
- 『奄美の暮しと儀礼』(日本図書館協会選定図書、第一書房、1992年2月、ISBN 9784804200279)
- 『奄美のわらべうた』(天空舎、1992年9月)
- 『奄美沖縄 女のことわざ』(日本図書館協会選定図書、第一書房、1997年11月、ISBN 9784804201269)
- 『奄美大島の口承説話』(第一書房、2005年3月、ISBN 978-4804207599)
- 『南島口承文芸研究叙説』(第一書房、2005年9月、ISBN 9784804207612)
共著
[編集]- 『ドイツ人のみた明治の奄美』(クライナー・ヨーゼフと共著。ひるぎ社、1992年2月)
- 『奄美 復帰50年 ヤマトとナハのはざまで』(『現代のエスプリ』別冊、松本泰丈と共編、至文堂、ISBN 9784784360321)
脚注
[編集]- ^ 田畑千秋『奄美大島の口承文芸研究』(博士(民俗学)論文)國學院大學、2004年11月24日。 NAID 500000285908。学位授与番号: 乙第223号。