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2005年に[[日産]]フランス法人と協力しているチーム・ドスード<ref>1980年代からフランス日産と共にダカールに参戦している老舗。かつてステファン・ペテランセルやクリスチャン・ラビエルも所属した。</ref>から、ボウメルとともにダカールにデビュー。総合49位で完走<ref>[http://rallye-dakar.radiogenerique.com/2005/rallye_dakar_2005.html Le Dakar L'histoire d'un rallye de légende]</ref>。
L'histoire d'un rallye de légende]</ref>。


2006年から[[X-raid]]の[[BMW・X3|BMW・X3 CC]]をドライブし、総合9位でフィニッシュ。以降もX-raidのレギュラーとして活躍し、2009年に女性の[[ティナ・ターナー]]をナビとして、[[クロスカントリーラリー・ワールドカップ]]のタイトルを制覇した。2011年からX-raidは車両のデザインを[[Mini]]に切り替えた。
2006年から[[X-raid]]の[[BMW・X3|BMW・X3 CC]]をドライブし、総合9位でフィニッシュ。以降もX-raidのレギュラーとして活躍し、2009年に女性の[[ティナ・ターナー]]をナビとして、[[クロスカントリーラリー・ワールドカップ]]のタイトルを制覇した。2011年からX-raidは車両のデザインを[[Mini]]に切り替えた。
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2023年もハンターで参戦。高速化したT1+の洗礼を受け、ジャンプの着地時の衝撃で意識を失った。すぐ回復するがその後も吐き気が止まらず一時病院に担ぎこまれるトラブルがあったが<ref>[https://dirtfish.com/off-road/dakar/why-are-drivers-blacking-out-on-the-dakar/ WHY ARE DRIVERS BLACKING OUT ON THE DAKAR?]</ref>、続行し総合10位でフィニッシュした。
2023年もハンターで参戦。高速化したT1+の洗礼を受け、ジャンプの着地時の衝撃で意識を失った。すぐ回復するがその後も吐き気が止まらず一時病院に担ぎこまれるトラブルがあったが<ref>[https://dirtfish.com/off-road/dakar/why-are-drivers-blacking-out-on-the-dakar/ WHY ARE DRIVERS BLACKING OUT ON THE DAKAR?]</ref>、続行し総合10位でフィニッシュした。


2023年時点のダカールでの通算ステージ勝利数は2回、自己最高位は総合5位<ref>[https://www.dakar.com/en/competitor/206 GUERLAIN CHICHERIT
2023年時点のダカールでの通算ステージ勝利数は2回、自己最高位は総合5位<ref>[https://www.dakar.com/en/competitor/206 GUERLAIN CHICHERIT (FRA)]</ref>。
(FRA)]</ref>。


=== ラリークロス ===
=== ラリークロス ===

2023年5月11日 (木) 01:17時点における版

2009年

ゲラン・シシェリ(Guerlain Chicherit、1978年5月20日 - )は、フランス・パリ出身のスキー選手、ラリードライバー、スタントドライバー、実業家。

4度スキーフリーライディングの世界選手権タイトル(1999、2002、2006、2007)を、1度クロスカントリーラリー・ワールドカップのタイトル(2009年)を獲得した[1]

GCKおよびGCKモータースポーツ(GCコンペティション)の創設者。

姓は「チシェリ」「チチェリット」などの表記揺れがある。

経歴

まだスキー選手だった頃の2001年に、シトロエン・サクソT4でラリーデビュー。2003年にはサクソによるシトロエンのチャレンジカップを戦った。

2004年にはJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)へサクソやシトロエン・C2で参戦。ナビは同じフランス人で後にナッサー・アルアティヤと組むことになるマシュー・ボウメル。トラブルが連発し、完走すらままならなかったが、最高4位を獲得した[2]

ラリーレイド

Mini・All4 Racingで参戦(2011年)
SMGバギーで参戦(2013年)

2005年に日産フランス法人と協力しているチーム・ドスード[3]から、ボウメルとともにダカールにデビュー。総合49位で完走[4]

2006年からX-raidBMW・X3 CCをドライブし、総合9位でフィニッシュ。以降もX-raidのレギュラーとして活躍し、2009年に女性のティナ・ターナーをナビとして、クロスカントリーラリー・ワールドカップのタイトルを制覇した。2011年からX-raidは車両のデザインをMiniに切り替えた。

