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「アカアシオオアオカミキリ」の版間の差分

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== 生態 ==
== 生態 ==
成虫は6月から8月頃<ref name="原色日本甲虫図鑑">[[#原色日本甲虫図鑑|『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』]] p.60</ref>[[雑木林]]で見かけられ、暗くなってから明け方前まで活動する完全な夜間活動性とされ、日没後[[クヌギ]]などの大木の幹を徘徊し[[樹液]]に集まる<ref name="日本産カミキリ大図鑑">[[#日本産カミキリ大図鑑|『日本産カミキリ大図鑑』]] pp.299-300</ref>。雄は雌を求めて生木の幹上を素早く駆け回り<ref name="ハンドブック"/>、雄が雌にマウントしたペアで幹上を這いまわったのち夜明け前にマウント体勢を解き、それぞれが樹上の茂みへと戻って行くが、昼間は全く活動しない<ref name="日本産カミキリムシ"/><ref name="東京都レッドデータブック">[[#東京都レッドデータブック|『東京都レッドデータブック』]]p.655「夜行性で昼間は発見することが難しい。」</ref><ref name="日中行動観察">[[#山梨県レッドデータブック2018|『山梨県レッドデータブック2018年』]] P.249 アカアシオオアオカミキリ 要注目種 「一般的には夜行性でクヌギの樹液に集まり、灯火にも飛来するが、時には昼間、飛翔中の個体やクヌギの樹液で吸汁中の個体が観察される」とする.</ref><ref name="KEI's 昆虫採集記">[[#KEI's 昆虫採集記|『KEI's 昆虫採集記』]]夜間樹冠から幹伝いに降りてきてペアリングする様子や警戒して歩みを止めた場合その上面を網で叩けば降りてくること(これは[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 でも紹介されている)、夜明け前に戻っていったクヌギの樹冠を昼間に網で探り本種を何匹も捕獲する様子をレポートしている。また日中近辺のコナラの葉の上にも発見している。</ref><ref name="昼間は葉上">[[#チャンネルF+|『チャンネルF+』]] 昼間クヌギとは関係のない樹木の葉の上でじっとしている成虫の写真を多数紹介している.</ref>。成虫の警戒心は強く逃げ足は速い<ref name="警戒心">[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 昼行性近縁種オオアオカミキリの例として「丸太の上を人が歩く程度の振動・刺激でも飛び去ってしまう。」とあり、本種も樹液場に懐中電灯の光を当てた時には既に数メートル上方に幹伝いに足早に這い去っており、その場に取り残されたカブトムシやクワガタムシに気を取られている内に視界から完全に消え去っている場合が多い.</ref><ref>[[#くらべてわかる甲虫|『くらべてわかる甲虫 1062種』]] p.69 同シリーズは白バックの生態写真を撮る事を旨としており、採集できない場合 屋外での生態写真を使用しているが、本種の写真のみ下から見上げるやや後姿のアングルであり、正面画像のストロボ撮影には間に合わず樹上へと逃げられ追いかける形と成っている。</ref>。雌はクヌギの樹皮の裂け目に産卵し<ref name="ハンドブック"/>、幼虫はクヌギの<b>生幹</b>を食する<ref name="日本産カミキリ大図鑑"/>とされるが、[[羽化]]までの[[生活史]]はよくわかっていない。かつて同亜属(''Chloridolum (Parachloridolum)'')に分類されていたことのある 幼虫が<b>伐採木食</b>の[[オオアオカミキリ]](''Chloridolum (Chloridolum) thaliodes'')では、『卵は約20日でかえり、2冬を幼虫の形でこして、3年目の初夏に老熟、2週間の蛹の期間をへて成虫になる』<ref name="オオアオ生活史">[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 *オオアオカミキリ</ref>と生活史はわかっているため、本種も似たような経過を辿る事が期待できる<ref name="羽化年数">[[#原色日本甲虫図鑑|『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』]] p.60, [[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 「7月の最盛期には生立木中に幼虫の木をかむ音が聞こえる」とあるがこの幼虫は前年以前の産卵による幼虫であり羽化には少なくとも複数年を要することが分る。</ref>。
