「Wikipedia‐ノート:スリー・リバート・ルール/改稿案 20220313」の版間の差分
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ノートでの議論を踏まえた案の提示用に一時的に改変、即戻す予定 タグ: 差し戻し済み |
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{{guideline|3RR|WP:3RR|subcategory=行動}} |
{{guideline|3RR|WP:3RR|subcategory=行動}} |
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{{文書の要旨|差し戻し(リバート)を多用して編集合戦を引き起こしてはいけません。|3RRは[[Wikipedia:論争の解決]]と[[Wikipedia:合意形成]]に基づいた解決を促すためのルールです。|3RRに違反していなくても不適切、不誠実な編集は別の規則で対処される対象となります。}} |
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{{文書の要旨|ページの一部であろうと全部であろうと、24時間に3度を超えて[[Help:以前の版にページを戻す方法|差し戻し]]を行ってはなりません。さもなければ、管理者によってあなたは'''[[Wikipedia:投稿ブロック|編集できなくされる]]でしょう''' 。}} |
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3RRは、編集合戦抑止のための'''相対的な目安'''であり、'''絶対的な指針ではない'''ということに注意してください。上記の条件に違反した場合は「明確な」3RR違反となりますが、厳密な3RRの条件違反がなくとも、不適切な差し戻しを繰り返し行った利用者は「過度の編集合戦」として投稿ブロックの対象となります。編集合戦の問題点として、編集者間に敵意を生じさせ合意形成を困難にすることや、記事の履歴が荒れてしまうことなどが挙げられます。したがって、これらの不利益を生じさせる可能性のある差し戻しは行うべきではありません。'''差し戻しは1回までに留めるのが非常に効果的'''であり ({{仮リンク|ワン・リバート・ルール|en|Wikipedia:Edit_warring#Other_revert_rules}})、時によっては根本的に差し戻しを行わないという選択肢も非常に重要です ({{仮リンク|ゼロ・リバート・ルール|en|Wikipedia:Edit_warring#Other_revert_rules}})。いかなる場合も、差し戻しを行う前に対話や報告などの'''[[{{FULLPAGENAME}}#別手段の検討|別手段を検討]]'''するようにしましょう。 |
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3RRを適用する際の注意点として、本ガイドラインは「24時間以内」「3度」「同じ記事」という具体的な基準を掲げていますが、'''あくまで編集合戦の抑止が目的'''であり、そのための'''相対的な目安であること'''に留意してください。3つの条件を完全に満たしていない場合でも、編集合戦を引き起こしているとみなされ注意やブロックされることはあります。逆に、3つの条件を満たしていても本質的に編集合戦とは無関係のもの、あるいは編集合戦を回避する意思が見られる場合や、本項で挙げる特殊な例の場合は問題視されません。 |
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⚫ | 本ガイドラインにおける |
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編集内容を巡って対立が起こった場合、ウィキペディアでは対話による解決が望まれています('''[[Wikipedia:論争の解決]]'''、'''[[Wikipedia:合意形成]]''')。たとえ相手の編集があなたにとって取るに足らない誤った内容であったとしても、単純に差し戻しを繰り返して編集合戦に陥ることは許されず、記事のノートや相手の会話ページでの議論で相手を納得させ、対立の解消(合意)を目指してください。'''編集合戦は相手だけの問題ではなく、両者の問題です'''。 |
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== ガイドラインの意図 == |
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3RRは「3回までは差し戻しが可能」という権利を示すものではなく、機械的な防御壁です。3RRが意図するのは、編集合戦の抑止です。3RRの「明確な」違反となるのは「同じページ上で24時間以内に3回を超える差し戻し」が行われた場合ですが、これは24時間ごとに3回までならば差し戻しをしてもよいということでは決してありませんし、1つのページ上での差し戻しが3回以内に抑えられていたとしても、複数のページ上で同一の編集者同士が差し戻しを繰り返していれば、それは立派な編集合戦です。 |
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== 基本ルール == |
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ある記事が編集合戦により全保護となった場合、一定期間[[WIkipedia:管理者|管理者]]以外が記事を編集できない状態になるほか、記事内容が保証されないため閲覧者に影響を及ぼすだけでなく、その記事を編集したい他編集者にも多大な迷惑が掛かり、履歴も荒れ、様々な不都合が生じます。このような状態に陥ることは絶対に避けるべきであり、3RRを遵守すれば、これをある程度未然に防ぐことができます。よって、本ガイドラインの意図は、'''差し戻しを行う利用者一人一人に、「編集合戦を起こしてはならない」ことおよび「安易な差し戻しは行うべきではない」と認識'''してもらうことで、編集合戦を防ぐことにあります。 |