活動資金の問題から2013年はフランスのプライベーターであるSMGが開発した二輪駆動のバギーを、2014年は北米のコンストラクターが製造したピックアップトラック型二輪駆動車のシボレー・EVR VX101をドライブした。2015、2016年は再びX-raidへ戻った。2014〜2016年はフランス人のベテランであるアレックス・ウィノックがナビを務めた。

2013年にX-raid Miniで世界初の四輪車による補助無しのバックフリップを成功させた。2014年にはGoProYouTubeチャンネル企画で飛距離の記録更新に挑戦したが失敗。マシンが10回転以上もするというあわや大惨事の事故であったが、パイプフレームの凄まじい安全性のおかげで軽症で済んだ[5]

その後会社経営とラリークロスに専念していたためブランクができたが、2025年に水素自動車でダカールを制するという野望を胸に秘めて2022年にダカールに復帰。数年前にワークス撤退で中古となっていたプジョー・3008 DKR Maxiをベースに開発した、バイオ燃料を用いる二輪駆動バギーのGCKサンダー[6]でウィノックと共に参戦するが、従来と異なり規定の変遷で不利となった二輪駆動の戦闘力に限界を感じたという[7][8](結果はリタイア)。

そこでこの年開幕のW2RC(世界ラリーレイド選手権)の第3戦ラリー・デ・モロッコでは、同じくバイオ燃料エンジンを搭載する、四輪駆動プロドライブ・ハンターをドライブし、総合優勝を果たした。

2023年もハンターで参戦。高速化したT1+の洗礼を受け、ジャンプの着地時の衝撃で意識を失った。すぐ回復するがその後も吐き気が止まらず一時病院に担ぎこまれるトラブルがあったが[9]、続行し総合10位でフィニッシュした。

2023年時点のダカールでの通算ステージ勝利数は2回、自己最高位は総合5位[10]

ラリークロス

2018年ポルトガル

2015〜2016年に英国の日本車ショップであるJRMレーシングから、World RX(世界ラリークロス選手権)へMini・カントリーマンをドライブし欧州ラウンドにスポット参戦。

2017年はRX2クラスでフォース・パフォーマンスのルノー・クリオをドライブした。

2018年〜2020年に、新たに創設したプライベートチームのGCKモータースポーツ(俗にGCKコンペティションとも)から、プロドライブが開発したルノー・メガーヌのRXスーパーカーを運用してフル参戦。最高4位、年間ランキング最高11位となった。

2021年はメガーヌで2戦のスポット参戦に留まった。

2022年末に往年の名車ランチア・デルタをEV化した「ランチア・デルタEVO-e RX」を持ち込み、話題を呼んだ。翌2023年にはWRC史上最強ドライバーのセバスチャン・ローブがこれをドライブしてWorld RXへスポット参戦する[11]

会社経営

シシェリは不動産開発事業を成功させ、リゾート地を築いて財を得た。

2017年に前述の通りレーシングチームのGCKモータースポーツを設立。

2020年に水素をメインにあらゆる輸送機器の脱炭素化を目指すGCK(Green Corp Konnection)を設立した[12]

脚注

  1. ^ GUERLAIN CHICHERIT
  2. ^ Guerlain Chicherit
  3. ^ 1980年代からフランス日産と共にダカールに参戦している老舗。かつてステファン・ペテランセルやクリスチャン・ラビエルも所属した。
  4. ^ Le Dakar L'histoire d'un rallye de légende
  5. ^ Man's Attempt at Longest Jump Goes Horribly Wrong
  6. ^ プロドライブ・ハンターと同じ3.5LのV6エンジンで、同じバイオ燃料エンジンであるため、同一のエンジンの可能性がある
  7. ^ GCK、2022年のダカールラリーでバイオエタノール車を走らせる
  8. ^ GCK TO FIELD PRODRIVE HUNTER ALONGSIDE HYDROGEN PROJECT
  9. ^ WHY ARE DRIVERS BLACKING OUT ON THE DAKAR?
  10. ^ GUERLAIN CHICHERIT (FRA)
  11. ^ セバスチャン・ローブがランチアをドライブ! 電動『デルタEVO-e RX』でWorldRX電撃復帰
  12. ^ THE GROUP