成虫は6月から8月頃<ref name="原色日本甲虫図鑑">[[#原色日本甲虫図鑑|『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』]] p.60</ref>[[雑木林]]で見かけられ、暗くなってから明け方前まで活動する完全な夜間活動性とされ、日没後[[クヌギ]]などの大木の幹を徘徊し[[樹液]]に集まる<ref name="日本産カミキリ大図鑑">[[#日本産カミキリ大図鑑|『日本産カミキリ大図鑑』]] pp.299-300</ref>。雄は雌を求めて生木の幹上を素早く駆け回り<ref name="ハンドブック"/>、雄が雌にマウントしたペアで幹上を這いまわったのち夜明け前にマウント体勢を解き、それぞれが樹上の茂みへと戻って行くが、昼間は全く活動しない<ref name="日本産カミキリムシ"/><ref name="東京都レッドデータブック">[[#東京都レッドデータブック|『東京都レッドデータブック』]]p.655「夜行性で昼間は発見することが難しい。」</ref><ref name="日中行動観察">[[#山梨県レッドデータブック2018|『山梨県レッドデータブック2018年』]] P.249 アカアシオオアオカミキリ 要注目種 「一般的には夜行性でクヌギの樹液に集まり、灯火にも飛来するが、時には昼間、飛翔中の個体やクヌギの樹液で吸汁中の個体が観察される」とする.</ref><ref name="KEI's 昆虫採集記">[[#KEI's 昆虫採集記|『KEI's 昆虫採集記』]]夜間樹冠から幹伝いに降りてきてペアリングする様子や警戒して歩みを止めた場合その上面を網で叩けば降りてくること(これは[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 でも紹介されている)、夜明け前に戻っていったクヌギの樹冠を昼間に網で探り本種を何匹も捕獲する様子をレポートしている。また日中近辺のコナラの葉の上にも発見している。</ref><ref name="昼間は葉上">[[#チャンネルF+|『チャンネルF+』]] 昼間クヌギとは関係のない樹木の葉の上でじっとしている成虫の写真を多数紹介している.</ref>。成虫の警戒心は強く逃げ足は速い<ref name="警戒心">[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 昼行性近縁種オオアオカミキリの例として「丸太の上を人が歩く程度の振動・刺激でも飛び去ってしまう。」とあり、本種も樹液場に懐中電灯の光を当てた時には既に数メートル上方に幹伝いに足早に這い去っており、その場に取り残されたカブトムシやクワガタムシに気を取られている内に視界から完全に消え去っている場合が多い.</ref><ref>[[#くらべてわかる甲虫|『くらべてわかる甲虫 1062種』]] p.69 同シリーズは白バックの生態写真を撮る事を旨としており、採集できない場合 屋外での生態写真を使用しているが、本種の写真のみ下から見上げるやや後姿のアングルであり、正面画像のストロボ撮影には間に合わず樹上へと逃げられ追いかける形と成っている。</ref>。雌はクヌギの樹皮の裂け目に産卵し<ref name="ハンドブック"/>、幼虫はクヌギの'''生幹'''を食する<ref name="日本産カミキリ大図鑑"/>とされるが、[[羽化]]までの[[生活史]]はよくわかっていない。かつて同亜属(''Chloridolum (Parachloridolum)'')に分類されていたことのある 幼虫が'''伐採木食'''の[[オオアオカミキリ]](''Chloridolum (Chloridolum) thaliodes'')では、『卵は約20日でかえり、2冬を幼虫の形でこして、3年目の初夏に老熟、2週間の蛹の期間をへて成虫になる』<ref name="オオアオ生活史">[[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 *オオアオカミキリ</ref>と生活史はわかっているため、本種も似たような経過を辿る事が期待できる<ref name="羽化年数">[[#原色日本甲虫図鑑|『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』]] p.60, [[#カミキリムシ編|『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』]] p.68 「7月の最盛期には生立木中に幼虫の木をかむ音が聞こえる」とあるがこの幼虫は前年以前の産卵による幼虫であり羽化には少なくとも複数年を要することが分る。</ref>。
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ファイル:Couple of Chloridolum japonicum crawling on Quercus serrata trunk 01b.jpg|{{Left|カップルで行動}}
ファイル:Couple of Chloridolum japonicum crawling on Quercus serrata trunk 01b.jpg|{{Left|カップルで行動}}

