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2022年10月5日 (水) 18:06時点における版

ディズニー・チャンネル
Disney Channel
基本情報
略称(愛称) ディズニーチャンネル
ディズニーch
運営(番組供給)事業者 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
旧チャンネル名 ディズニー・チャンネル ディズニー映画・アニメ
放送(配信)開始 2003年11月18日
HD放送(配信)開始 2010年12月1日
ジャンル 総合エンターテイメント
放送内容 アニメーション、映画、バラエティなど
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
プラットフォーム スカパー!
放送事業者 ブロードキャスト・サテライト・ディズニー株式会社
チャンネル番号 Ch.BS256(HD)
物理チャンネル BS-23
放送開始 2004年11月18日
HD放送開始 2021年6月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者 株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号 Ch.620(HD)
放送開始 2010年12月1日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
チャンネル番号 Ch.730
放送開始 2003年11月18日
放送終了 2014年5月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV 500、550(HD)
eo光テレビ 821(HD)
J:COM 603(HD)
JCN 404
公式サイト
特記事項:
衛星基幹放送は2012年3月1日、東経110度CS放送(衛星基幹放送事業者は株式会社シー・ティ・ビー・エス、物理チャンネルはND22ch)から移行。
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ディズニー・チャンネル(英語: Disney Channel)は、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のウォルト・ディズニー・テレビジョンディズニー・ブランデッド・テレビジョン)が運営しているテレビのエンターテインメント専門チャンネルである。

ディズニーが制作しているアニメーションを中心に、同社が発表している映画テレビドラマなどを放送している。

ディズニーチャンネル」あるいは「ディズニーch」とも表記される。

概要

ディズニー・チャンネルの放送地域

1983年アメリカで放送を開始したのが始まりである。1990年代に入るとイギリスなど他国でも放送を開始し、2000年代初頭には60以上の国・地域で視聴できる世界的なチャンネルとなった。

日本では、国内のディズニーの事業を統括するウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社の放送事業部門であるウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパンにより運営が行われており、2003年11月18日から放送を開始している。

開局からちょうど1年後の2004年11月18日には、スカイパーフェクTV!110(後のスカパー!e2、現在のスカパー!)でも放送を開始した(TBS系の東経110度CS放送事業者・C-TBSへの番組供給という形を取る)。

2005年12月1日にはスカパー!プレミアムサービスにおいて2番目のチャンネル「トゥーン・ディズニー」を開局したが、2009年(アメリカでは2月13日、日本では8月1日)に男児向けの番組編成に特化した「ディズニーXD」にリニューアルしている。

日本では2008年11月18日に開局5周年を迎え、記念の特別番組も放送された。

この時、日本、イギリス及びヨーロッパのディズニー・チャネルでも歴代最高視聴率を獲得したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの実写版アクション映画 「カンフー・プリンセス・ウェンディー・ウー」では、小山田真が日本人初主演している。

また、ディズニー・チャンネルで活躍中のスターたちによる夢の共演番組「ディズニー・チャンネル ゲームズ」で、小山田真がレギュラー出演している。

ちなみに日本で初めて放送された番組は『蒸気船ウィリー』で、開局セレモニーの司会は森公美子が担当した。

2010年11月18日、「J:COM TV My style」のVOD見放題パックメニューに『ディズニー・チャンネル オンデマンド』の提供を開始した。その後2015年6月1日に、J:COMオンデマンド見放題パックに『ディズニー・チャンネル オンデマンド』の名称を『ディズニー・チャンネル』に変更した。

2012年3月1日、スカパー!e2での放送はC-TBSによる東経110度CS放送から直系の新規放送事業者・ブロードキャスト・サテライト・ディズニー(BSディズニー)によるBSデジタル放送へ移行し、16:9のワイド放送、字幕放送[注 1]に対応した。BSディズニーとしては17日に放送開始した同社直営のDlifeに付随するサブサービスであったが、2020年3月31日のDlife放送終了後はディズニー・チャンネル単営になったことで自動的にBSディズニーのメインサービスに昇格した。

2013年11月18日、開局10周年を迎え、その日から10週間にわたって「ディズニー・チャンネル 魔法の10週間」という特別企画が行われた。「魔法の10週間」の最終土曜日である2014年1月25日には、その日限定の「メイド・フォー・ミー!みんなで作る魔法のフィナーレ」と称する特別枠が設けられ、午前10時から午後9時までの時間帯で以下の番組が(視聴者の事前投票の結果により)放送された。

