狼と香辛料 (アニメ)
狼と香辛料 | |
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アニメ | |
原作 | 支倉凍砂 |
監督 | 高橋丈夫 |
脚本 | 荒川稔久 |
キャラクターデザイン | 黒田和也 |
音楽 | 吉野裕司 |
アニメーション制作 | IMAGIN |
製作 | 「狼と香辛料」製作委員会 |
放送局 | テレ玉ほか |
放送期間 | 2008年1月8日 - 3月25日 |
話数 | 全13話 (テレビ未放送1話を含む) |
アニメ:狼と香辛料II | |
原作 | 支倉凍砂 |
監督 | 高橋丈夫 |
脚本 | 荒川稔久 |
キャラクターデザイン | 小林利充 |
音楽 | 吉野裕司 |
アニメーション制作 | ブレインズ・ベース マーヴィージャック |
製作 | 「狼と香辛料II」製作委員会 |
放送局 | tvkほか |
放送期間 | 2009年7月8日 - 9月23日 |
話数 | 全13話(先行話1話[1]を含む) |
アニメ:狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF | |
原作 | 支倉凍砂 |
総監督 | 高橋丈夫 |
監督 | さんぺい聖 |
シリーズ構成 | 浦畑達彦(第1クール) 木澤行人、猫田幸(第2クール) |
キャラクターデザイン | 羽田浩二 |
音楽 | Kevin Penkin |
アニメーション制作 | パッショーネ |
製作 | ローエン商業組合 |
放送局 | テレビ東京ほか |
放送期間 | 第1期:2024年4月2日 - 9月24日 |
話数 | 第1期:全25話 |
ラジオ:小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオ | |
放送期間 | 2007年12月7日 - 2008年4月25日 |
放送局 | アニメイトTV |
放送時間 | 隔週金曜日 |
放送回数 | 全10回 |
放送形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 小清水亜美(ホロ役) 福山潤(ロレンス役) |
ラジオ:小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオII | |
放送期間 | 2009年6月10日 - 2009年10月28日 |
放送局 | アニメイトTV |
放送時間 | 第2・第4水曜日 |
放送回数 | 全10回 |
放送形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 小清水亜美(ホロ役) 福山潤(ロレンス役) |
構成作家 | 小林治 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ・ラジオ |
『狼と香辛料』(おおかみとこうしんりょう)は、支倉凍砂による同名のライトノベルを原作としたアニメ。
2008年版
[編集]2008年1月から3月まで第1期がテレ玉ほかにて放送された。全13話(テレビ放送分は全12話。第7話に当たる第七幕はDVDにのみ収録)。原作の第1巻から第2巻をほぼ忠実に映像化していた。 2009年7月から9月まで第2期『狼と香辛料II』がtvkほかにて放送された。一部を除く放送局ではハイビジョン制作。全12話(番外編を除く)。キャストと監督、脚本はそのままで、制作会社はIMAGINからブレインズ・ベースとマーヴィージャックへ、キャラクターデザイン・総作画監督は黒田和也から小林利充へと変更されている。原作の第4巻を飛ばし、第3・5巻を映像化。
登場人物(2008年版)
[編集]スタッフ(2008年版)
[編集]第1期 | 第2期 | |
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原作 | 支倉凍砂[2] | |
キャラクター原案[注 1] | 文倉十[2] | |
監督 | 高橋丈夫[2] | |
脚本 | 荒川稔久[2] | |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
黒田和也[3] | 小林利充[2] |
美術監督 | 小濱俊裕[3] | |
美術設定 | — | 塩澤良憲 |
色彩設計 | 佐野ひとみ[3] | |
撮影監督 | 松井伸哉[3] | 館信一郎 |
編集 | 渡辺直樹 | 内田恵 |
音響監督 | 高桑一[3] | |
音楽 | 吉野裕司[3] | |
音楽プロデューサー | 井上裕香子 | |
音楽制作 | FlyingDog | |
JVCエンタテインメント | — | |
プロデューサー | 石黒達也、徳田直已、鈴木智子 | |
松永裕一、あらかわまさのぶ | 藤田朋洋 | |
エグゼクティブ プロデューサー |
福場一義、小山直子 | |
