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*イヴ・カンブフォール『ファーブル驚異の博物学図鑑』瀧下哉代共訳 エクスナレッジ 2016 |
*イヴ・カンブフォール『ファーブル驚異の博物学図鑑』瀧下哉代共訳 エクスナレッジ 2016 |
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* ジョルジュ=ヴィクトール・ルグロ 『ファーブル伝』 集英社 2021年。新訳版 |
* ジョルジュ=ヴィクトール・ルグロ 『ファーブル伝』 集英社 2021年。新訳版 |
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*[[マリア・ジビーラ・メーリアン]]『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』[[岡田朝雄]]共訳、製作総指揮 白石雄治 [[鳥影社]] 2022年 |
*[[マリア・ジビーラ・メーリアン]]『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』[[岡田朝雄]]共訳、製作総指揮 白石雄治 [[鳥影社]] 2022年 ISBN 978-4-86265-915-6 |
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*[[マリア・ジビーラ・メーリアン]]『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』[[岡田朝雄]]共訳、佐藤亜希子英訳 [[鳥影社]] 2022年 |
*[[マリア・ジビーラ・メーリアン]]『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』[[岡田朝雄]]共訳、佐藤亜希子英訳 [[鳥影社]] 2022年 |
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2023年3月11日 (土) 01:17時点における版
奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう、1944年3月6日 - )は、フランス文学者、エッセイスト、埼玉大学名誉教授、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、虫の詩人の館(ファーブル昆虫館)館長。
来歴・人物
大阪府大阪市生まれ。貝塚市出身。大阪府立岸和田高等学校から東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。横浜国立大学助教授をへて(1988年)、1990年埼玉大学教養学部教授。2009年同大学名誉教授、2010年より大阪芸術大学文芸学科教授。2014年退職。1991年より2010年まで日本昆虫協会会長、2002年より日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
フランス文学研究・教育に携わる。専門はボードレール、ランボー等、19世紀フランス詩、一方で幼少期より虫を好み、昆虫に関するエッセイなどの著書・翻訳が多い。『ジュニア版ファーブル昆虫記』(集英社・全8巻)翻訳に続き、『完訳版ファーブル昆虫記』(集英社・全10巻・20冊)を十数年かけ刊行した。
養老孟司、池田清彦とは昆虫採集の趣味を通じて親交があり、鼎談や共著書がある。 サントリー学芸賞、同世界愛鳥基金選考委員。
受賞
- 『虫の宇宙誌 』で読売文学賞 1982年
- 『ジュニア版ファーブル昆虫記』産経児童出版文化賞 1992年
- 『楽しき熱帯』サントリー学芸賞 1995年
- 『斑猫の宿』でJTBの旅文学大賞 2001年
- ファーブル『昆虫記』(全10巻・20冊)の完訳で菊池寛賞 2017年
- 第53回JXTG児童文化賞(2018年)[1]
著書
単著
- 『虫の宇宙誌』青土社、1981(読売文学賞)、(のち集英社文庫)
- 『メランジュ 中級へ向けて』朝日出版社、1981
- 『本を枕に』集英社、1985(のち文庫)
- 『虫の春秋』読売新聞社、1986(のちちくま文庫、集英社文庫)
- 『虫のゐどころ』新潮社、1992(のち文庫)
- 『考える蜚蠊(ごきぶり)』福武書店、1993(のち中公文庫)
- 『虫屋の落とし文』小学館ライブラリー、1993
- 『干支セトラ、etc.』岩波新書、1993
- 『捕虫網の円光』平凡社、1993(のち中公文庫)
- 『壊れた壷』集英社、1993(のち文庫)
- 『楽しき熱帯』集英社、1995(サントリー学芸賞)(のち集英社文庫、講談社学術文庫)
- 『書斎のナチュラリスト』岩波新書、1997
- 『読書百遍』TBSブリタニカ、1998
- 『博物学の巨人 アンリ・ファーブル』集英社新書、1999
- 『斑猫の宿』JTB、2001 (のち中公文庫)
