田沼望
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田沼 望(たぬま のぞみ、文久3年8月15日[1](1863年9月27日)- 明治33年(1900年)8月24日[2][3][注 1])は、明治時代の宮内官、政治家、華族。貴族院子爵議員。旧姓は伏原[1]。
山城国京都で少納言伏原宣諭の次男として生まれる[1]。旧遠江国相良藩(上総国小久保藩)藩主家当主の田沼智恵の入婿となり1880年(明治13年)12月11日に家督を継承[1]。1884年(明治17年)7月8日、子爵を叙爵された[4]。
1878年(明治11年)宮内省十一等出仕となる[1][3]。以後、同御用掛、侍従試補などを歴任した[1][3]。
1891年(明治24年)4月10日、貴族院子爵議員補欠選挙で当選し[2][5][6]、1897年(明治30年)7月9日まで1期在任した[2]。
親族
[編集]- 室:田沼智恵(田沼意尊長女)[1]
- 子:田沼正 - 子爵、1920年(大正9年)6月爵位返上[1]
- 実兄:伏原宣足 - 子爵、貴族院子爵議員[7]
- 実姉:木下綾子(木下俊愿室)
- 実姉:千家俊(千家尊福室)[7]
補注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『平成新修旧華族家系大成』下巻79頁では8月14日没
出典
[編集]参考文献
[編集]- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年
- 大植四郎編『明治過去帳』新訂初版、東京美術、1971年(原著私家版1935年)
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』下巻、霞会館、1996年
日本の爵位 | ||
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先代 叙爵 |
子爵 (相良)田沼家初代 1884年 - 1900年 |
次代 田沼正 |