コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

独立混成第11旅団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
独立混成第11旅団
創設 1934年昭和9年)10月15日
廃止 1937年(昭和12年)9月30日
再編成 1939年(昭和14年)1月14日
廃止 1942年(昭和17年)2月2日
所属政体 大日本帝国
所属組織 大日本帝国陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 混成
兵種/任務 独立混成部隊
人員 4,095名(定数)/?
所在地 満州-華北華中
編成地 満州(内地)/華中
通称号/略称 なし /矛
補充担任 東京/善通寺
上級単位 関東軍-支那駐屯軍第13軍
最終上級単位 関東軍/第13軍
最終位置 大同蘇州
戦歴 日中戦争/日中戦争
テンプレートを表示

独立混成第11旅団(どくりつこんせいだいじゅういちりょだん)は、大日本帝国陸軍の独立混成旅団の一つ。1934年昭和9年)と、1939年(昭和14年)に編成された。

第一次編成

[編集]

1934年(昭和9年)3月17日編成下令、同年10月15日に編成完結し関東軍に属した。なお、本旅団は内地満州にあった、近衛第1第2第4第11第14の各師団および、独立守備隊から兵力を抽出して編成された。

内地で編成された部隊が、1935年(昭和10年)2月、大連に上陸、司令部熱河省承徳に置き、帰還した第7師団の任務を引き継ぎ南満州の警備や治安維持に従事した。地方軍閥が熱河省南部に侵入することもあり、同年5月には長城線を越え中国領内での治安粛正作戦を展開、冀東防共自治政府を支援した。

1937年(昭和12年)7月に盧溝橋事件が勃発すると、独立混成第1旅団とともに支那駐屯軍に編入された。支那駐屯軍隷下平津地区の掃討を終え、チャハルに侵攻し、1937年(昭和12年)9月30日に第26師団に改編された。

歴代旅団長

[編集]
  • 川岸文三郎 少将:1935年(昭和10年)1月21日 - 1936年(昭和11年)3月23日
  • 鈴木重康 少将:1936年(昭和11年)3月23日 - 1937年(昭和12年)9月30日(廃止)

所属部隊

[編集]
  • 独立歩兵第11連隊
  • 独立歩兵第12連隊
  • 独立野砲兵第11連隊
  • 独立山砲兵第12連隊
  • 独立騎兵第11中隊
  • 独立工兵第11中隊
  • 独立輜重兵第11中隊

第二次編成

[編集]

第二次編成の独立混成第11旅団は、1939年(昭和14年)1月14日浙江省嘉興で編成され、1942年(昭和17年)2月2日第60師団に改編された。

歴代旅団長

[編集]
  • 富士井末吉 少将:1939年(昭和14年)1月14日 - 1940年(昭和15年)3月9日
  • 高橋重三 少将:1940年(昭和15年)3月9日 - 1941年(昭和16年)3月1日
  • 堤三樹男 少将:1941年(昭和16年)3月1日 - 1942年(昭和17年)2月2日(廃止)

所属部隊

[編集]
  • 独立歩兵第46大隊
  • 独立歩兵第47大隊
  • 独立歩兵第48大隊
  • 独立歩兵第49大隊
  • 独立歩兵第50大隊

参考文献

[編集]
  • 藤井非三四 『知られざる兵団 帝国陸軍独立混成旅団史』 国書刊行会、2020年、ISBN 978-4-336-06597-1

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]