コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「モンスターズ (製作会社)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m Bot作業依頼#ゴジラ (ミレニアムシリーズ)分割に伴うリンク修正
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: キングギドラからの分割に伴うリンク変更 (キングギドラ (平成モスラシリーズ)#) - log
64行目: 64行目:
| [[モスラ3 キングギドラ来襲]]
| [[モスラ3 キングギドラ来襲]]
|rowspan=3| [[TOHOスタジオ|東宝映画]]<br/>([[東宝]])
|rowspan=3| [[TOHOスタジオ|東宝映画]]<br/>([[東宝]])
|[[キングギドラ#『モスラ3 キングギドラ来襲』のキングギドラ|現代型キングギドラ]]{{R|若狭111}}{{efn|原型制作は横山拓史(マケット)、若狭新一(頭部)、藤原カクセイ(首)、織田尚(2/3サイズ){{R|若狭111}}。}}
|[[キングギドラ (平成モスラシリーズ)|現代型キングギドラ]]{{R|若狭111}}{{efn|原型制作は横山拓史(マケット)、若狭新一(頭部)、藤原カクセイ(首)、織田尚(2/3サイズ){{R|若狭111}}。}}
|-
|-
| [[1999年]][[12月11日]]
| [[1999年]][[12月11日]]

2023年10月27日 (金) 22:53時点における版

モンスターズMONSTER'S)は1980年に設立した特殊造形の制作会社。

経歴

コスモプロダクションに所属していた造形家の若狭新一が20歳の誕生日に設立[1]。社名はアメリカの雑誌『Famous Monsters of Filmland』に由来する[1]

当初、会社は雀荘の地下に構え[注釈 1]、アルバイトとして原口智生も通っていた。

設立当初は、高橋章がデザインを手掛けたオリジナルキャラクター『マッハロイドX』を制作し、売り込みを行っていた[3]

平成ゴジラVSシリーズの頃は、スタッフの多くは怪獣映画が途絶えていた時代にガンダムシリーズや『ドラゴンボール』を観ていた世代が多く、怪獣のことを本当に知っているスタッフは3人ぐらいであったという[4]

代表作

映画

公開年月日 作品名 制作(配給) 担当キャラクター
1991年6月1日 咬みつきたい 東宝
キャストス
MMI
1993年12月11日 ゴジラvsメカゴジラ 東宝映画
東宝
ラドン[4][5][注釈 2]
(ファイヤーラドン[4][5]
1994年7月9日 ヤマトタケル 海神ムーバ[4][6][注釈 3]
1994年12月10日 ゴジラvsスペースゴジラ スペースゴジラ[4][7][注釈 4]
リトルゴジラ[4][7][注釈 5]
1995年12月9日 ゴジラvsデストロイア デストロイア(集合体・飛翔体・完全体)[4][8][注釈 6]
1996年7月13日 ガメラ2 レギオン襲来 大映
日本テレビ
博報堂
富士通
日本出版販売
東宝
群体レギオン
1996年12月14日 モスラ 東宝映画
東宝
デスギドラ[9][注釈 7]
1997年12月13日 モスラ2 海底の大決戦 ダガーラ[10]
ベーレム[10]
1997年12月20日 北京原人 Who are you? 東映
テレビ朝日
バンダイ
東北新社
1998年12月12日 モスラ3 キングギドラ来襲 東宝映画
東宝
現代型キングギドラ[11][注釈 8]
1999年12月11日 ゴジラ2000 ミレニアム ゴジラ[12][注釈 9]
2000年12月16日 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ゴジラ
メガニューラ[13][注釈 10]
メガヌロン[13][注釈 11]
2002年12月14日 ゴジラ×メカゴジラ 東宝映画
東宝
ゴジラ[14][注釈 12]
2003年12月13日 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS ゴジラ[15][注釈 13]
モスラ[注釈 14]
カメーバ[注釈 15]
2004年12月4日 ゴジラ FINAL WARS ゴジラ[16][注釈 16]
アンギラス[16][注釈 17]
ラドン[16][注釈 18]
キングシーサー[16][注釈 19]
ミニラ[16][注釈 20]
モスラ[16][注釈 21]
2009年3月7日 ヤッターマン 日活
日本テレビ
読売テレビ
文化放送
タカラトミー
松竹
バップ
ジェイ・ストーム
ホリプロ
オー・エル・エム
タツノコプロ
2011年1月29日 GANTZ 東宝映画
東宝