アニメーション プロデューサー |
中塚裕治 | 小林辰与、大野雅義 |
アニメーション制作 | IMAGIN[3] | ブレインズ・ベース[2] マーヴィージャック[2] |
製作 | 「狼と香辛料」 製作委員会[注 2] |
「狼と香辛料II」 製作委員会[注 3] |
制作(2008年版)
[編集]監督の高橋丈夫によれば本作のテーマは「誰もが自分の物語を生きている」であるという。高橋はアニメ制作において意識した点として「原作の持ち味を損なわないようにする」ことを挙げている[4]。高橋は第1期が好評だったゆえに第2期制作に繋がったことを明かしたうえで、第2期制作においては「第1期の雰囲気をどうやってそのまま持続していくか」を意識したと話している[5]。
ロレンス役の福山潤は本作は情報量の多い経済をテーマとして扱っており、気を抜くと演じる側が情報の波に流されてしまうことから、まずはホロとロレンスの会話を楽しんでもらえる雰囲気作りをしながら、自然に情報が得られるペース作りをすることを意識したと話している。一方で、ホロ役を演じる小清水亜美はホロがかなりマイペースなキャラクターであることから、会話の主導権をロレンスに奪われないために、自身のペースで会話をすることを意識したと話している[6]。また、小清水はホロの廓詞が魅力としたうえで、演じる際には噛まないで喋ること(「くりゃれ」が「くられ」にならないようにするなど)を気を付けていると話している[5]。
基本的に原作小説に忠実に描かれているが、パスロエ村の麦売買交渉人・ヤレイがアニメ版では少女・クロエに変更されている。これにより、パッツィオにてホロとロレンスが被ったトラブルの元凶はクロエとなり、その根幹には「ロレンスへの好意」と「ホロへの嫉妬」があると解釈させるものとなっている。これらの改変は「アニメーション的な華を持たせる」「犯行の動機付けをより視聴者に分かりやすくする」というメリットを生み出している[7]。
主題歌(2008年版)
[編集]- 「旅の途中」
- 清浦夏実による第1期オープニングテーマ。作詞は小峰公子、作曲・編曲は吉良知彦。第13話ではエンディングテーマとして使用された。
- 「リンゴ日和 〜The Wolf Whistling Song」
- ROCKY CHACKによる第1期エンディングテーマ。作詞はChris Mosdell、作曲は山下太郎&noe、編曲は保刈久明。第13話では使用されなかった。
- 「蜜の夜明け」
- 新居昭乃による第2期オープニングテーマ。作詞・作曲は新居。
- 「Perfect World」
- ROCKY CHACKによる第2期エンディングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲は山下太郎&noe。
反響・評価(2008年版)
[編集]「アキバ総研」によれば、テレビアニメの放送開始以降、原作小説第1巻の品切れ状態が長期間続いたという[8]。
ライターの宇多田イタチは廓詞を使用するホロの可愛さに称賛するとともに、本作が「本格的な経済アニメ」であると評した。宇多田はエピソードの中でロレンスが金銭のやり取りをせずに二つの契約を交わす「為替」を例に挙げており、ファンタジーアニメを見ていたはずが「為替の仕組み」まで理解でき、一石二鳥であると述べている[9]。
各話リスト(2008年版)
[編集]話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||||
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第1期 | ||||||||||||||||||||||||
第一幕 | 狼と一張羅 | 高橋丈夫 | 臼井文明 |
| 2008年 1月9日 |
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第二幕 | 狼と遠い過去 | 古谷田順久 | 大塚美登里 | 1月16日 | ||||||||||||||||||||
第三幕 | 狼と商才 | 矢吹勉 |
| 桂木杏 | 1月23日 | |||||||||||||||||||
第四幕 | 狼と無力な相棒 | 中山正恵 | 迫井政行 |
| 1月30日 | |||||||||||||||||||
第五幕 | 狼と痴話喧嘩 | 高本宣弘 | 川久保圭史 |
| 2月6日 | |||||||||||||||||||
第六幕 | 狼と無言の別れ | 高橋丈夫 |
|
| 2月13日 | |||||||||||||||||||
第七幕 | 狼と幸福の尻尾[注 4] | 島津裕行 | 岩本美香 |
| 2009年 5月14日 |
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第八幕 | 狼と正しき天秤 | 高木秀文 |
| 2月20日 | ||||||||||||||||||||
