「湘南平」の版間の差分
Quercus acuta (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
m Bot作業依頼: 山記事のカテゴリの貼り替え及び追加 (Category:山岳名目録) - log |
||
78行目: | 78行目: | ||
{{coord|35|19|14|N|139|18|35|E|region:JP|display=title}} |
{{coord|35|19|14|N|139|18|35|E|region:JP|display=title}} |
||
{{デフォルトソート:しようなんたいら}} |
{{デフォルトソート:しようなんたいら}} |
||
[[Category: |
[[Category:山岳名目録]] |
||
[[Category:神奈川県の山]] |
[[Category:神奈川県の山]] |
||
[[Category:平塚市の地理]] |
[[Category:平塚市の地理]] |
2022年11月23日 (水) 09:51時点における版
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
高麗山公園 | |
---|---|
湘南平全景(レストハウス展望台より高麗山平塚市街方向) | |
分類 | 都市公園(風致公園) |
所在地 | |
面積 |
平塚市:23.94ha 大磯町:3.70ha (計画約140.8ha) |
運営者 |
平塚市 大磯町 |
告示 | 1960年(昭和35年)1月16日 |
湘南平(しょうなんだいら)は、神奈川県の平塚市と大磯町の境にある標高181mの丘陵で、高麗山(こまやま)と泡垂山(あわたらやま)の山頂一帯を指す。都市計画公園としての名称は、高麗山公園。地元ではかつて千畳敷と呼ばれていたが、公園として整備するにあたり湘南平と呼ばれるようになった。
概要
高い山ではないが相模湾を一望でき晴れた日には東京スカイツリーや東京タワー、新宿の高層ビル群、横浜ランドマークタワーなど見ることができる。桜の木も多く花見の季節は家族連れで賑わう。
平塚市の高麗山公園の一部で、北側の旭地区万田から地続きでバス通りがある。高麗山公園とあるが泡垂山に公園自体はある、そのため地元からは単に湘南平などと称される。高麗山公園内にはハイキングコースが整備されている。そのため四季を通じて家族連れや中高年ハイカーが訪れ、近隣の小学校では格好の遠足コースとなっている。泡垂山から高麗山に向かう途中には浅間山があり、浅間神社と一等三角点がある。
平らな山頂に現在はレストハウスとテレビ塔(平塚テレビ中継局)がある。
「関東の富士見百景」、「かながわの景勝50選」、「かながわの花の名所100選」、「かながわ未来遺産100」、「かながわの公園50選」、「夜景100選」及び「平塚八景」に選ばれている。
歴史
泡垂山の地名は曽我物語に由来し、虎御前のもとにいた兄十郎の危急を聞き曽我の里から駆けつけた弟五郎が近道をしようと馬でこの山に駆け上ったところ山頂付近で馬が泡を垂らしたところからつけられたという。またその時に馬が前足を踏ん張った場所から泉が湧きでたとされ、のちに十郎が虎女への文をこの水で墨をすりしたためたことから「十郎の硯水」として現在も湘南平東側入口の横に史跡として残っている。昭和の初期頃まで此処には茶店があったという記録もあり、昔の日本人の曽我物語好きを偲ばせる。
1941年(昭和16年)には高射砲陣地が造られた。終戦前のB-29による首都圏への爆撃の時、目標にした富士山からこの上を通って東京方面に向かったB29に向かって砲撃したが届かなかったという。この高射砲陣地は米軍の爆撃の対象となり破壊され、山の北側にある古寺荘厳寺も、その巻き添えとなり焼失(現在は再建されている)した。戦後暫くは荒廃したままであったが、1957年(昭和32年)に平塚市と神奈川中央交通がここを自然公園とする計画を立て開発・整備し、当時の市長である戸川貞雄が湘南平と命名した。その後、放送所設置及びレストハウス立て替え等が行われ、現在に至っている。
テレビ塔
1972年に湘南平頂上にテレビ塔が完成した[1]。完成したテレビ塔はNHKと民放で共同運営している[1]。
南京錠
1980年代から、当地にあるテレビ塔の金網に、愛を誓った恋人同士の名前を書いた南京錠を掛けて施錠する(愛の南京錠)、という行為が若者の間に広まり、現在に至るまで多くの南京錠が付けられている[2]。この南京錠は施設管理上の支障になり、美観をそこね、各種トラブルのもとになっていた[2]。そこで市は、レストハウスの展望台に鍵を取り付けるためのモニュメントを設置した[3][4]。モニュメントは、造形作家の尼子靖のデザインによるもので、「ainowa」(あいのわ)と名付けられた[5][3][4]。モニュメントには約350本の南京錠が掛けられる[2]。市は、南京錠がいっぱいになったら外して鋳溶かし、プレートなどを作ることも検討している[2]。
アクセス
- 道路…神奈川県道609号公所大磯線の高根交差点から南へ。頂上まで道が一本しかなく、急斜面で狭い幅員のため途中で引き返すことが難しい。駐車場の点在という不便な形状なども相まって桜の季節は大渋滞となる。
- 路線バス…JR平塚駅より神奈川中央交通[平35]湘南平行きバスで終点下車。但し、1日4往復しか運行されないので、利用時は注意が必要。
出典
- ^ a b “平塚・湘南平のテレビ塔展望台、改修で一時閉鎖へ”. 神奈川新聞 (2021年12月10日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ a b c d “愛 の南京錠 ここにかけてね 平塚・湘南平 迷惑行為防止へモニュメント新設”. 朝日新聞 朝刊 湘南版: p. 31. (2018年3月15日)
- ^ a b “湘南平に恋人たちのモニュメント「ainowa」が完成”. 記者発表資料. 平塚市秘書広報課 (2018年3月14日). 2018年3月21日閲覧。
- ^ a b “湘南平に恋人たちのモニュメント「ainowa」が完成”. シティプロモーション. 平塚市秘書広報課 (2018年3月14日). 2018年3月21日閲覧。
- ^ “デザイン学課程の尼子先生がデザインしたモニュメントが湘南平に設置されました”. 東海大学教養学部芸術学科デザイン学過程 (2018年3月20日). 2018年3月21日閲覧。