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生明俊雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

生明 俊雄(あざみ としお、1940年 - )は、日本のポピュラー音楽研究者、文化社会学[1][2]

経歴

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千葉県出身[2]

早稲田大学政治経済学部を卒業して、日本ビクターに入社し、音楽産業部門(後のビクターエンタテインメント)で、洋楽部長、映像制作部長、青山スタジオ長、メディアネットワーク本部長、などを歴任した[1]

退職後、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程で社会情報学を学ぶ[1][2]。非常勤講師として複数の大学で教鞭を執った後、広島経済大学経済学部メディアビジネス学科教授となり、2011年まで在職した[1]。広島経済大学では、ゼミでレコード・レーベルを立ち上げる体験学習なども指導した[3][4]

2016年には、「20世紀日本レコード産業史 : 米英メジャー企業の日本市場への戦略的進攻を中心に」により、東京藝術大学から博士(学術)を取得した[2][5]

おもな著書

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単著

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  • ポピュラー音楽は誰が作るのか:音楽産業の政治学、勁草書房、2004年
  • 二〇世紀日本レコード産業史:グローバル企業の進攻と市場の発展、勁草書房、2016年
  • タンゴと日本人、集英社集英社新書)、2018年
  • 日本の流行歌:栄枯盛衰の100年、そしてこれから、ミネルヴァ書房、2020年
  • シャンソンと日本人、集英社(集英社新書)、2023年

共著

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脚注

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  1. ^ a b c d 生明 俊雄”. 勁草書房. 2020年8月7日閲覧。
  2. ^ a b c d タンゴと日本人”. 集英社. 2020年8月7日閲覧。
  3. ^ 「学生とCDレーベル立ち上げ、生明俊雄氏(ここが聞きたい)」『日本経済新聞・地方経済面 中国・四国特集』2007年3月28日、33面。 - 日経テレコン21にて閲覧
  4. ^ 「レコード産業生き残るヒント 生明俊雄さんが検証本」『読売新聞・東京朝刊』2016年10月10日、21面。「広島経済大のゼミでは「学生の体験学習で小さなレーベルを立ち上げ、研究に役立った」」 - ヨミダス歴史館にて閲覧
  5. ^ 20世紀日本レコード産業史 : 米英メジャー企業の日本市場への戦略的進攻を中心に」博士論文乙第27号、東京藝術大学、2016年、NAID 5000013762182020年8月18日閲覧