第九幕 | 狼と羊飼いの子羊 | 中山正恵 | 岩本美香 |
| 2月27日 | |||||||||||||||||||
第十幕 | 狼と渦巻く陰謀 | 高橋丈夫 | 川久保圭史 | 清水空翔 | 3月5日 | |||||||||||||||||||
第十一幕 | 狼と最大の秘策 | 島津裕行 | 小野田雄亮 |
| 3月12日 | |||||||||||||||||||
第十二幕 | 狼と若僧の群れ | 中山正恵 | 高木秀文 | 小堺能夫 | 3月19日 | |||||||||||||||||||
第十三幕 | 狼と新たな旅立ち | 高橋丈夫 |
|
| 3月26日 | |||||||||||||||||||
第2期 | ||||||||||||||||||||||||
第0幕 | 狼と琥珀色の憂鬱[注 5] | 高橋丈夫 | 殿勝秀樹 | 小林利充 | 2011年 11月1日 |
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第一幕 | 狼とふとした亀裂 | 山門郁夫 |
| 2009年 7月9日 |
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第二幕 | 狼と嵐の前の静寂 | 泰野好紹 | 7月16日 | |||||||||||||||||||||
第三幕 | 狼と埋まらない溝 | 寺沢伸介 |
| 7月23日 | ||||||||||||||||||||
第四幕 | 狼と浅知恵の末路 | 殿勝秀樹 | 山門郁夫 | 7月30日 | ||||||||||||||||||||
第五幕 | 狼と希望と絶望 | ところともかず | 所俊克 | 鷲田敏弥 | 8月6日 | |||||||||||||||||||
第六幕 | 狼と信ずべき神 | 高橋丈夫 | 寺沢伸介 | 柳瀬譲二 | 8月13日 | |||||||||||||||||||
第七幕 | 狼と戯れの日々 | 島津裕行 | さんぺい聖 | 亀谷響子 | 8月20日 | |||||||||||||||||||
第八幕 | 狼と蠱惑的な旅人 | 渡辺正樹 | 町谷俊輔 |
| 8月27日 | |||||||||||||||||||
第九幕 | 狼と無謀な商談 | 寺澤伸介 | 三浦陽 | 松岡謙治 | 9月3日 | |||||||||||||||||||
第十幕 | 狼と孤独な微笑み | ところともかず | 清水久敏 | 鷲田敏弥 | 9月10日 | |||||||||||||||||||
第十一幕 | 狼と別れの決意 | 高橋丈夫 | 所俊克 |
| 9月17日 | |||||||||||||||||||
第十二幕 | 狼ととめどなき涙 | さんぺい聖 |
| 9月24日 |
放送局(2008年版)
[編集]放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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埼玉県 | テレ玉 | 2008年1月9日 - 3月26日 | 火曜 1:30 - 2:00(火曜深夜) | 独立UHF局 | |
千葉県 | チバテレビ | ||||
愛知県 | テレビ愛知 | 水曜 3:28 - 3:58(火曜深夜) | テレビ東京系列 | ハイビジョン放送 | |
神奈川県 | tvk | 2008年1月10日 - 3月27日 | 木曜 1:15 - 1:45(水曜深夜) | 独立UHF局 | |
京都府 | KBS京都 | 2008年1月11日 - 3月28日 | 金曜 1:30 - 2:00(木曜深夜) | ||
兵庫県 | サンテレビ | 金曜 2:10 - 2:40(木曜深夜) | |||
東京都 | TOKYO MX | 2008年1月12日 - 3月29日 | 土曜 1:30 - 2:00(金曜深夜) | ハイビジョン放送 | |
日本全国 | AT-X | 2008年1月24日 - 4月10日 | 木曜 11:00 - 11:30 | CS放送 | リピート放送あり |
GYAO! | 2008年2月8日 - 4月25日 | 金曜 12:00 更新 | インターネット配信 | 無料配信 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
神奈川県 | tvk | 2009年7月9日 - 9月24日 | 木曜 1:15 - 1:45(水曜深夜) | 独立UHF局 | ハイビジョン放送 |
愛知県 | テレビ愛知 | 木曜 2:28 - 2:58(水曜深夜) | テレビ東京系列 | ||
千葉県 | チバテレビ | 2009年7月10日 - 9月25日 | 金曜 1:00 - 1:30(木曜深夜) | 独立UHF局 | SD画質アプコン放送 |
兵庫県 | サンテレビ | 金曜 2:10 - 2:40(木曜深夜) | ハイビジョン放送 | ||
