「国鉄ホキ5300形貨車」の版間の差分
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2022年1月22日 (土) 09:24時点における版
国鉄ホキ5300形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | ホッパ車 |
運用者 | 日本国有鉄道 |
所有者 | 日本鋼管 |
製造所 | 日本車輌製造 |
製造年 | 1961年(昭和36年) |
製造数 | 20両 |
消滅 | 1971年(昭和46年) |
常備駅 | 浜川崎駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
専用種別 | 焼結鉱 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 8,750 mm |
全幅 | 2,720 mm |
全高 | 2,655 mm |
ホッパ材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 30 t |
実容積 | 21.9 m3 |
自重 | 16.2 t |
換算両数 積車 | 4.5 |
換算両数 空車 | 1.6 |
台車 | TR41C |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 1,650 mm |
台車中心間距離 | 4,900 mm |
最高速度 | 65 km/h |
国鉄ホキ5300形貨車(こくてつホキ5300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍したホッパ車である。
概要
本形式は、1961年(昭和36年)2月27日に日本車輌製造にて20両(ホキ5300 - ホキ5319)が製造された焼結鉱専用の30 t積私有貨車である。焼結鉱を専用種別とする形式は、本形式のみである。この焼結鉱とは製鉄原材料であり、輸送時の温度は公称50 ℃ - 60 ℃であった。このため本形式は熱対策が施されている。車体は内板、断熱材、外板の3重構造でありこれらは細かい間隔でボルト止めされた。このボルトがリベットの様にも見えるため、古い設計による車の様に見えた。各標記類は、他車であれば車体に直接標記する所、専用のプレートを使用して車体より距離をおいて設置された。
所有者は、日本鋼管(現在のJFEエンジニアリング。本形式車が全車廃車後に社名変更。)の1社のみであり、常備駅は東海道本線の浜川崎駅であった。運用区間は浅野 - 浜川崎間のみの限定使用であった。
1ロットのみの製造であったため形態の変化のない形式であった。荷役方式は、上入れ、自重落下側開き式の下出し方式である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。
全長は8,750 mm、全幅は2,720 mm、全高は2,655 mm、台車中心間距離は4,900 mm、実容積は21.9 m3、自重は16.2 t、換算両数は積車4.5、空車1.6である。
車体塗色は黒で、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて最高速度65km/hの指定車となり、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロホキ」となり黄1号の帯を巻いている。
1970年(昭和45年)5月26日に8両(ホキ5312 - ホキ5319)が廃車となった。
1971年(昭和46年)12月28日に最後まで在籍した12両(ホキ5300 - ホキ5311)が廃車となり形式消滅した。製造より約11年という短い期間であった。
参考文献
- 鉄道公報
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
- 吉岡心平『RM LIBRARY 151 無蓋ホッパ車のすべて(上)』(ネコ・パブリッシング、2012年)ISBN 978-4-7770-5322-3