田中修 (中国研究者)
田中 修(たなか おさむ、1958年 - )は、日本の中国研究者、財務官僚。元税務大学校長。東京都出身。
経歴
[編集]1977年東京都立西高等学校卒業[1]、1982年 東京大学法学部第2類(公法コース)卒業、大蔵省入省(大臣官房文書課)。入省同期に片山さつき、福田淳一、佐川宣寿、迫田英典ら[2] 。
1985年7月には運輸省運輸政策局総合計画課の総合交通係長として出向し、1987年7月より足利税務署長として1年間地方勤務を行う。翌1988年7月には国税庁調査査察部の課長補佐。1992年には大臣官房調査企画課長補佐(内国調査)[3]。1996年から1999年まで外務省在中国日本国大使館経済部に一等書記官、2000年には同参事官として勤務。帰国後、2000年 財務省主計局主計企画官(財政分析担当)。2001年 財務省主計局主計企画官(財政分析、政策評価担当)。2002年 財務省主計局主計官(内閣、司法・警察、財務係担当)。2003年 信州大学経済学部(現・経法学部応用経済学科)教授。2005年 内閣府政策統括官(経済財政運営担当)付参事官(予算編成基本方針担当)兼内閣府「道州制特区」推進担当参事官。2007年 財務総合政策研究所研究部長。2010年 財務総合政策研究所次長。2015年 財務総合政策研究所副所長兼財務省大臣官房政策評価審議官。2016年 財務総合政策研究所副所長兼税務大学校校長。2017年 退官、財務総合政策研究所特別研究官(中国研究交流顧問)。2018年4月奈良県立大学特任教授。2018年12月日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター上席主任調査研究員。2019年4月拓殖大学大学院経済学研究科客員教授[4][5]。
著書
[編集]- 『中国第十次五ヵ年計画―中国経済をどう読むか?―』蒼蒼社.2001
- 『新中国事情』大蔵財務協会.2001
- 『検証 現代中国の経済政策決定-近づく改革開放路線の臨界点-』日本経済新聞出版社,2007(第20回アジア・太平洋賞受賞)
- 『2011~2015年の中国経済―第12次5ヵ年計画を読む―』蒼蒼社 2011
- 『世界を読み解く経済思想の授業 スミス、ケインズからピケティまで』日本実業出版社,2015
- 『日本人と資本主義の精神』ちくま新書 2017
脚注
[編集]- ^ 東京都立西高等学校同窓会 (1987年). 創立50周年記念全員名簿. p. 257
- ^ 小林哲夫. “大蔵省82年組の神童は、大人になってどうなったのか? | 神童は大人になってどうなったのか?”. 文春オンライン. 2020年10月20日閲覧。
- ^ 『職員録 平成5年版 上巻』国立印刷局、1992年11月発行、507頁
- ^ 国家公務員法第106条の25第2項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の公表平成31年4月1日~令和2年3月31日内閣官房
- ^ 特別研究官 Senior Research Fellow 田中 修 TANAKA Osamu財務総合政策研究所
外部サイト
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