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スリー・リバート・ルール自体は非常に単純なものです。「'''24時間以内に3度を超えて同じページ上で差し戻し (リバート) をしてはならない'''」であり、同じ記事で最初の差し戻しから24時間以内に以下のようなやり取りが起こった場合に発動します。 |
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# Aが編集する |
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# BがAの編集を差し戻す(B差し戻し1回目) |
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# AがBの差し戻しを差し戻す(A差し戻し1回目) |
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# Bが再度差し戻す(B差し戻し2回目) |
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# Aが再度差し戻す(A差し戻し2回目) |
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# Bが再度差し戻す(B差し戻し3回目) |
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# Aが再度差し戻す(A差し戻し3回目) |
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# Bが再度差し戻す(B差し戻し4回目)→差し戻しが3回を超えたため、3RR発動 |
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この場合、[[Wikipedia:管理者伝言板/3RR]]に報告がなされたり、気がついた管理者が任意で投稿ブロックやページの保護などの対処をとります。ただし、4回目を行ったBのみが問題視されるわけではなく、ケースによってAも問題視されたり、あるいはAの方が問題視される場合もあります。'''このルールはあくまで編集合戦を防ぐことが目的であり、4回目の差し戻しを行った者を一方的に投稿ブロックするためのルールではありません'''。すなわち、24時間を超えているなど長期の差し戻し合戦や、同じ記事ではない複数の記事にまたがった差し戻し合戦といった、厳密には3RRを守っているようなものであっても、編集合戦が生じているとみなされれば、'''[[Wikipedia:編集合戦]]に基づいて'''投稿ブロックやページの保護といった処置がとられます。 |
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== 3RRの適用範囲 == |
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このガイドラインは、(特に[[Help:名前空間|利用者名前空間]]における) 自己差し戻し、単純な荒らしからの是正、メンテナンス目的 (紹介や[[Wikipedia:サンドボックス|サンドボックス]]など) での差し戻し、投稿ブロックされた利用者の編集を差し戻す行為などには「原則」適用されません。ただし、この記述を[[WP:GAME|悪用]]することは許されません。例として、同じ記事上で何度も自らの編集の差し戻す行為は、場合によっては[[Wikipedia:破壊行為|破壊行為]]と見做されることもあるでしょう。このような場合に、本節の記述を盾とし、「自己編集の差し戻しは3RRにカウントされないため問題ない」というような、一方的な正当化をしてはなりません。問題のある差し戻しを行った可能性を他者に指摘されたならば、他にどのような対処法がありえたのかを検討すべきです。 |
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また、ここでいう編集合戦には、移動の繰り返し ([[Wikipedia:移動合戦|移動合戦]])や、記事作成の繰り返しも含まれます。2名またはそれ以上の人数の[[Wikipedia:管理者|管理者]]および[[Wikipedia:削除者|削除者]]により、削除とその復帰の繰り返し、または削除前の問題記事の再投稿の繰り返し (削除合戦) が起こった場合も同様です。これらはどんな形であれ、過度に繰り返されれば編集合戦とみなされます。 |
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このルールは基本的に個々の編集者ごとの対立に念頭が置かれており、不特定多数の場合には適用されません。しかし、3RRを回避するために多重アカウントを用いる、あるいは集団(チーム)が個々に差し戻しを行うといった行動は不適切なものであり、3RRとは別の観点から処罰されることはありえます([[Wikipedia:多重アカウント]]、[[Wikipedia:タッグチーム]])。同様に'''3RRに違反しないことは、ただちにそれが適切な差し戻しであることを意味しません'''。不適切、不誠実な差し戻しは、3RR以外の別の規則によって対処されますし、3RRの本来の主旨を違えて引用することは規則の悪用にあたります([[Wikipedia:規則の悪用]])。 |
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特定のページにおける過剰な差し戻し以外で特に問題となる行動がみられない場合、管理者は全てのページが編集できなくなる投稿ブロックではなく、特定ページのみ編集できなくなる部分ブロックを行うこともあります。 |