- 『当世虫のゐどころ』新潮社、2001
- 『奥本大三郎自選紀行集』JTB、2001
- 『東京美術骨董繁盛記』中公新書、2005
- 『パリの詐欺師たち』小説、集英社、2008
- 『散歩の昆虫記』幻戯書房、2010
- 『奥山准教授のトマト大学太平記』小説、幻戯書房、2011
- 『マルセイユの海鞘(ほや)』エッセイ集、中央公論新社、2013
- 『虫から始まる文明論』エッセイ集、集英社インターナショナル(知のトレッキング叢書)、2015
- 『奥本昆虫記=INSECTORUM THEATRUM』教育評論社、2015
- 『蟲の饗宴 僕はこうして虫屋になった』世界文化社、2017
- 『織田作之助と蛍 奥本大三郎随想集』教育評論社、2019
- 『虫の文学誌』小学館、2019
- 『蝶の唆え 現代のファーブルが語る自伝エッセイ』小学館、2020
- 『ランボーはなぜ詩を棄てたのか』集英社インターナショナル新書、2021
- 『箱の中の羊』教育評論社、2022
年少者向け
- 『世界にたったひとつ君の命のこと 未来に生きる君たちへ』世界文化社、2007
- 『ぼくらの昆虫記』監修・執筆 デコ、2010
- 『ファーブル先生の昆虫教室 本能のかしこさとおろかさ』やましたこうへい絵 ポプラ社、2016-刊行中
- 『蝶の唆え 現代のファーブルが語る自伝エッセイ』小学館、2020
- 『まんが星の王子さま』やましたこうへい絵 小学館、2020
共著・編著
- 『百蟲譜』(編著)、弥生書房、1984(のち平凡社ライブラリー)
- 『虫魚の交わり』荒俣宏共著、平凡社、1986
- 『虫のいい虫の話』光瀬龍共著、リヨン社、1986
- 『新版 フランス文学史』(共編)白水社、1992
- 『三人寄れば虫の知恵』養老孟司、池田清彦共著、洋泉社、1997(のち新潮文庫)
- 『男と女、二つの"性"がある理由』長谷川眞理子共著、産経新聞出版、2006
- 『虫捕る子だけが生き残る』養老孟司、池田清彦共著、小学館101新書、2008
- 『本と虫は家の邪魔 奥本大三郎対談集』青土社、2018
監修
翻訳
- 『ジュニア版 ファーブル昆虫記』全8巻、集英社、1991(集英社文庫 全6巻 1996)、簡約版(台湾版、中国版、韓国版あり)
- 『完訳版 ファーブル昆虫記』全10巻(20分冊)、集英社、2005-2017
- サン=テグジュペリ『星の王子さま』白泉社、2007
- C・ヴィルマン他『虫の肖像』東洋書林、2008
- J・F・M・クラーク『ヴィクトリア朝の昆虫学』東洋書林、2010
- S・ピーター・ダンス『博物誌 世界を写すイメージの歴史』東洋書林、2014
- クリストファー・マーレー『世界一うつくしい生物図鑑 かたちと色、その不思議』監修 世界文化社 2016
- イヴ・カンブフォール『ファーブル驚異の博物学図鑑』瀧下哉代共訳 エクスナレッジ 2016
- ジョルジュ=ヴィクトール・ルグロ 『ファーブル伝』 集英社 2021年。新訳版
- マリア・ジビーラ・メーリアン『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』岡田朝雄共訳、製作総指揮 白石雄治 鳥影社 2022年 ISBN 978-4-86265-915-6
- マリア・ジビーラ・メーリアン『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』岡田朝雄共訳、佐藤亜希子英訳 鳥影社 2022年
論文
- 『暗殺者ランボオ』(季刊現代文学誌7号)
- 『イリュミナシオン試論(一)』(季刊現代文学誌8号)
- 『イリュミナシオン試論(二)』(季刊現代文学誌9号)
- 『瞳、髪、飲むこと ―ポオ、ボードレール、ランボオ』(『ユリイカ』誌4月号、青土社)
- 『ボードレールの世界』、青土社
- 『Lettre du Voyant 研究序説』(横浜国立大学人文紀要)
- 『Le ≪Voyage≫ chez Baudelaire et Rimband』(日本フランス語フランス文学会)
- 『ランボオの天国と地獄』(『カイエ』誌9月号、冬樹社)
- 『ランボオの人口の楽園』(『カイエ』誌5月号、冬樹社)
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出演メディア
テレビ・ラジオ等
- 『週刊ブックレビュー』
- 『不思議の島マダガスカル』
- 『虫の文学誌』 (NHK人間大学 1993年4月~6月 全12回)
- 『ラジオ深夜便』
- 『ファーブル紀行 ― 大切な使命を果たすために』 90分×3回 (BSハイビジョン)
- 『100分de名著 ファーブル昆虫記』 (NHK Eテレ 2014年7月 全4回)
脚注
- ^ "「第53回 JXTG児童文化賞」および「第48回 JXTG音楽賞」の受賞者が決定しました" (Press release). JXTGホールディングス. 28 September 2018. 2019年5月4日閲覧。