テレビドラマ

脚注

注釈

  1. ^ 美術監督の高橋章は、ショッカーのアジトのような場所と称している[2]
  2. ^ 粘土原型は山田太一(1/1サイズ)、伊藤成昭(1/2サイズ)[5]
  3. ^ マケット制作は伊藤成昭[6]
  4. ^ 原型制作は若狭新一(マケット)、伊藤成昭(粘土原型)、山田陽(手原型)[7]
  5. ^ 原型制作は伊藤成昭(マケット)、山田陽(粘土原型)[7]
  6. ^ 原型制作は、伊藤成昭(幼体マケット、完全体マケット、完全体頭部)、江久保暢宏(飛翔体マケット)、寒河江弘(集合体1/3サイズ原型)、山田陽(集合体1/1サイズ頭部)、八木将勝(飛翔体原型、コスモプロダクション所属)[8]
  7. ^ 原型制作は伊藤成昭(頭部)、山岡英則(翼)、寒河江弘(小サイズモデル)[9]
  8. ^ 原型制作は横山拓史(マケット)、若狭新一(頭部)、藤原カクセイ(首)、織田尚(2/3サイズ)[11]
  9. ^ 原型制作は若狭新一[12]
  10. ^ 原型制作は江久保暢宏[13]
  11. ^ 原型制作は山田陽[13]
  12. ^ 原型制作は若狭新一(頭部)、本田憲拡(1/2モデル、初代ゴジラ頭蓋骨)、伊藤成昭(初代ゴジラスーツ)[14]
  13. ^ 原型制作は若狭新一(傷跡)[15]
  14. ^ 原型制作は本田憲拡(幼虫)、涌井裕子(成虫頭部)、小此木謙一郎(成虫胴体)[15]
  15. ^ 制作は伊藤成昭(頭部原型)、吉田茂正(造形)[15]
  16. ^ 原型制作は若狭新一(頭部)、山田陽(胴体)[16]
  17. ^ 造形は伊藤成昭[16]
  18. ^ 原型制作は藤原カクセイ[16]
  19. ^ 原型制作は藤原カクセイ[16]
  20. ^ 原型制作は山田陽[16]
  21. ^ 造形は涌井裕子[16]

出典

  1. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 277–279, 「若狭新一インタビュー」
  2. ^ 若狭新一 2017, p. 276, 「関係者インタビュー 美術 高橋章」
  3. ^ 若狭新一 2017, p. 268, 「円谷プロ・その他作品」
  4. ^ a b c d e f g h i 平成ゴジラクロニクル 2009, pp. 240–241, 「第7章 平成ゴジラシリーズを作った男たち 若狭新一」
  5. ^ a b c 若狭新一 2017, pp. 5–18, 「『ゴジラVSメカゴジラ』」
  6. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 27–30, 「『ヤマトタケル』」
  7. ^ a b c d 若狭新一 2017, pp. 31–62, 「『ゴジラVSスペースゴジラ』」
  8. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 63–90, 「『ゴジラVSデストロイア』」
  9. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 91–104, 「『モスラ』」
  10. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 105–110, 「『モスラ2 海底の大決戦』」
  11. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 111–144, 「『モスラ3 キングギドラ来襲』」
  12. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 145–158, 「『ゴジラ2000ミレニアム』」
  13. ^ a b c d 若狭新一 2017, pp. 159–188, 「『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』」
  14. ^ a b 若狭新一 2017, pp. 189–202, 「『ゴジラ×メカゴジラ』」
  15. ^ a b c d 若狭新一 2017, pp. 205–228, 「『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』」
  16. ^ a b c d e f g h i j k l 若狭新一 2017, pp. 233–260, 「『ゴジラ FINAL WARS』」
  17. ^ a b c d e f g 若狭新一 2017, p. 279, 「若狭新一& MONSTERS,INC.主要作品プロフィール」

参考文献

  • 西川伸司『日本特撮映画師列伝 1 ゴジラ狂時代』(講談社ISBN 978-4-06-334265-9
  • 『平成ゴジラ クロニクル』川北紘一 特別監修、キネマ旬報社、2009年11月30日。ISBN 978-4-87376-319-4 
  • 若狭新一『ゴジラの工房 若狭新一造形写真集』洋泉社、2017年10月21日。ISBN 978-4-8003-1343-0