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あなたの差し戻しが「原則」3RRの適用範囲外であるにも関わらずそれが不適切なものであった可能性を他者に指摘された場合、'''別手段の検討'''が十分であったかを熟慮してください。これら別手段については、下記を参考にしてください。 |
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⚫ | 本ガイドラインにおける[[Wikipedia:以前の版にページを戻す方法|差し戻し]](リバート)とは、'''他者の編集を一部であるか全部であるかを問わず、元に戻す行為'''をいいます。ウィキペディアには簡易的に任意の編集を差し戻す「取り消し」という機能があり、3RRや編集合戦でよく用いられるものですが、これに限らず、通常編集で元に戻した場合も差し戻しです。差し戻しの際、いくつかの単語の加除を伴っていようと、他の変更を同時に行っていようと、他者の編集を元に戻しているならば、差し戻しと見なされます。複雑なケースでは、新しい文章をつけ加えつつ、論争のある文章のみは (それが除去であろうと加筆であろうと) 差し戻すということもあります。これはしばしば、差し戻しではないという偽装として用いられますが、このタイプの編集も3RRのカウント対象に含みます。 |
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ウィキペディアでは特定の編集を元に戻す行為を(誤用も含めて)「差し戻し」「リバート」「取り消し」「巻き戻し」と多様に呼びますが、基本的に3RRの判定においては同じものとします。 |
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== 別手段の検討 == |
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=== 意見の不一致 === |
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⚫ | 記事における編集合戦の大きな原因 |
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== 3RR違反及び編集合戦を回避するには == |
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{{main|Wikipedia:論争の解決|Wikipedia:合意形成}} |
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⚫ | 記事における編集合戦の大きな原因は、編集内容に関する利用者間の意見の不一致です。このような場合、一番避けなければならないのは要約欄で自己意見を投げるのみの差し戻し合戦です。このような意見の不一致が認められた場合、まずは[[Help:ノートページ#記事ページ|その記事のノート]]か、[[Help:ノートページ#利用者ページ|相手方の利用者会話ページ]]において編集内容について議論をし、意見交換が終了してから記事の編集を行いましょう。どうしても議論がまとまらない場合は、[[Wikipedia:コメント依頼#合意形成のためのコメント|合意形成のためのコメント依頼]]を提出するのもよいでしょう。意見の不一致が起きた場合は、「差し戻し」ではなく「対話」が第一の選択肢でなければなりません。 |
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もちろん、中にはわざわざノートや会話ページで対話するまでもなく、明らかに誤りや問題だと言えるものもあるでしょう。しかし、そうした考えに基づいて差し戻したあなたの編集が、相手によって再度差し戻された場合は、慎重になるべきです。あなたにとって取るに足らない誤った内容であったとしても、相手はそうは思っていないということなのですから。たとえ相手の編集が誤っていたとしても、対話の努力を回避し、編集合戦を引き起こすことは認められません。また、そもそも差し戻しをしても相手が納得しないと十分に予想できるときは、最初から差し戻しではなくノートや会話ページで対話をするという選択を取ることも重要です。3RRは1人が3回までの差し戻しを許容していますが、差し戻しの数自体は1回や、あるいは0回でも構わないのです(ワン・リバート・ルール、ゼロ・リバート・ルール)。 |
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== 荒らし対応で3RRが懸念される場合 == |
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{{seealso|Wikipedia:荒らし|Wikipedia:荒らし対策}} |
{{seealso|Wikipedia:荒らし|Wikipedia:荒らし対策}} |
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荒らしを発見した場合の対処として、 |
荒らしを発見した場合の基本的な対処として、まずは差し戻しを行って原状回復すること自体は問題ありません。ただし、荒らしの中には、その差し戻し自体を差し戻し、荒らした内容を復帰させるタイプの者がいます。こうした場合に、再度の差し戻しを行っても、荒らしもまた差し戻しを行うのが普通であり、結果として荒らしと際限のない差し戻し合戦に陥ってしまいます。 |
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このような展開は、荒らしを楽しませたり興奮させるものであり、3RRか否かに関わらず、'''荒らし対応として好ましくありません'''([[Wikipedia:認識を拒絶する]])。荒らしの内容如何を問わず(たとえ明白な誹謗中傷やプライバシー侵害といった内容のものであっても)、原則として以下の手順で対処してください(手順の1,2は前後しても構いません)。 |
