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2022年10月6日 (木) 23:30時点における版

宮城県築館高等学校
Miyagi Prefectural Tukidate High School
地図北緯38度45分4.7秒 東経141度1分8.2秒 / 北緯38.751306度 東経141.018944度 / 38.751306; 141.018944座標: 北緯38度45分4.7秒 東経141度1分8.2秒 / 北緯38.751306度 東経141.018944度 / 38.751306; 141.018944
過去の名称 県立宮城県第三中学校栗原分校
県立宮城県第五中学校
宮城県立築館中学校
宮城県築館中学校
国公私立の別 公立学校
設置者 宮城県の旗 宮城県
学区 宮城県
併合学校 宮城県築館女子高等学校
理念臥薪嘗胆
史記
校訓 「共助」
「研鑽」
「進取」
設立年月日 1901年
共学・別学 男女共学
分校 一迫分校
瀬峰分校
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
学校コード D104212130047 ウィキデータを編集
高校コード 04107G
所在地 987-2203
宮城県栗原市築館字下宮野町浦22
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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宮城県築館高等学校(みやぎけんつきだてこうとうがっこう、英称:Miyagi Prefectural Tukidate High School)は、宮城県栗原市築館字下宮野町浦にある男女共学県立高等学校

通称は「築高」(つきこう)、または「築館高」(つきだてこう)。「臥薪嘗胆」をスクールアイデンティティーとする学舎として知られている。

宮城県教育委員会の進学重点校。文部科学省学力向上フロンティア・ハイスクールに指定されている。

沿革

年表

年号 沿革
1901年明治34年) 県立宮城県第三中学校栗原分校として創立。
1904年(明治37年) 県立宮城県第五中学校として独立。
1904年(明治37年) 宮城県立築館中学校と改称。
1919年大正8年) 宮城県築館中学校と改称。
1948年昭和23年) 新制高校発足 宮城県築館高等学校と改称。
2005年(平成17年) 宮城県築館女子高等学校が統合して新たに宮城県築館高等学校が開校。
2007年(平成19年) 瀬峰校が閉校。

概要

  • 1901年明治34年旧制第五中学校として創立。宮城県北地区の教育、文化の中心的役割を果たし名実共に「県北の雄」と称せられる歴史と伝統を誇る。ユニークな人材を輩出する学校として知られ各界に卒業生を送りだしている。週間『エコノミスト』(毎日新聞出版)の「名門高校の校風と人脈」でも紹介された。

臥薪嘗胆

キャッチフレーズ

  • 「3年後、なりたい自分がそこにいる。」

教育目標

  • 教育基本法及び学校教育法に定められた高等学校教育の目的並びに目標を達成するために本校として次の目標を定める。
  1. 心身の健康 
    1. 豊かな心と強靭な体力の養成。
    2. 明るい挨拶と時間の尊重。
    3. 身辺の整理整頓。
  2. 知性の伸長
    1. 初志の貫徹と真・善・美の探究。
    2. 肉親・先生・友人などへ感謝の念の養。
    3. 郷土の自然風物を愛する心の育成。
  3. 人格の高揚
    1. 信頼しうる主張と行動の助長。
    2. 内面性の育成と他の意見を謙虚に聞く態度の養成。
    3. 人生観確立の基礎造り。

基礎データ

校風

  • 1901年明治34年)の創立。「バンカラな校風」の学校として知られ「質実剛健」「文武両道」を教育の旨として生徒は下駄履き、腰に学校指定の校章が入った手拭いをぶら下げ、学校では学校指定の草履を履き男子校としてのバンカラ気風を伝統していた。共学後は校風も変化している。バンカラな校風の学校は全国的に見ても大変珍しく、東北地方には何校か存在し、岩手県水沢高校なども有名である。

校訓

  • 「共助」
  • 「進取」
  • 「研鑽」

校歌

  • 築館高校の校歌の作曲は卒業生でシンガーソングライターのみなみらんぼうによるものである。
  • 旧築高校歌は作詞者は卒業生の白鳥省吾、作曲は古関裕而であった。

象徴

校章

  • T.S.H を模した校章。築高生は「栗峰健児」(りっぽうけんじ)とも称せられる。

校旗

  • 「臙脂」にT.S.Hの文字を染め抜いている。

応援団旗

  • 「臙脂」を地に校章を描いたものが使用されている。

スクールカラー

校章や校旗の他、部活動のユニホームの校章のマークにの臙脂色が使われている。

通称

  • 通常は「築高」(つきこう)の通称で呼ばれている。

服装

  • 男女ともブレザー。

兄弟校・統合校

文庫

『栗峰文庫』

国際交流

  • 築館高校はグローバルリーダーの人材育成を目指して栗原市の姉妹都市と毎年1年間の交換留学を行っている。

キャンパス構成

  • グラウンドやテニスコート3面、弓道場、体育館、プール施設などがある。校舎、家庭科棟などに分かれる。他には、同窓会館である栗峰会館や運動部室棟、文化部室棟などが設置されている。