京都府 | KBS京都 | 2009年7月11日 - 9月26日 | 土曜 1:00 - 1:30(金曜深夜) | ||
埼玉県 | テレ玉 | 土曜 1:30 - 2:00(金曜深夜) | SD画質アプコン放送 | ||
東京都 | TOKYO MX | ハイビジョン放送 | |||
日本全国 | AT-X | 2009年7月20日 - 10月5日 | 月曜 9:30 - 10:00 | CS放送 | リピート放送あり SD画質 |
DVD / BD
[編集]巻 | 発売日[11] | 規格品番 | ||
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BD | 限定版DVD | 通常版DVD | ||
第1期 | ||||
1 | 2008年4月2日 | — | PCBG-51159 | PCBG-51176 |
2 | 2008年4月25日 | PCBG-51160 | PCBG-51177 | |
3 | 2008年5月30日 | PCBG-51178 | PCBG-51161 | |
4 | 2008年6月27日 | PCBG-51179 | PCBG-51162 | |
5 | 2008年7月25日 | PCBG-51180 | PCBG-51163 | |
6 | 2008年8月29日 | PCBG-51181 | PCBG-51164 | |
BOX | 2009年1月30日 | PCXG-60001 | — | |
第2期 | ||||
1 | 2009年10月7日 | PCXG-50011 | — | PCBG-51481 |
2 | 2009年11月4日 | PCXG-50012 | PCBG-51482 | |
3 | 2009年12月2日 | PCXG-50013 | PCBG-51483 | |
4 | 2010年1月6日 | PCXG-50014 | PCBG-51484 | |
COMPLETE BOX | ||||
# | 2012年7月18日 | — | PCBG-61154 | — |
# | 2013年3月6日 | PCXG-60042 | — |
ホロのショートアニメ
[編集]2008年版第2期BDの第1巻と第2巻に収録された映像特典。DVDには未収録。第1巻では作中のパンと葡萄酒について解説し、第2巻ではヨイツ流ストレッチをレクチャーする。サブタイトルは以下の通り。
- わっちと”おべんきょう”
- わっちと”すとれっち”ヨイツ流
インターネットラジオ
[編集]2007年12月、アニメイトTVにてテレビアニメ第1期の放送に先駆けて『小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオ』として配信開始し、2008年4月25日に終了した。
2009年、テレビアニメ第2期の放送が決定したことを受け、2009年6月10日よりラジオ第2期『小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオII』の配信が開始され、2009年10月28日に終了した。
小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオ
[編集]- コーナー
-
- ふつおた
- 普通のお便りを紹介する。
- コーナー募集
- やってほしいコーナーをリスナーから募集する。
- わっちを惚れさせるなや?
- ホロを口説き落とすためのシチュエーションと台詞を募集、その台詞を福山が読み、小清水が判定する。
- 第10回のみ「俺を困らせるなよ」、として2人の役割が変わった。
- 賢狼に訊け!
- リスナーが日頃疑問に思っていることや悩み事等を募集し、小清水が解答していく。
- 3分イラスト道場 オオカミの穴!
- 狼と香辛料にちなんだお題のイメージイラストを制限時間内に二人が描き、対決する。
- 狼が来るぞ〜
- 狼と香辛料の関連商品を紹介する。
- ラジオドラマ「狼と琥珀色の憂鬱」
- オリジナルドラマ。
小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオII
[編集]- 配信期間:2009年6月10日 - 2009年10月28日(全10回)
- 配信日:第2・第4水曜日
- 配信サイト:アニメイトTV
- パーソナリティ:小清水亜美(ホロ役)、福山潤(ロレンス役)
- コーナー
- 配信前、「第1期ではできなかったこと」などをテーマに番組内で行うコーナー提案の募集が行われた。
- 今日オオカミック商会
- 第2期からの新コーナーで、各地の名産・食べ物を募集する。
- 豊作の歌
- 第2期からの新コーナー。ロレンスこと福山潤がリスナーが手に入れた凄い物の価値を判定する。
- 狼の穴II
- 第1期から引き継いだ、福山潤と小清水亜美の対決コーナー。
- 荷物はな〜に?