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# 荒らし編集を差し戻す |
# 荒らし編集を差し戻す |
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# '''荒らしが差し戻しをしてきても無視する''' (参考: [[Wikipedia:認識を拒絶する]]、[[Wikipedia:差し戻し・ブロック・無視]]) |
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# '''荒らしが差し戻しをしてきても無視する''' |
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# 管理者が荒らしをブロックする |
# 管理者が荒らしをブロックする |
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# 改めて荒らしの編集を差し戻す (必要に応じて[[WP:CSRD|即時版指定削除]]タグの貼り付けや[[WP:DP|削除依頼]]も行う) |
# 改めて荒らしの編集を差し戻す (必要に応じて[[WP:CSRD|即時版指定削除]]タグの貼り付けや[[WP:DP|削除依頼]]も行う) |
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# 改めて荒らしの編集を差し戻す |
# 改めて荒らしの編集を差し戻す |
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重要なことは、差し戻しするタイプの荒らしの対応は、その行動を封じることを最優先にすることです。慣習的に荒らしとの3RRといった編集合戦ではブロックされることはありませんが、避けてください。管理者伝言板に通報しても、対処が中々されないといったこともあるでしょうが、こうしたタイプの荒らしに、最終的に決定的な対処ができるのは管理者のみであることを強く念頭においてください。'''荒らしとの編集合戦は有害無益です'''。 |
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また、もしこうした適切な対処方法を知らないと思われる利用者が荒らしと編集合戦を行っている場面を目撃した場合は、その利用者の会話ページなどで、このガイドラインにある適切な対処方法を教えてあげてください。 |
また、もし、こうした適切な対処方法を知らないと思われる利用者が、荒らしと編集合戦を行っている場面を目撃した場合は、その利用者の会話ページなどで、このガイドラインにある適切な対処方法を教えてあげてください。 |
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== 例外 == |
== 3RRの例外とするもの == |
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慣習的に下記の例では3RRを適用しません。ただし、管理者伝言板や保護依頼を活用するなど、なるべく編集合戦を収める努力は推奨されますし、荒らし対応や自己差し戻しのようにより好ましい対処法がある場合があります。 |
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=== 潜在的に中傷的な題材 === |
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原則として荒らし対応のための差し戻しは3RRにカウントしません。しかし、これは'''荒らしと編集合戦を行っても良いという意味ではありません'''。荒らし対応の場合の差し戻しは、3RRとは別の観点からの注意を要します。また、言うまでもないことですが、3RRに関係なく、荒らしではない編集を荒らしと決めつけて差し戻ししてはいけません([[Wikipedia:荒らし]])。 |
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詳しくは[[#荒らし対応で3RRが懸念される場合]]を参照してください。 |
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=== 存命人物に対する中傷的記述の対処 === |
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{{main|Wikipedia:存命人物の伝記}} |
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存命人物の伝記 (BLP) の方針に違反する記述(すなわち、単なる誹謗中傷、プライバシーの侵害、信頼できる出典の提示がない批判的な内容など)を、「差し戻し」ないし「除去」することは3RRの例外になります。しかし、BLPに基づく除去は、それ自体がしばしば論争に繋がり、その記述は適切と判断される場合もあります(特に公人の場合)。BLP違反の記述の差し戻しを3RRの例外として適用する場合は、それが明白な違反であることに注意してください。明白とは言えないのであれば、通常の[[Wikipedia:論争の解決]]の手続きに基づいて対応すべき事案です。1つの判断材料として、過去にノートや削除依頼などで不適切と判断された記述を復帰させようとしている編集を差し戻すことは、3RRの例外適用の最たるものとなります。 |
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=== 利用者名前空間 === |
=== 利用者名前空間 === |