2024年1月29日 (月) 00:04時点における版

アカアシオオアオカミキリ
Chloridolum japonicum
コナラの幹上の本種 ↑♂,↓♀

Chloridolum japonicum

分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
上目 : Coleopterida
: 甲虫目(鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目(多食亜目) Polyphaga
下目 : ヒラタムシ下目 Cucujiformia
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: カミキリムシ科 Cerambycidae
亜科 : カミキリ亜科 Cerambycinae
: アオカミキリ族 Callichromatini
: オオアオカミキリ属 Chloridolum
亜属 : アカアシオオアオカミキリ亜属 Parachloridolum
: アカアシオオアオカミキリ
C. japonicum
学名
Chloridolum japonicum (Harold, 1879)[1]
シノニム

アカアシオオアオカミキリ(赤脚大青髪切/赤肢大青天牛、学名: Chloridolum (Parachloridolum) japonicum)は、成虫が夜行性かつ樹液食で金緑色の光沢色をもつ比較的大型のカミキリムシの一種。

日本本州四国九州)、朝鮮半島済州島中国東北部に分布する[2]

形態

成虫の体長は25 - 30 mm[2]はややスリムで体長に比しては長め[3][4]では後肢腿節は上翅端に届く程度で肢は雄より短い[5][6][7][8]触角は雄では体長の2倍前後、雌では体長の1.3倍程度[9]。頭部背面、前胸背板および上翅は金緑色の光沢色[2]が一般的。個体によっては金緑色から赤銅色まで様々。肢部、触角を含むその他の部位の体色は赤褐色[2]。前胸背板および上翅の表面に粗大点刻を密にそなえる[2][10]。胸部と腹部の腹面は薄黄色の粉をふ(葺)いたような状態[11]の場合が多い。前胸背には2対のコーン状隆起[12]を持つ。両上翅の先端は鋭く刺状に尖るが、これがアオカミキリ族以下 他亜属(同亜属には本種しかいないため、本種と他種)との最大の区別点と成る[13]。成虫の後胸腹板両側に臭腺があり[9]、つかむと柑橘系の香りを出す[14]。夜間活動性のカミキリムシのほとんどが地味な色彩であるのに反し、本種だけは宝石のような色彩を持つ[15]

生態

成虫は6月から8月頃[16]雑木林で見かけられ、暗くなってから明け方前まで活動する完全な夜間活動性とされ、日没後クヌギなどの大木の幹を徘徊し樹液に集まる[17]。雄は雌を求めて生木の幹上を素早く駆け回り[14]、雄が雌にマウントしたペアで幹上を這いまわったのち夜明け前にマウント体勢を解き、それぞれが樹上の茂みへと戻って行くが、昼間は全く活動しない[2][18][19][20][21]。成虫の警戒心は強く逃げ足は速い[22][23]。雌はクヌギの樹皮の裂け目に産卵し[14]、幼虫はクヌギの生幹を食する[17]とされるが、羽化までの生活史はよくわかっていない。かつて同亜属(Chloridolum (Parachloridolum))に分類されていたことのある 幼虫が伐採木食オオアオカミキリChloridolum (Chloridolum) thaliodes)では、『卵は約20日でかえり、2冬を幼虫の形でこして、3年目の初夏に老熟、2週間の蛹の期間をへて成虫になる』[24]と生活史はわかっているため、本種も似たような経過を辿る事が期待できる[25]

日本国内の分布とレッドデータ評価

分布は局地的だが生息地での個体数は多く[2]都心部にも少なくない[17]「日本産カミキリ大図鑑」(1984年刊)添付の各種毎の全国分布地図[26]を見る限り、 島嶼部産種を除く日本産オオアオカミキリ属の代表種3種(オオアオカミキリ,ミドリカミキリ,本種)の内、本種を除く2種は何れも全国に分布している(オオアオ:40/47,ミドリ:44/47都道府県)が、本種は全国に広く分布するものの(18/47都道府県[27]と)明らかに局地的に分布している。
環境省による絶滅危惧種カテゴリの指定はない。「日本のレッドデータ 検索システム」(2021年更新)では、上記「日本産カミキリ大図鑑」地図データに対し、香川県、宮崎県、鹿児島県の情報が加わったため、生存実績のある都道府県は合わせて21か所となり、うち準絶滅危惧種ランク以上の都道府県は10か所(10/21/47都道府県)[28]である。
東京都では本土部に生息している。本土部の2010年のデータでは絶滅危惧IB類だったが2020年のデータでは準絶滅危惧に修正されている[29]。東京都では地域を更に細分化して調査されており、『多摩川より北の武蔵野台地では市街地の緑地にも生息するが、多摩川以南の多摩丘陵から神奈川県全域にかけては非常に稀である。』[29]と評価している。

一方、2022年[30],2023年[31]夏に東京都近辺では本種が大量発生している。原因は近年のナラ枯れの影響で弱った樹木から樹液が滴りやすい状態が継続している事が関連している[32]と考えられている。