- 第2期からの新コーナー。何かをするとき役立つものは何かをリスナーに訊ねる。
- 賢狼に聞けII
- 曰く、第1期で人気だったコーナー。寄せられた相談を、賢狼ホロではなく小清水亜美が答える。
- ふつおた・アニメの感想も!
- 質問、相談、挑戦状などのメールを募集。
2024年版
[編集]この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2022年2月25日には、完全新作アニメの制作が発表された[12]。『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』のタイトルで、第1期が2024年4月から9月までテレビ東京ほかにて放送された[13][14][15]。第2期の制作が決定している[16]。
登場人物(2024年版)
[編集]スタッフ(2024年版)
[編集]- 原作 - 支倉凍砂[13]
- キャラクター原案 - 文倉十[13]
- 総監督 - 高橋丈夫[13]
- 監督 - さんぺい聖[13]
- 助監督 - 北村充基
- シリーズ構成 - 浦畑達彦(第1クール)、木澤行人・猫田幸(第2クール)
- キャラクターデザイン - 羽田浩二[15]
- 美術監督 - 井上一宏[15]
- 美術設定 - 青木薫・天田俊貴(第1クール)、小畑嶺二[15]、中村嘉博・行信三・芳崎正樹(第2クール)
- 色彩設計 - 小山知子[15]
- 撮影監督 - 林幸司[15]
- 編集 - 丹彩子[15]
- 3DCGディレクター - 加納真季
- 音響監督 - 吉田知弘[15]
- 音楽 - Kevin Penkin[13]
- 音楽プロデューサー - 小林健樹
- 音楽制作 - 東宝ミュージック
- チーフプロデューサー - 高橋敦司、武井克弘
- プロデューサー - 堀田章一、近藤朋久、山内未來、外川明宏、宮原恵
- エグゼクティブプロデューサー - 山中一孝、久保雄一郎
- アニメーションプロデューサー - 西藤和広
- プロデュース - ENISHIYA[13]
- アニメーション制作 - パッショーネ[13]
- 製作 - ローエン商業組合[15]
制作(2024年版)
[編集]スタッフィング
[編集]テレビアニメ化に際しては、「2008年版を否定しない」としつつも絶対ではないという方針が立てられた[17]。2008年版で監督を務めた高橋丈夫が総監督を務める一方、2008年版の第2期に演出を手掛けていたさんぺい聖が監督を務める[17]。
美術
[編集]ホロ役の小清水亜美はアニメイトタイムズとのインタビューの中で、2024年版のホロのデザインについて、根本は変わらないとしつつ、やや肉付きが良くなったとしている[18]。
演技・キャスティング
[編集]ロレンス役とホロ役はいずれも2008年版と同様に 福山潤と小清水亜美が起用されており、2人とも2008年版の続編かと思っていたと話している[18][19]。小清水はアニメイトタイムズとのインタビューの中で自分にホロ役のオファーが来たこととに驚いたと話しつつも、全体が見えていない時点からどうすべきか悩んだとも話している[18]。小清水は変わらない部分を大切にしつつも、令和の視聴者たちが見たいと思える作品にしなくてはならないと述べている[18]。一方、ロレンス役の福山潤は第1話の台本を読んだ際に最初からアニメ化することを知り複雑な気持ちになったとまんたんウェブとのインタビューの中で振り返っている[17]。
主題歌(2024年)
[編集]- 「旅のゆくえ」[20]
- Hana Hopeによる第1期第1クールオープニングテーマ。作詞は小西裕子、作曲はぱやん、編曲は田中隼人。
- 「アンダンテ」[20]
- ClariSによる第1期第1クールエンディングテーマ。作詞は長沢知亜紀と永野小織、作曲・編曲は小野貴光。
- 「Sign」[21]
- Aimerによる第1期第2クールオープニングテーマ。作詞はaimerrhythm、作曲は福島章嗣、編曲は玉井健二と百田留衣。
- 「りんごと君」[21]
- 音莉飴による第1期第2クールエンディングテーマ。作詞は音莉飴、作曲はあかり(音莉飴)とbutter.D(MARUMOCHI)、編曲はMARUMOCHI。
各話リスト(2024年版)
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
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第1期 | ||||||||||||||||||||||||
第一幕 | 収穫祭と狭くなった御者台 | 浦畑達彦 | 高橋丈夫 | 北村充基 |
| 羽田浩二 | 2024年 4月2日 |
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第二幕 | いたずら狼と笑えない冗談 | さんぺい聖 | 小森輝史 |
|
| 4月9日 | ||||||||||||||||||
第三幕 | 港町と甘い誘惑 | 頂真司 | 萩野竜也 |
|
| 4月16日 | ||||||||||||||||||
第四幕 | 夢見がちな商人と月明りの別れ | さんぺい聖 | 加藤峻一 |
|
| 4月23日 | ||||||||||||||||||
第五幕 | 狼の化身と従順な子羊 | 高橋丈夫 | 薮内悠 |