午前10時~午前11時:ミッキーマウス クラブハウス(ディズニージュニア部門第1位)
午前11時~正午:おさるのジョージ(ディズニージュニア部門第2位)
正午~午後1時:ちいさなプリンセス ソフィア(ディズニージュニア部門第3位)
午後1時~午後2時:フィニアスとファーブ(アニメーション部門第1位)
午後2時~午後3時:スイチュー! フレンズ(アニメーション部門第2位)
午後3時~午後4時:怪奇ゾーン グラビティフォールズ(アニメーション部門第3位)
午後4時~午後5時:ブログ犬 スタン(ドラマ部門第1位)
午後5時~午後6時:ウェイバリー通りのウィザードたち(ドラマ部門第2位)
午後6時~午後7時:オースティン&アリー(ドラマ部門第3位)
午後7時~午後9時:フィニアスとファーブ ザ・ムービー(映画部門)

『WATCH ディズニー・チャンネル』は、2014年9月1日に開始され、その後2015年3月1日に、日本初となるブランドロゴのメジャーチェンジがなされ、アメリカ、ドイツなどと統一されたものにされた。2021年1月29日にサービスを終了した[1]

2016年1月1日より、チャンネル名称を「ディズニー・チャンネル ディズニー映画・アニメ」に変更。

2016年11月1日より、J:COMオンデマンドによる『ディズニー・チャンネル HD』は、J:COM TV スタンダードプラス/スタンダード加入者向けに追加料金なしで視聴出来る「チャンネル!オンデマンド」の提供を開始した。

2016年12月1日より、スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者がスカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。

2018年5月22日、同年12月の4K8K本放送開始に伴うBSチャンネル再編により、BS放送における物理チャンネルをBS-7chからBS-3chに移動。

2018年10月1日より、チャンネル名称が「ディズニー・チャンネル」に戻った。

2019年9月9日総務省はBSディズニーに対して、現行6スロットの返上を前提にBS放送HDTV用の12スロットを割り当てると発表した[2][3]

2021年1月31日にディズニーXDが閉局したことに伴い、それまで同局で放送されていたオリジナル作品やスター・ウォーズシリーズマーベル・コミック関連作品などは翌2月1日よりディズニー・チャンネルに移管された。

2021年6月1日、新しい放送事業者が開局することによるBSチャンネル再編に伴い、BS放送における物理チャンネルをBS-3chからBS-23chに移動すると同時にハイビジョン化[4][5]

日本での放送開始の背景

当チャンネルが開局するまで、ディズニーのテレビ番組の放送は系列局の少ないテレビ東京系列などが視聴できる地域(『ディズニータイム』ほか)や、パーフェクTV!(当時)やケーブルテレビなどを通じた有料の衛星放送局WOWOWなどでないとなかなか視聴できる機会がなかった関係で、海外における当チャンネルの存在を知るファンを中心に、開局を待ち望む声も多かった。

衛星放送事業者各社やケーブルテレビ事業者からも加入者の増加を後押しするためのキラーコンテンツとして、その動向が注目されていた。しかし日本では放送法により外国企業の放送事業参入が制限されていたことや、ディズニー側は「日本の市場価値は高いが、有料放送市場が未発達で収益が期待できない」と判断し放送開始を見送っていた。

その後の放送法の規制緩和により、ディズニーは外国企業の放送事業参入を許した電気通信役務利用放送法に基づく放送事業者としてスカイパーフェクTV!(当時)や大手ケーブルテレビ局で放送を行うと開局計画を2003年4月に発表し、同年11月18日に放送を開始した。この年はアメリカのディズニー・チャンネルの開局と東京ディズニーランドの開園20周年に当たり、11月18日はディズニーの看板キャラクター・ミッキーマウスの誕生日でもある。

開局の前から電車などの公共交通機関で広告を掲載したり、スカパー!やケーブルテレビ各局へ向けたプロモーション番組『ディズニー・トゥーンタイム』の配給など、様々な媒体を通じて積極的な広告活動を行ったことも功を奏し日本国内での視聴世帯は2004年1月時点で200万世帯を突破した。ただし視聴者は主に別料金のかからないことが多いケーブルテレビ局の契約世帯が中心で、当初パック料金に含まれていなかったスカパー!での契約数はおよそ10万世帯に留まっていた(その後、2004年10月よりパック料金の対象となった)。