注釈

  1. ^ 日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2024年1月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 『日本産カミキリムシ』 p.471
  3. ^ 『原色昆虫百科図鑑』 p.201 「後腿節端は上翅端を越える.」 雌雄の指定なし
  4. ^ 『日本産カミキリ大図鑑』 p.296 アオカミキリ族 Chloridolum属 「後腿節端は上翅端を越える」 雌雄の指定なし
  5. ^ 『日本産カミキリムシ』 p.267 図解検索 オオアオカミキリ属 「後肢腿節は上翅端を超えるか、ときに雌ではわずかに届かない.」
  6. ^ 『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』 p.60 オオアオカミキリ属 「後腿節は♂では上翅端をこえるが,♀ではほぼとどく.」
  7. ^ 『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』 p.66 オオアオカミキリ属 「後足のたい節は腹の後端を明らかにこえる(♂)か,またそれにとどくていど(♀)。」
  8. ^ [新亜属記載文書] p.73 22(23) Ch. japonicum "Hinterschenkel beim ♂ die Spitze der Flügeldecken deutlich überragend, beim ♀ diese meist nicht rreichend." 訳「♂の後肢(腿節)はエリトラの先端よりも明らかに突き出ているが、♀では通常この位置に達しない。」
  9. ^ a b 『原色昆虫百科図鑑』 pp.200-201
  10. ^ 『インセクタリゥム』 p.355
  11. ^ 『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』 p.60 体下面色は赤黄色.
  12. ^ 『日本産カミキリ大図鑑』 p.299 「2対のコブ状隆起を持つが,中央前方の1対は時に不明瞭.」
  13. ^ 『日本産カミキリムシ』 p.268図
  14. ^ a b c 『日本のカミキリムシ・ハンドブック』 p.37
  15. ^ 『日本産カミキリ大図鑑』 p.25 カミキリムシ考 闇夜に生きるカミキリたち
  16. ^ 『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』 p.60
  17. ^ a b c 『日本産カミキリ大図鑑』 pp.299-300
  18. ^ 『東京都レッドデータブック』p.655「夜行性で昼間は発見することが難しい。」
  19. ^ 『山梨県レッドデータブック2018年』 P.249 アカアシオオアオカミキリ 要注目種 「一般的には夜行性でクヌギの樹液に集まり、灯火にも飛来するが、時には昼間、飛翔中の個体やクヌギの樹液で吸汁中の個体が観察される」とする.
  20. ^ 『KEI's 昆虫採集記』夜間樹冠から幹伝いに降りてきてペアリングする様子や警戒して歩みを止めた場合その上面を網で叩けば降りてくること(これは『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』 p.68 でも紹介されている)、夜明け前に戻っていったクヌギの樹冠を昼間に網で探り本種を何匹も捕獲する様子をレポートしている。また日中近辺のコナラの葉の上にも発見している。
  21. ^ 『チャンネルF+』 昼間クヌギとは関係のない樹木の葉の上でじっとしている成虫の写真を多数紹介している.
  22. ^ 『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』 p.68 昼行性近縁種オオアオカミキリの例として「丸太の上を人が歩く程度の振動・刺激でも飛び去ってしまう。」とあり、本種も樹液場に懐中電灯の光を当てた時には既に数メートル上方に幹伝いに足早に這い去っており、その場に取り残されたカブトムシやクワガタムシに気を取られている内に視界から完全に消え去っている場合が多い.
  23. ^ 『くらべてわかる甲虫 1062種』 p.69 同シリーズは白バックの生態写真を撮る事を旨としており、採集できない場合 屋外での生態写真を使用しているが、本種の写真のみ下から見上げるやや後姿のアングルであり、正面画像のストロボ撮影には間に合わず樹上へと逃げられ追いかける形と成っている。
  24. ^ 『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』 p.68 *オオアオカミキリ
  25. ^ 『原色日本甲虫図鑑(Ⅳ)』 p.60, 『原色日本昆虫生態図鑑(Ⅰ)カミキリムシ編』 p.68 「7月の最盛期には生立木中に幼虫の木をかむ音が聞こえる」とあるがこの幼虫は前年以前の産卵による幼虫であり羽化には少なくとも複数年を要することが分る。
  26. ^ 「日本産カミキリ大図鑑」 p.6 本書の利用にあたって 2.本文 (7), ここでは「記録があるもの」「採集されているが未記録なもの」「記録はあるが疑問なもの」に該当する都道府県を統合し数を加算した.
  27. ^ 「日本産カミキリ大図鑑」 p.299 「記録があるもの:茨城,千葉,埼玉,東京,山梨,長野,京都,大阪,兵庫,岡山,徳島,愛媛,福岡,大分」「採集されているが未記録なもの:岩手,福島」「記録はあるが疑問なもの:新潟,神奈川」.
  28. ^ 「日本のレッドデータ 検索システム」 絶滅危惧I類:千葉,東京,神奈川,愛媛、準絶滅危惧:埼玉,長野,岡山,香川,宮崎,鹿児島の10都道府県; [都道府県指定状況を一覧表で表示]ページ中 香川県の「準絶滅危惧」は「香川県レッドリスト2021年版」の実データでは「データ不足」表記であったが、「限定生育,近年減少」とも記されていたので「準絶滅危惧」にカウントした.
  29. ^ a b 東京都レッドデータブック(本土部)2023 Ⅳ 保護上重要な野生生物種, 8.昆虫類, アカアシオオアオカミキリ
  30. ^ 『月刊むし 2023年02月号』「東京都小平市でアカアシオオアオカミキリの多数発生を確認」
  31. ^ 『チャンネルF+』,『カミキリムシのいる風景』 アカアシオオアオカミキリ 「2023年都内で、大発生」
  32. ^ 『八王子市都市公園指定管理者ひとまちみどり由木』

参考資料