|
| 4月30日 | ||||||||||||||||||
第六幕 | 商人と理不尽な神 | 頂真司 | 加藤峻一 |
|
| 5月7日 | ||||||||||||||||||
第七幕 | 神の天秤と草原の魔術師 | 猫田幸 | 迫井政行 | 萩野竜也 |
|
| 5月14日 | |||||||||||||||||
第八幕 | 旅の道連れと不吉な知らせ | 木澤行人 | 高橋丈夫 | 貴田祐太 |
|
| 5月21日 | |||||||||||||||||
第九幕 | 甘い蜜と苦い鎧 | 猫田幸 | 頂真司 | 森友宏樹 |
|
| 5月28日 | |||||||||||||||||
第十幕 | 狼の知恵と商人の口車 | 木澤行人 | 高橋丈夫 | 薮内悠 |
|
| 6月4日 | |||||||||||||||||
第十一幕 | 狼の森と凍てつく雨 | 猫田幸 | 佐野隆史 |
|
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| 6月11日 | |||||||||||||||||
第十二幕 | 裏切りの代価と黄金の代価 | 木澤行人 | 数井浩子 | 萩野竜也 |
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| 6月18日 | |||||||||||||||||
第十三幕 | 三人の晩餐と二人の午後 | 中山正恵 |
|
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| 6月25日 | ||||||||||||||||||
第十四幕 | 新しい町と望郷の思い | もりたけし | 萩野竜也 |
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| 7月2日 | ||||||||||||||||||
第十五幕 | 鳥の羽と不思議な鉱石 | 貴田祐太 |
|
| 7月9日 | |||||||||||||||||||
第十六幕 | 祭りの夜と狂った歯車 | 中山正恵 | 森友宏樹 |
|
| 7月16日 | ||||||||||||||||||
第十七幕 | 行商人の浅知恵と町商人の看板 | 嵯峨敏 |
|
| 7月23日 | |||||||||||||||||||
第十八幕 | 決意の積荷と覚悟の交渉 | 高橋丈夫 | 加藤峻一 |
|
| 7月30日 | ||||||||||||||||||
第十九幕 | 見えざる神の手と見えざる狼の心 | 島津裕行 |
|
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| 8月13日 | ||||||||||||||||||
第二十幕 | 教会の少女と粉挽きの少年 | 高橋丈夫 |
|
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| 8月20日 | ||||||||||||||||||
第二十一幕 | 異端の村と司祭の契約 | セトウケンジ | 熨斗谷充孝 |
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| 8月27日 | ||||||||||||||||||
第二十二幕 | 教会の教えと父の記憶 | 高橋丈夫 |
|
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| 9月3日 | ||||||||||||||||||
第二十三幕 | 仕組まれた災禍としかるべき報い | 森田宏幸 | 程兴富 |
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| 9月10日 | ||||||||||||||||||
第二十四幕 | 蛇神の道と賢狼の答え |
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| 9月17日 | ||||||||||||||||||
第二十五幕 | 奇跡の行方と続く旅路 | 高橋丈夫 |
|
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| 9月24日 |
放送局(2024年版)
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [23] | 備考 |
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2024年4月2日 - 9月24日 | 火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜) | テレビ東京 | 関東広域圏 | 製作参加 |
テレビ大阪 | 大阪府 | |||
テレビ愛知 | 愛知県 | |||
2024年4月3日 - 9月25日 | 水曜 0:30 - 0:59(火曜深夜) | BSテレ東 | 日本全域 | BS放送 初回は0:59 - 1:29に放送。 |