放送形態

日本独自のオリジナル番組を除き、全て日本語による吹き替え音声版とオリジナルの英語音声版の2か国語放送となっている。スカパー!やスカパー!プレミアムサービス、デジタル送信のケーブルテレビでは「ステレオ2か国語放送」という形態が取られており、どちらの言語でも臨場感のあるステレオ音声で視聴出来る。

番組本編中には画面左下にチャンネルロゴが常時表示されている。ロゴは他の専門チャンネルに比べると大きく目立ちやすい上に、ほとんどの番組で特別編成やディズニー作品の関連商品(セルDVDなど)の発売情報などのテロップの表示やナレーションも行われる。

2007年10月1日から2014年10月31日まではバンパーやタイトルテロップが一新され、番組中に次の番組の紹介テロップが表示されるようになった。また、エンドロールの前後では映像を押し上げて、画面下部に次の番組の紹介文が表示される。

2014年11月1日から2019年3月30日まではバンパーやタイトルテロップが一新され、番組中に次の番組紹介テロップが表示されるようになった。また、エンドロールが小窓で高速再生された(マジカル・ワールド・オブ・ディズニーのみ)。

番組放送中のCM前には「まだまだ続くよ、(番組名)。ディズニー・チャンネル」、CM明けには「またまた始まるよ、(番組名)。ディズニー・チャンネル」というアナウンスと共に、番組内の主要登場人物のビジュアルとチャンネルロゴが登場するアイキャッチが挿入される。また地上波など他局よりもCM枠が長い傾向にある。

なお、番組の間には数分のショートアニメや放送されている作品のPVミニ番組が放送される(番組表には掲載されない)。

また時々月単位で、兄弟チャンネルであるディズニーXDのアニメやドラマを日曜日にお試しと称して放送する。

毎月第一日曜日は無料で放送される。その際、番組名の頭に[無]が付く。

ファイル:2010 Disney Channel logo.svg
2003年から2014年までのロゴ
2014年から2019までのロゴ

番組の一覧

番組によっては、放送時間を区切るゾーン編成を取っている。なお、時間帯についての記述はいずれも日本のもの(JST)である。

ディズニー・チャンネル・ムービー

ファミリー映画を中心とした長編作品を放送する。日本では毎日24時、金曜日20時の他、土日には13時にもこのゾーンが設けられている。ディズニー映画や本国のディズニー・チャンネルで制作されたテレビ映画(ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー)の他、他社が制作している洋画なども放送されている。ディズニー・チャンネルが日本で初放送をした時は、「マジカル・ワールド・オブ・ディズニー」(The Magical World of Disney)としてスタート。2003年11月18日放送開始。第1回に放送されたのは映画『モンスターズ・インク』である。

2005年8月にフジテレビ系列で放送されたディズニー・チャンネル初のスペシャルドラマ『星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星〜』を、およそ1年遅れの2006年9月に邦画として放送した。

前述した通り2か国語放送だが、劇場公開時点で日本語の吹き替え音声が制作されていない他社の作品についても、吹き替え版を新規に制作した上で放送される。字幕スーパーを付した英語のみの放送は行われていなかったが、2012年3月11日からは字幕スーパーを付した英語のみ放送は行われていた[注 2]

2019年9月1日には「ディズニー・チャンネル・ムービー」の名前を採用した。

ディズニージュニア

幼児向けのアニメ作品を中心とし、番組の間に進行役のサルのキャラクター「ウー」と「アー」が工作や料理などのコーナーを交えたゾーンで、教育番組としての位置づけもある。平日は朝8時30分から昼の14時30分までの6時間、土日は同じく朝7時30分から10時までの2時間半にわたって編成されている。この他に、新番組の先行放送などを18時頃に行うこともある。ディズニー・チャンネルが日本で初放送をした時は、「プレイハウスディズニー」(Playhouse Disney)としてスタート。2003年11月19日放送開始。第1号に放送されたのは『ノック!ノック!ようこそベアーハウス』である。

実写コーナーの出演者は全員日本人だが、実際の収録は主にパリのスタジオで行われている。2004年からは、東京のスタジオで収録された視聴者参加型のコーナーも加わった。