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通常、アーカイブ化を除いて、会話ページから ([[Wikipedia:個人攻撃の除去|個人攻撃の除去]]以外の) コメントを取り除くことは不作法であると考えられています。[[Wikipedia:ノートページのガイドライン]]も参照してください。 |
通常、アーカイブ化を除いて、会話ページから ([[Wikipedia:個人攻撃の除去|個人攻撃の除去]]以外の) コメントを取り除くことは不作法であると考えられています。[[Wikipedia:ノートページのガイドライン]]も参照してください。 |
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=== |
=== 通知が主目的の取り消し === |
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上記の通り、編集合戦を回避するために、対立が起こったときは、ノートや会話ページでの対話による解決が望まれます。しかし、アカウントの種別や環境、設定によっては、そうした対話の働きかけに相手が気づかない場合があります。特にノートでの議論展開は記事をウォッチリストに入れていなければわからないことはありえます。 |
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そうした場合、あえて再度の取り消しを行い、その際の要約欄で、議論場所に誘導することができます。合わせて「3RR回避のためにこれ以上は自分からは取り消しをしない」という旨のことを宣言すれば、その差し戻し編集は3RRに違反したものではなく、むしろ3RR違反を回避しようとして行っているものだと周りにも理解してもらえます。 |
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この方法が有効なのは、1つに相手が履歴から「取り消し」機能を使って差し戻ししている場合は、必ずあなたの差し戻し版の要約欄を目にするからです。同時に、相手の「議論に気づかなかった」という言い訳を塞ぐ手立てになります。 |
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== 3RRの実施にあたって == |
== 3RRの実施にあたって == |
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* 3RR違反ののちブロックされた利用者に十分な反省が見られる場合、管理者は裁量によってブロックを解除できます。 |
* 3RR違反ののちブロックされた利用者に十分な反省が見られる場合、管理者は裁量によってブロックを解除できます。 |
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=== 論争に管理者が関わっている場合 === |
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{{Notice|この節の内容は「3RR違反」としてブロックされた場合に限られます。「過度の編集合戦」は必ずしも「厳密な」3RR違反を伴わないことに注意してください。}} |
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=== まだブロックされていない場合 === |
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もし、誤って3RR違反してしまったと自覚した、あるいは他の利用者から3RR違反を指摘された場合、まず当然のことながらそれ以上の差し戻しはしないでください。続いて既にノートや会話ページで議論が始まっている場合は、それに参加し、これ以上は差し戻しをしないと宣言してください。議論がまだ始まっていなければ自分から議論を開始してください。既に[[Wikipedia:管理者伝言板/3RR]]に報告されていれば、同様に、これ以上は差し戻しをしないと宣言してください。 |
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=== 3RR違反でブロックされた場合 === |
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まず、ブロック理由が本当に3RR違反であるか確認してください。ブロック理由に「編集合戦」とある場合は、必ずしも3RR違反とは限りません。3RR違反以外でのブロックの場合は、その規定での対処に従ってください。 |
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* 行ったならば、自身の利用者会話ページにて弁解を行うか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、誤りを認めてブロック解除してもらうよう頼んでください (当然、解除されないかもしれません) 。 |
* 行ったならば、自身の利用者会話ページにて弁解を行うか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、誤りを認めてブロック解除してもらうよう頼んでください (当然、解除されないかもしれません) 。 |
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* 行っていないならば、自身の利用者会話ページにてブロック対処の正当性についての検討を求めるか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、礼儀正しくその事実を指摘して、ブロック解除するよう頼んでください。 |
* 行っていないならば、自身の利用者会話ページにてブロック対処の正当性についての検討を求めるか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、礼儀正しくその事実を指摘して、ブロック解除するよう頼んでください。 |
