「粟ヶ岳 (静岡県)」の版間の差分
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2022年11月23日 (水) 08:23時点における版
粟ヶ岳 | |
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東側上空より | |
標高 | 532 m |
所在地 | 静岡県掛川市・島田市 |
位置 | 北緯34度50分29秒 東経138度4分2秒 / 北緯34.84139度 東経138.06722度 |
プロジェクト 山 |
粟ヶ岳(あわがたけ、あわんたけ。別名無間山)は、静岡県掛川市と島田市に跨る標高532mの山である。山頂は掛川市東山に属し、島田市との市境までは約200mほど。
特徴
山頂には阿波々神社があり遠州七不思議の1つ無間の鐘の伝承がある。
山頂近くの南東斜面にはヒノキが『茶』の文字に植林されており、島田方面や牧之原台地上から見ることができる。当初(昭和7年)は松が植えられたが、マツクイムシによる枯損から、昭和58年にヒノキに植え替えられた。
過去の山の姿は、江戸時代の安藤広重「東海道風景図会」の一枚に描かれているほか、昭和時代初期の東海道から見た風景絵葉書にも残る。これらの時代には山頂付近にしか樹木は存在せず、山の大部分は草地となっていた[1]。
山頂付近には粟ヶ岳固定局と呼ばれる無線施設群があり、静岡県内のテレビ・ラジオ放送局の送信所、また東西の中継局となっている。直下には新東名高速道路最長の粟ヶ岳トンネルが貫く。山体は一級水系菊川と二級水系太田川水系逆川の水源地にあたる。麓の掛川市東山や島田市志戸呂(牧之原台地の北端)には茶畑が広がっている。
観光
桜の名所である。展望台からは南アルプス、富士山、伊豆半島、駿河湾、牧之原台地、小笠山、遠州灘を一望できる。ハイキングコースがあり、路線バスを利用して東山地区を徒歩で散策する観光客も多い。また、バイクツーリングで訪れる人々も目立つ。
アクセス
- 自動車の場合は、東名高速道路は掛川ICまたは相良牧之原IC、新東名高速道路は島田金谷ICまたは森掛川ICが最寄のインターチェンジとなる。国道1号の日坂交差点から約30分。途中、非常に狭小な道が続く。
- 路線バスの場合は、掛川駅で掛川バスサービスの東山線(日坂・粟ヶ岳方面)に乗車する。
脚注
- ^ 岡本透『平成30年版研究成果選集』林野庁森林総合研究所、2018年、13頁。
外部リンク
- 粟ヶ岳 - 掛川市