当初はこの枠内に限り、チャンネルロゴは他の時間帯と異なる原色を多用した派手なタイプが使用されていたが、2004年3月には元に戻された。

2011年7月3日には「ディズニージュニア」の名前を採用した。

ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー

ディズニー・チャンネルが独自に制作した映画作品を放送する。ほとんどの作品では、当チャンネルで放送されている他のドラマ作品の主要な登場人物を演じている俳優「ディズニー・チャンネル スター」が主役を演じている。その中でもカンフー・プリンセス・ウェンディー・ウーでは、小山田真が唯一日本人として主演している。

オリジナル番組

その他の主な番組

上記のゾーン以外ではディズニーおよびその関連会社が制作した短編アニメやシリーズアニメ、海外ドラマなどが放送されている。

ナレーター

  • 磯部弘(番宣CM メイン)
  • 新井里美(同上、主に女性向けまたはディズニージュニア向け)
  • 松本考平(同上、主に男性向けまたはディズニーXD向け)
  • 田中秀幸(『ディズニー・チャンネル ムービー』のみ)

世界のディズニー・チャンネル

ディズニーはアメリカや台湾中華民国)など海外の一部におけるスタジオジブリ作品の放映権を獲得しており、これらの地域のディズニー・チャンネルではジブリ作品が長編作品の枠で放送されている(ただし日本と違い、台湾などでは衛視電影台などの他のチャンネルでも放送している)。

アメリカでは、1998年にアニメを専門に放送する兄弟チャンネル「Toon Disney」(トゥーン・ディズニー)を開局した。このチャンネルでは過去に制作されたアニメの放送だけでなく、ディズニー傘下にあるABCで放送されるアニメ・特撮番組の時差放送も行っている。

フィリピンインドネシアシンガポールなどの東南アジア韓国香港では「ディズニー・チャンネル アジア」として放送が行われている。初めて放送された日本のアニメは、2000年の『ぶぶチャチャ』である。

ケーブルテレビの普及している台湾では、ディズニー・チャンネル アジアでも放送されている作品を交えた上で、独自の編成を取っている。放送は母国語の北京語で行われ、『プレイハウス ディズニー』の時間帯は平日3時間のみと少ない。シリーズ作品はディズニー以外が制作しているものが多く、日本のアニメも数多く放送されているが、その中には『あずきちゃん』や『星のカービィ』など、ユニークな番組が目を引く。さらに『マジカル・ワールド・オブ・ディズニー』に相当する長編作品枠『Disney奇妙世界』では、スタジオジブリ作品だけでなく『世界名作劇場』の各作品や『ちびまる子ちゃん』なども放送された。また、韓国では『ポケットモンスターシリーズ』も放送されている。

2019年11月12日から世界各国にてサービスを開始している定額制動画配信サービスDisney+に移行させるために一部の国と地域では本チャンネルの放送を順次終了させており、2020年1月にウクライナで、2020年4月にイタリアとオーストラリアで、2020年6月にシンガポールで、2020年10月にイギリスとアイルランドで、2020年12月にマレーシアとアジアで、2021年4月に南アメリカで、2021年10月に東南アジアと香港と韓国で、2022年1月に台湾で、2022年3月にトルコにて放送終了している[6]

脚注

注釈

  1. ^ 子供向け番組の場合、字幕は漢字表記がされていない。
  2. ^ ただし、2008年11月の開局5周年を記念して放送された『パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ(1作目2作目)』では、この形式を使った放送も行われた。

出典

  1. ^ WATCH ディズニー・チャンネル、WATCH ディズニージュニア サービス終了のご案内|ディズニー・チャンネル|ディズニー公式”. ディズニー公式. 2021年2月19日閲覧。
  2. ^ BS放送に係る衛星基幹放送の業務の認定の電波監理審議会への諮問及び答申”. 総務省情報流通行政局 衛星・地域放送課(2019年9月9日作成). 2019年10月26日閲覧。
  3. ^ BSの新規4チャンネルを総務省が認定。吉本やディズニーなど放送開始へ”. AV Watch(2019年9月9日作成). 2019年10月26日閲覧。
  4. ^ 2020年度「BS帯域再編」のスケジュールとお問合せ窓口について”. 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB). 2021年3月30日閲覧。
  5. ^ BSディズニー・チャンネル、6月よりハイビジョン化”. AV Watch (2021年4月19日). 2021年4月19日閲覧。
  6. ^ 米ディズニー、Disney+にフォーカスするためアジア圏の18チャンネルを閉鎖”. 海外ドラマNAVI (2021年5月9日). 2021年11月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

日本
アメリカ