周辺環境

  • 校舎南側には栗原中央病院を核とする宮野中央地域となっている。

設置学科

全日制普通科2コース制を採用している。

  • フロンティアコース
    「文科系理科系科目全般の学力向上を図り、大学進学を希望する生徒のクラス」
  • ライフプランニングコース
    「公務員志望の生徒を指導するクラス」

年間学校行事

2学期制

前期 4月 入学式、始業式、新任式、応援練習、PTA総会、古高定期戦
5月 栗原地区総体、面談週間、吹奏楽部定期演奏会
6月 避難訓練、県高校総体、第1期考査、生徒総会
7月 築高祭(文化祭)、全校集会、1~2年学習合宿、保護者面談、3年夏季課外
8月 3年夏季課外、全校集会、体育大会
9月 第2期考査
後期 10月 後期始業式、芸術鑑賞会、面談週間
11月 避難訓練・防災教室、大学出前講座、第3期考査
12月 2年修学旅行、全校集会、長谷川杯論大会
1月 全校集会、センター試験
2月 前期高校入試、第4期考査、同窓会入会式
3月 卒業式、後期高校入試、修業式、

宮城県の旗 宮城県古川高等学校とは、全校を挙げた「築高・古高定期戦」(築館高校では「古高戦」、古川高校では「築高戦」と呼ばれる)が毎年4月に開催されている。通算成績は16勝41敗3分。近年、少子化による生徒数の減少や、両校の生徒数の差などから試合を出来ない競技や勝敗が一方に偏りすぎる傾向が出てきて全体のバランスが悪くなってきており、解決策として本校から枝分かれした、毎年定員割れを起こしている一迫商業高校をビジネスコースとして本校に統合し両校の生徒数の差をなくし均等にすることと、長年のマンネリ化の解消と運動部の更なる活性化のため、各学校の生徒数の減少を利点として、かつては勉学の定期戦をしていた石巻高校を誘って三年に一度の自校開催で三つ巴の「三校定期戦」(720人×3校=2160人)にして総当たりの大会にした方が良いとの案も出ている。

定期戦

古川高校定期戦

毎年4月末に兄弟校である宮城県古川高等学校と伝統行事の「古高定期戦」を北部地区総体(5月半ば)・県総体(6月初め)・東北総体(7月)・インターハイ(8月)の前哨戦として行なっている。この行事に向け、新入生は朝昼放課後の応援練習に励み校歌、他数曲の応援歌を覚え築高生の自覚と誇りを身につける。本校入学の登竜門であり最大のイベントでもある。競技種目は以下の13競技20種目で行われ勝ち越した方が総合優勝となる。競技以外にも両校生徒会長による舌戦や、両校応援団による応援合戦なども見物である。ちなみに、応援団長は生徒会生徒の中から選ばれ、伝統のあるエールをきる。県内では本校の定期戦と同じ形態で行われている白石高校角田高校の「白角定期戦」(1963年~)も大変有名である。

生徒会活動・應援團活動・部活動

生徒会

通常の生徒会活動は生徒会執行部が行う。行事活動には別に有志による運営委員会を発足させ、立案から実行までを行う。生徒会誌「みち」の発行。

應援團

築高には、常設の應援團があり、1年間を通して活動を行う。団員は詰襟学生服に身を包み、エールや校歌等を歌ったりして応援する。4月の「古高定期戦」を中心に活動し、他の部から要請があれば、試合会場に行き応援することがある。応援活動の基礎になっているのは「クラス回り」である。応援団は評議委員会によって定められた團則に沿って活動している。

築館高等学校校歌・応援歌一覧
  • 校歌
  • 凱歌
  • 築高第二凱歌「我等の勝利に」
  • 築高第一応援歌
  • 築高第二応援歌
  • 築高第三応援歌
  • 新応援歌
  • 築高生の歌
  • 築高賛歌
  • 築高小唄
  • 栗峰山荘賛歌
  • 復興応援歌「明日の君へ」
  • 専門部
    • LHR委員会
    • 図書委員会
    • 視聴覚委員会
    • 保健委員会
    • 生徒会誌編集委員会
    • 風紀委員会
    • 築高祭実行委員会
    • 体育祭実行委員会
    • 交通委員会
    • ボランティア委員会