水曜 22:00 - 22:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[24] / リピート放送あり |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2024年4月2日 | 火曜 2:00(月曜深夜) 更新 | ABEMA |
2024年4月5日 | 金曜 2:00(木曜深夜) 順次更新 |
BD
[編集]巻 | 発売日[25] | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
第1期 | |||
1 | 2024年8月21日 | 第1話 - 第6話 | TBR34184D |
2 | 2024年9月18日 | 第7話 - 第13話 | TBR34185D |
3 | 2024年11月20日 | 第14話 - 第19話 | TBR34186D |
4 | 2024年12月18日予定 | 第20話 - 第25話 | TBR34187D |
VTuber
[編集]2024年4月3日より毎週水曜日19時にてYouTubeのTOHO animation チャンネル及びTik Tokのアニメ公式アカウントで、ホロが公式宣伝大使となって動画配信者としてVTuber活動が開始された[26]。
本企画はVTuber事業を展開している株式会社any styleと本アニメの製作委員会「ローエン商業組合」の共同施策による配信である[27]。
テレビ東京 火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
狼と香辛料
MERCHANT MEETS THE WISE WOLF |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 先行エピソード第0幕「狼と琥珀色の憂鬱」(ビジュアルノベル『狼と香辛料 狼と金の麦穂』付属DVDに収録)
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- ^ “アニメ『狼と香辛料』は異色の“経済アニメ”? 狼娘・ホロのかわいさも必見!【アマゾンプライムビデオおすすめ】”. ファミ通.COM. (2021年3月20日) 2024年7月3日閲覧。
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- ^ a b 「アニメ「狼と香辛料」第2クールの本予告到着、新キャストやOP・ED曲も明らかに」『』ナターシャ、2024年6月28日。2024年6月28日閲覧。
- ^ a b “ON AIR”. TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』. 東宝. 2024年3月22日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “週間番組表 (2024/04/01〜2024/04/07)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2024年4月22日閲覧。
- ^ “Blu-ray”. TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』. 2024年4月2日閲覧。
- ^ “『狼と香辛料』賢狼ホロの“動画配信者デビュー”が決定!”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2024年3月29日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ 『VTuber事業を展開するany styleがTVアニメ「狼と香辛料」のヒロイン「ホロ」のVTuber化企画を開始!』『PR TIMES』(プレスリリース)、any style、2024年4月12日。2024年8月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 狼と香辛料 Official web site - (2024年3月1日時点のアーカイブ)
- 2024年6月に発生したKADOKAWA・ニコニコ動画へのサイバー攻撃以降、サイトは緊急メンテナンスのメッセージが表示され続けている。
- TVアニメ『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』公式サイト - 2024年版アニメ情報ページ
- 『狼と香辛料』 (@Spicy_Wolf_Prj) - X(旧Twitter)
- 主に2024年版アニメおよび関連情報発信用のアカウント
- TOKYO MX * アニメ「狼と香辛料」[リンク切れ] - TOKYO MX内テレビアニメ公式サイト
- Web Radio「小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオII」 - ウェイバックマシン(2010年5月28日アーカイブ分) - WEBラジオ公式サイト
- 2008/2009年版アニメ本放送当時に配信していたラジオ番組風のボイストークコンテンツ。(現在は配信終了)
- 狼と香辛料 コミックINFO - ウェイバックマシン(2014年12月4日アーカイブ分)
- 2008/2009年版アニメを基にしたコミカライズの情報ページ。(フィーチャーフォンによる閲覧を想定しているので画面が狭い)