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基本的にブロックした管理者を公然と非難しても、コミュニティがそれに同意し、ブロックが解除される可能性は非常に低いことに注意してください。もし、本当に管理者によるブロック対処に重大な瑕疵があった場合は管理者の罷免といった措置が検討されることになります。 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2022年3月20日 (日) 14:56時点における版
この文書の要旨:
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スリー・リバート・ルール (英語: three-revert rule、略称 3RR) とは、「24時間以内に3度を超えて同じページ上で差し戻し (リバート、revert) をしてはならない」という、編集合戦を未然に防ぐことを目的としたウィキペディア日本語版のガイドラインです。
編集合戦は、他者の編集の取り消しや差し戻しを繰り返した際に発生します。3RRはこれを水際で防ぐためのルールであり、違反する編集は編集合戦予備軍と見做され、Wikipedia:管理者伝言板/3RRへの報告対象となり、投稿ブロックの方針により一定期間のブロックの対象となります。3RR違反の延長線上にある編集合戦にまで差し戻し合いが発展した場合、保護の方針により対象記事が全保護となったり、3RR違反の場合よりも長期の投稿ブロック措置が取られます。
3RRを適用する際の注意点として、本ガイドラインは「24時間以内」「3度」「同じ記事」という具体的な基準を掲げていますが、あくまで編集合戦の抑止が目的であり、そのための相対的な目安であることに留意してください。3つの条件を完全に満たしていない場合でも、編集合戦を引き起こしているとみなされ注意やブロックされることはあります。逆に、3つの条件を満たしていても本質的に編集合戦とは無関係のもの、あるいは編集合戦を回避する意思が見られる場合や、本項で挙げる特殊な例の場合は問題視されません。
編集内容を巡って対立が起こった場合、ウィキペディアでは対話による解決が望まれています(Wikipedia:論争の解決、Wikipedia:合意形成)。たとえ相手の編集があなたにとって取るに足らない誤った内容であったとしても、単純に差し戻しを繰り返して編集合戦に陥ることは許されず、記事のノートや相手の会話ページでの議論で相手を納得させ、対立の解消(合意)を目指してください。編集合戦は相手だけの問題ではなく、両者の問題です。
基本ルール
スリー・リバート・ルール自体は非常に単純なものです。「24時間以内に3度を超えて同じページ上で差し戻し (リバート) をしてはならない」であり、同じ記事で最初の差し戻しから24時間以内に以下のようなやり取りが起こった場合に発動します。
- Aが編集する
- BがAの編集を差し戻す(B差し戻し1回目)
- AがBの差し戻しを差し戻す(A差し戻し1回目)
- Bが再度差し戻す(B差し戻し2回目)
- Aが再度差し戻す(A差し戻し2回目)
- Bが再度差し戻す(B差し戻し3回目)
- Aが再度差し戻す(A差し戻し3回目)
- Bが再度差し戻す(B差し戻し4回目)→差し戻しが3回を超えたため、3RR発動
この場合、Wikipedia:管理者伝言板/3RRに報告がなされたり、気がついた管理者が任意で投稿ブロックやページの保護などの対処をとります。ただし、4回目を行ったBのみが問題視されるわけではなく、ケースによってAも問題視されたり、あるいはAの方が問題視される場合もあります。このルールはあくまで編集合戦を防ぐことが目的であり、4回目の差し戻しを行った者を一方的に投稿ブロックするためのルールではありません。すなわち、24時間を超えているなど長期の差し戻し合戦や、同じ記事ではない複数の記事にまたがった差し戻し合戦といった、厳密には3RRを守っているようなものであっても、編集合戦が生じているとみなされれば、Wikipedia:編集合戦に基づいて投稿ブロックやページの保護といった処置がとられます。
また、ここでいう編集合戦には、移動の繰り返し (移動合戦)や、記事作成の繰り返しも含まれます。2名またはそれ以上の人数の管理者および削除者により、削除とその復帰の繰り返し、または削除前の問題記事の再投稿の繰り返し (削除合戦) が起こった場合も同様です。これらはどんな形であれ、過度に繰り返されれば編集合戦とみなされます。
このルールは基本的に個々の編集者ごとの対立に念頭が置かれており、不特定多数の場合には適用されません。しかし、3RRを回避するために多重アカウントを用いる、あるいは集団(チーム)が個々に差し戻しを行うといった行動は不適切なものであり、3RRとは別の観点から処罰されることはありえます(Wikipedia:多重アカウント、Wikipedia:タッグチーム)。同様に3RRに違反しないことは、ただちにそれが適切な差し戻しであることを意味しません。不適切、不誠実な差し戻しは、3RR以外の別の規則によって対処されますし、3RRの本来の主旨を違えて引用することは規則の悪用にあたります(Wikipedia:規則の悪用)。
「差し戻し」とは
本ガイドラインにおける差し戻し(リバート)とは、他者の編集を一部であるか全部であるかを問わず、元に戻す行為をいいます。ウィキペディアには簡易的に任意の編集を差し戻す「取り消し」という機能があり、3RRや編集合戦でよく用いられるものですが、これに限らず、通常編集で元に戻した場合も差し戻しです。差し戻しの際、いくつかの単語の加除を伴っていようと、他の変更を同時に行っていようと、他者の編集を元に戻しているならば、差し戻しと見なされます。複雑なケースでは、新しい文章をつけ加えつつ、論争のある文章のみは (それが除去であろうと加筆であろうと) 差し戻すということもあります。これはしばしば、差し戻しではないという偽装として用いられますが、このタイプの編集も3RRのカウント対象に含みます。