記録

  • 1958年 - バレーボール部女子、県高総体優勝、東北大会、インターハイに出場。
  • 1959年 - バレーボール部女子、県高総体優勝、東北大会、インターハイに出場。
  • 1960年 - 陸上部、インターハイ100メートル3位、80H1位。
  • 1967年 - ソフトテニス部男子、インターハイ単2回戦進出。
  • 1969年 - ソフトテニス部男子、インターハイ単6回戦進出。
  • 1976年 - 柔道部、県高総体で男子団体優勝、個人重量級優勝、東北大会、インターハイ出場。
  • 1989年 - 卓球部、県高総体で男子団体優勝、東北大会、インターハイ出場。
  • 1989年 - バスケ部男子、東北大会ベスト8。
  • 1995年 - 山形酒田インターハイで女子3000m、国体1500mで岡本由美子(元日本記録保持者)が優勝。
  • 1991年 - 陸上部、国体400メートル2位。
  • 2000年 - 陸上部、インターハイ400メートル5位。
  • 2019年 - 陸上部、沖縄インターハイで宮城県勢初となる男子100m、200mの2冠、2年生としては28年ぶりの快挙。

歴代校長

歴代の学校長一覧
氏名 就任 退任 出身校
初代分校主任 石井要 明治.30.4 明治33.4
2代分校主任 場今朝治 明治.30.4 明治32.7
1 深沢伊三郎 明治.33.4 明治36.3
2 平山久太郎 明治.36.4 明治38.3
3 木村定 明治.38.34 明治2.3
4 糟谷宗資 明治.42.3 大正3.2
5 森岡喜三郎 大正.3.2 大正.4.10
6 針生忠一 大正.4.10 大正.9.6
7 平準弥 大正.9.6 大正.12.3
8 宇都宮虎雄 大正.12.3 昭和.2.9
9 木原斉 昭和.2.9 昭和4.4
10 井上国太郎 昭和.4.4昭 和7.7
11 金子武雄 昭和.7.7 昭和10.4
12 中村勝衛 昭和.10.4 昭和19.5
13 大内武雄 昭和.19.7 昭和21.3
14 亀井二郎 昭和.21.4 昭和22.2
15 塩沢亮 昭和.22.2 昭和24.3
16 佐々木鋭市 昭和.24.3 昭和27.4
17 大竹金弥 昭和.27.5 昭和36.3
18 上遠野善武 昭和.36.4 昭和40.3
19 伊藤英造 昭和.40.4 昭和43.3
20 庄司豊義 昭和.43.4 昭和45.3
21 高橋清久 昭和.45.4 昭和49.3
22 二宮善太郎 昭和.49.4 昭和51.3
23 菅原春英 昭和.51.4 昭和53.3
24 飯村富也 昭和.53.4 昭和58.3
25 菅原俊一 昭和.58.4 昭和60.3
26 菅原陸奥夫 昭和.60.4 昭和62.3
27 佐々木正博 昭和.62.4 平成元.3
28 千葉景一 平成元.4 平成4.3
29 上遠野晃 平成元.4.4 平成7.3

出身者

多数のため、

政治

行政

経済

法曹

医療

学界・研究

教育

文学

芸術・文化

芸能

スポーツ

同窓会組織

  • 同窓会組織として「宮城県築館中学校・築館高等学校同窓会」(略称:築中・築高同窓会)があり、居住地域別・職域別・年次別・クラブ活動別などの同窓会がそれぞれ組織されており会報「栗峰」が年2回発行されている。
「地域別同窓会組織」
  • 本部築高同窓会
  • 在京築高同窓会
  • 関西築高同窓会
  • その他、各地域別同窓会
「職域別同窓会組織」
  • 各職業別・職場別同窓会(栗峰会
  • 伝統的に公務員の世界に強い学校で特に宮城県警には県内で最も強い力を持っている、高卒の公務員試験の合格者が毎年県内でトップの学校である。民間では地元の七十七銀行河北新報社などに卒業生が数多くおり同窓生どうしの繋がりの強い校風の学校として知られている。
「同期会」
  • 各学年別同窓会
「部活動OB・OG会」
  • 各部活動別同窓会
「在京築高・古高同窓会」
  • 関東在住の築館高校と古川高校の卒業生による兄弟校同士の合同同窓会を検討中で現在は役員どうしの交流になっている。
「築高・古高OB・OG戦」
  • 全ての運動部ではないがラグビー部などをはじめ、いくつかの運動部でOB・OGによる定期戦が毎年行われている。
「築友会ゴルフコンペ」
「関東在住四校合同同窓会」

アクセス

関連項目

外部リンク