田中兆子
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田中 兆子 (たなか ちょうこ) | |
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誕生 |
1964年??月??日 富山県 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2014年 - |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 |
女による女のためのR-18文学賞大賞(2011年) センス・オブ・ジェンダー賞大賞(2018年度) |
デビュー作 | 『甘いお菓子は食べません』 |
配偶者 | あり |
ウィキポータル 文学 |
田中 兆子(たなか ちょうこ、1964年[1] - )は、日本の小説家。
経歴・人物
[編集]富山県生まれ[2]。8年間のOL生活を経て[3]、専業主婦となる[4]。2011年、短編「べしみ」で新潮社が主催する第10回女による女のためのR-18文学賞(大賞)を受賞する(読者賞受賞は、上月文青の「偶然の息子」)[5]。2019年7月、「徴産制」で2018年度センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞[6]。
30代の頃には、戯曲を書いていた[7]。小説の執筆を始めたのは、40歳を過ぎてからという[4][8]。好きな作家として、笙野頼子、古井由吉、金井美恵子を挙げている[7]。何を書くか、ではなく、どう書くか、にこだわりを持っている作家が好きだと語っている[7]。影響を受けた本として、茨木のり子『詩のこころを読む』、マーガレット・アトウッドほか『描かれた女性たち 現代女性作家の短篇小説集』、古井由吉ほか『小説家の帰還 古井由吉対談集』を挙げている[7]。
作品リスト
[編集]- 単行本
- 甘いお菓子は食べません(2014年3月 新潮社)(2016年9月 新潮文庫)
- 【収録作】結婚について私たちが語ること、語らないこと / 花車 / 母にならなくてもいい / 残欠 / 熊沢亜理紗、公園でへらべったくなってみました / べしみ
- 劇団42歳♂(2017年7月 双葉社)
- 徴産制(2018年3月 新潮社)
- 2018年度センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞
- 私のことならほっといて(2019年6月 新潮社)
- 【収録作】歓びのテレーズ / 薄紅色の母 / 匂盗人 / 六本指のトミー / 片脚 / あなたの惑星 / 私のことならほっといて
アンソロジー
[編集]単行本未収録作品
[編集]- 小説
- 跡継ぎのいない理容店(『小説宝石』2018年11月号 掲載)
- 親子三代(『小説宝石』2019年5月号 掲載)
- 小さな穴だらけの島(『小説新潮』2019年5月号 掲載)
- サラリーマンの父と娘(『小説宝石』2019年11月号 掲載)
- 今日の花を摘む(『小説推理』2020年7月号 掲載)
- イオンと鉄(『群像』2021年8月号 掲載)
- サイレン(『群像』2022年8月号 掲載)
- エッセイ
- お仕事小説の「お」は、いつからついたのだろう?(『小説宝石』2020年5月号 掲載)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 田中兆子|女による女のためのR-18文学賞
- ^ 「甘いお菓子は食べません」田中兆子氏 | 日刊ゲンダイDIGITAL
- ^ 田中兆子『甘いお菓子は食べません』|新潮社[リンク切れ]
- ^ a b 日下部元美 (2021年12月28日). “少子化考 男性に性転換義務づけ、出産奨励…小説「徴産制」著者が考えた矛盾”. 毎日新聞. 2021年12月28日閲覧。
- ^ 田中兆子|実業之日本社
- ^ “2018年度 第18回Sense of Gender賞 大賞 田中兆子『徴産制』〈新潮社〉”. ジェンダーSF研究会. 2021年12月28日閲覧。
- ^ a b c d 『甘いお菓子は食べません』著者 田中兆子さん bestseller's interview | 新刊JP
- ^ 田中兆子 インタビュー 女による女のためのR-18文学賞