ウィキペディアでは特定の編集を元に戻す行為を(誤用も含めて)「差し戻し」「リバート」「取り消し」「巻き戻し」と多様に呼びますが、基本的に3RRの判定においては同じものとします。
3RR違反及び編集合戦を回避するには
記事における編集合戦の大きな原因は、編集内容に関する利用者間の意見の不一致です。このような場合、一番避けなければならないのは要約欄で自己意見を投げるのみの差し戻し合戦です。このような意見の不一致が認められた場合、まずはその記事のノートか、相手方の利用者会話ページにおいて編集内容について議論をし、意見交換が終了してから記事の編集を行いましょう。どうしても議論がまとまらない場合は、合意形成のためのコメント依頼を提出するのもよいでしょう。意見の不一致が起きた場合は、「差し戻し」ではなく「対話」が第一の選択肢でなければなりません。
もちろん、中にはわざわざノートや会話ページで対話するまでもなく、明らかに誤りや問題だと言えるものもあるでしょう。しかし、そうした考えに基づいて差し戻したあなたの編集が、相手によって再度差し戻された場合は、慎重になるべきです。あなたにとって取るに足らない誤った内容であったとしても、相手はそうは思っていないということなのですから。たとえ相手の編集が誤っていたとしても、対話の努力を回避し、編集合戦を引き起こすことは認められません。また、そもそも差し戻しをしても相手が納得しないと十分に予想できるときは、最初から差し戻しではなくノートや会話ページで対話をするという選択を取ることも重要です。3RRは1人が3回までの差し戻しを許容していますが、差し戻しの数自体は1回や、あるいは0回でも構わないのです(ワン・リバート・ルール、ゼロ・リバート・ルール)。
また、上記の通り、当事者以外の第三者が差し戻しを行う場合は原則として3RRを適用しませんが、十分に注意を払う必要はあります。善意の編集を差し戻す場合は、差し戻しの理由を明らかにした上で、ノートページでの議論に誘導し、論争の解決を試みてください。黙って差し戻してしまうと、あなた自身が編集合戦や破壊行為に加担する結果になりかねません。
荒らし対応で3RRが懸念される場合
荒らしを発見した場合の基本的な対処として、まずは差し戻しを行って原状回復すること自体は問題ありません。ただし、荒らしの中には、その差し戻し自体を差し戻し、荒らした内容を復帰させるタイプの者がいます。こうした場合に、再度の差し戻しを行っても、荒らしもまた差し戻しを行うのが普通であり、結果として荒らしと際限のない差し戻し合戦に陥ってしまいます。
このような展開は、荒らしを楽しませたり興奮させるものであり、3RRか否かに関わらず、荒らし対応として好ましくありません(Wikipedia:認識を拒絶する)。荒らしの内容如何を問わず(たとえ明白な誹謗中傷やプライバシー侵害といった内容のものであっても)、原則として以下の手順で対処してください(手順の1,2は前後しても構いません)。
- 荒らし編集を差し戻す
- Wikipedia:管理者伝言板/投稿ブロックに報告する
- 荒らしが差し戻しをしてきても無視する
- 管理者が荒らしをブロックする
- 改めて荒らしの編集を差し戻す (必要に応じて即時版指定削除タグの貼り付けや削除依頼も行う)
荒らしが可変IPや多重アカウントの場合、追加で以下の対応も必要な場合があります。
- Wikipedia:保護依頼で記事の保護を依頼する
- 管理者が記事を保護する
- 改めて荒らしの編集を差し戻す
重要なことは、差し戻しするタイプの荒らしの対応は、その行動を封じることを最優先にすることです。慣習的に荒らしとの3RRといった編集合戦ではブロックされることはありませんが、避けてください。管理者伝言板に通報しても、対処が中々されないといったこともあるでしょうが、こうしたタイプの荒らしに、最終的に決定的な対処ができるのは管理者のみであることを強く念頭においてください。荒らしとの編集合戦は有害無益です。
また、もし、こうした適切な対処方法を知らないと思われる利用者が、荒らしと編集合戦を行っている場面を目撃した場合は、その利用者の会話ページなどで、このガイドラインにある適切な対処方法を教えてあげてください。
3RRの例外とするもの
慣習的に下記の例では3RRを適用しません。ただし、管理者伝言板や保護依頼を活用するなど、なるべく編集合戦を収める努力は推奨されますし、荒らし対応や自己差し戻しのようにより好ましい対処法がある場合があります。
荒らし対応
原則として荒らし対応のための差し戻しは3RRにカウントしません。しかし、これは荒らしと編集合戦を行っても良いという意味ではありません。荒らし対応の場合の差し戻しは、3RRとは別の観点からの注意を要します。また、言うまでもないことですが、3RRに関係なく、荒らしではない編集を荒らしと決めつけて差し戻ししてはいけません(Wikipedia:荒らし)。
詳しくは#荒らし対応で3RRが懸念される場合を参照してください。
存命人物に対する中傷的記述の対処
存命人物の伝記 (BLP) の方針に違反する記述(すなわち、単なる誹謗中傷、プライバシーの侵害、信頼できる出典の提示がない批判的な内容など)を、「差し戻し」ないし「除去」することは3RRの例外になります。しかし、BLPに基づく除去は、それ自体がしばしば論争に繋がり、その記述は適切と判断される場合もあります(特に公人の場合)。BLP違反の記述の差し戻しを3RRの例外として適用する場合は、それが明白な違反であることに注意してください。明白とは言えないのであれば、通常のWikipedia:論争の解決の手続きに基づいて対応すべき事案です。1つの判断材料として、過去にノートや削除依頼などで不適切と判断された記述を復帰させようとしている編集を差し戻すことは、3RRの例外適用の最たるものとなります。
重大なBLP違反は必然的に削除依頼のケースBに該当しますので、単純な差し戻しだけではなく、削除依頼による手続きも行ってください。また、同様の問題編集を繰り返す利用者に対しては、再度差し戻しをするのではなく、荒らしと同じように管理者伝言板への報告またはページの保護での対処が最善です。
自己差し戻し
自身の編集を差し戻す行為は、原則として3RRの適用対象外となります。しかし、編集内容の事前調査やプレビュー機能を活用することによってある程度防ぐことができます。実際に編集を行う前に、利用者サンドボックスで下書きを作成するのも非常に効果的です。連続投稿を減らすようにお願いするためのテンプレートなども存在するため、(特に自己差し戻しを含む) 投稿は無いように努めるのが望ましいでしょう。
利用者名前空間
3RRは、原則的に自己の利用者ページ (関連する会話ページとサブページを含む) 上での差し戻しに対しては適用されません。利用者は利用者ページを所有してはいませんが、利用者名前空間はプロジェクトに関連した目的のもと、利用者自身のものであるという原則があるからです。利用者名前空間における差し戻しであっても3RRが適用される例外としては、管理者によってある利用者がソックパペットとして認定されたのち、ソックパペット用タグが絶えずその利用者によって剥がされた場合などがあります。別の例外は、まだ有効な警告を会話ページから繰り返し除去する行為です。これらの状況下では、3RRが適用されます。
通常、アーカイブ化を除いて、会話ページから (個人攻撃の除去以外の) コメントを取り除くことは不作法であると考えられています。Wikipedia:ノートページのガイドラインも参照してください。
通知が主目的の取り消し
上記の通り、編集合戦を回避するために、対立が起こったときは、ノートや会話ページでの対話による解決が望まれます。しかし、アカウントの種別や環境、設定によっては、そうした対話の働きかけに相手が気づかない場合があります。特にノートでの議論展開は記事をウォッチリストに入れていなければわからないことはありえます。
そうした場合、あえて再度の取り消しを行い、その際の要約欄で、議論場所に誘導することができます。合わせて「3RR回避のためにこれ以上は自分からは取り消しをしない」という旨のことを宣言すれば、その差し戻し編集は3RRに違反したものではなく、むしろ3RR違反を回避しようとして行っているものだと周りにも理解してもらえます。
この方法が有効なのは、1つに相手が履歴から「取り消し」機能を使って差し戻ししている場合は、必ずあなたの差し戻し版の要約欄を目にするからです。同時に、相手の「議論に気づかなかった」という言い訳を塞ぐ手立てになります。
3RRの実施にあたって
本ガイドラインには、以下の副次的な目的および注意事項があります。
- ウィキペディアの品質向上のためのイロハを理解しない利用者の教育
- 具体例の提示による、利用者間の共通理解の構築
- 3RR方針への違反は、Wikipedia:管理者伝言板/3RRへ掲示することで、管理者と該当利用者の情報を共有できます。
- 過度の差し戻しによる破壊行為は、Wikipedia:管理者伝言板/投稿ブロックへ掲示することで、管理者と該当利用者の情報を共有できます。
- 不適切な差し戻しを繰り返し行う利用者に対して、コメント依頼や投稿ブロック依頼を提出できます。
- 3RR違反ののちブロックされた利用者に十分な反省が見られる場合、管理者は裁量によってブロックを解除できます。
論争に管理者が関わっている場合
管理者は自分自身が記事内容の議論に関わっている場合、差し戻しの相手方を3RRを理由にして投稿ブロックしてはなりません。その代わり、Wikipedia:管理者伝言板/3RRに掲示して他の管理者の判断を仰ぐべきです。ただし、相手が荒らしやスパムの場合はこの限りではありません。
3RR違反をしてしまった場合
まだブロックされていない場合
もし、誤って3RR違反してしまったと自覚した、あるいは他の利用者から3RR違反を指摘された場合、まず当然のことながらそれ以上の差し戻しはしないでください。続いて既にノートや会話ページで議論が始まっている場合は、それに参加し、これ以上は差し戻しをしないと宣言してください。議論がまだ始まっていなければ自分から議論を開始してください。既にWikipedia:管理者伝言板/3RRに報告されていれば、同様に、これ以上は差し戻しをしないと宣言してください。
この対処を行えばブロックされないという確実な保証はありませんが、反省の態度が受け入れられれば、ブロック対処が見送りになる可能性はあるかもしれません。
3RR違反でブロックされた場合
まず、ブロック理由が本当に3RR違反であるか確認してください。ブロック理由に「編集合戦」とある場合は、必ずしも3RR違反とは限りません。3RR違反以外でのブロックの場合は、その規定での対処に従ってください。
その上で3RR違反でのブロックと確認できた場合に、24時間かそれに近い期間内に、3度を超える差し戻し、または不適切な差し戻しの繰り返しを実際に行ったかを確認してください。
- 行ったならば、自身の利用者会話ページにて弁解を行うか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、誤りを認めてブロック解除してもらうよう頼んでください (当然、解除されないかもしれません) 。
- 行っていないならば、自身の利用者会話ページにてブロック対処の正当性についての検討を求めるか、ブロックした管理者または他の管理者にメールを送り、礼儀正しくその事実を指摘して、ブロック解除するよう頼んでください。
基本的にブロックした管理者を公然と非難しても、コミュニティがそれに同意し、ブロックが解除される可能性は非常に低いことに注意してください。もし、本当に管理者によるブロック対処に重大な瑕疵があった場合は管理者の罷免といった措置が検討されることになります。
関連項目
- Wikipedia:編集合戦
- Wikipedia:エチケット
- Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない
- Wikipedia:管理者伝言板/3RR
- en:Wikipedia:Edit warring#The three-revert rule
- Wikipedia:認識を拒絶する
- Wikipedia:差し戻し・ブロック・無視