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== 労働問題 ==
== 労働問題 ==
同社松本営業所に勤務していた当時43歳の男性が、[[2017年]][[4月26日]]に当時7歳の娘と共に失踪し、[[5月7日]]に[[山形県]][[小国町 (山形県)|小国町]]内で父子共々自殺(無理[[心中]])しているのが見付かった<ref name="mainichi20211121">{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20211120/k00/00m/040/190000c |title=ソディック社員「過労自殺」労基署認定 残業月123時間、上司詰問|publisher=[[毎日新聞]]|accessdate=2021-12-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211123125748/https://mainichi.jp/articles/20211120/k00/00m/040/190000c|archivedate=2021-11-23}}</ref>。遺族側代理人の弁護士らが調査したところ、この男性は同営業所で機械修理やメンテナンスを担当していたが、[[2016年]][[5月]]以降、同僚の異動で通常2人で担当する業務を1人で行うようになったこともあって、[[長時間労働|長時間]][[残業]]が常態化するようになり、残業時間は月123時間にも及んでいたという<ref name="mainichi20211121/>。またこの男性は2017年[[4月21日]]の社内会議で「取引先への訪問記録を捏造した上で残業代を不正請求している」などと疑われ、上司から執拗に詰問されたりした<ref name="mainichi20211121/>。これらの要因が重なったことで[[鬱病]]を発症し自殺に追い込まれたとして、[[2020年]][[1月31日]]付で松本[[労働基準監督署]]が労災認定した<ref name="mainichi20211121/>。
同社松本営業所に勤務していた当時43歳の男性が、[[2017年]][[4月26日]]に当時7歳の娘と共に失踪し、[[5月7日]]に[[山形県]][[小国町 (山形県)|小国町]]内で父子共々自殺(無理[[心中]])しているのが見付かった<ref name="mainichi20211121">{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20211120/k00/00m/040/190000c |title=ソディック社員「過労自殺」労基署認定 残業月123時間、上司詰問|publisher=[[毎日新聞]]|accessdate=2021-12-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211123125748/https://mainichi.jp/articles/20211120/k00/00m/040/190000c|archivedate=2021-11-23}}</ref>。遺族側代理人の弁護士らが調査したところ、この男性は同営業所で機械修理やメンテナンスを担当していたが、[[2016年]][[5月]]以降、同僚の異動で通常2人で担当する業務を1人で行うようになったこともあって、[[長時間労働|長時間]][[残業]]が常態化するようになり、残業時間は月123時間にも及んでいたという<ref name="mainichi20211121" />。またこの男性は2017年[[4月21日]]の社内会議で「取引先への訪問記録を捏造した上で残業代を不正請求している」などと疑われ、上司から執拗に詰問されたりした<ref name="mainichi20211121" />。これらの要因が重なったことで[[鬱病]]を発症し自殺に追い込まれたとして、[[2020年]][[1月31日]]付で松本[[労働基準監督署]]が労災認定した<ref name="mainichi20211121" />。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2021年12月29日 (水) 00:00時点における版

株式会社ソディック
Sodick Co., Ltd.
ファイル:ソディック ロゴ.jpg
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
224-8522
神奈川県横浜市都筑区仲町台3-12-1
設立 1976年8月3日
業種 機械
法人番号 3020001020736 ウィキデータを編集
事業内容 工作機械産業機械、食品機械、その他
代表者 代表取締役会長 金子雄二
代表取締役社長 古川健一
代表取締役副社長 髙木圭介
資本金 207億78百万円
発行済株式総数 53,441,227
売上高 連結:656億4百万円
単体:368億7百万円
営業利益 連結:74億90百万円
単体:32億88百万円
純利益 連結:57億36百万円
単体:27億59百万円
純資産 連結:551億66百万円
単体:349億80百万円
総資産 連結:1218億15百万円
単体:880億84百万円
従業員数 連結:3633人
単体:886人
(2020年12月期)
主要株主 日本カストディ銀行 8.83%
日本マスタートラスト信託銀行 6.38%
クレディ・スイス証券 5.83%
みずほ銀行 3.60%
ソディック共栄持株会 1.58%
三井住友銀行 1.45%
古川宏子 1.36%
(2021年6月30日現在)
主要子会社 関係会社参照
関係する人物 古川利彦(創業者)
外部リンク www.sodick.co.jp/
特記事項:各種経営指標は2017年12月期
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株式会社ソディック(英称:Sodick Co., Ltd.)は、神奈川県横浜市都筑区に本社を置く日本工作機械メーカー。

概要

1976年(昭和51年)創業の工作機械メーカー。当初はNC放電加工機関連事業のみだったが、現在では射出成形機、食品機械など幅広い分野の生産財を開発・製造・販売している。NC放電加工機では国内最大手格。また近年、金属3Dプリンタービジネスへ参入、業界パイオニアのOPMラボラトリー(京都)を傘下に収め、2014年に金属3Dプリンター「OPM250L」を発表、研究開発体制も大規模な体制で事業を推進。年間生産60台を製作し、2015年度から世界マーケットへ装置を投入した。

沿革

  • 1976年昭和51年)08月 - 創業者古川利彦横浜市緑区(現・青葉区)桜台に資本金2,000万円で設立、NC放電加工機の開発・製造・販売を開始。
  • 1982年(昭和57年)10月 - 横浜市港北区新横浜に本社を移転。
  • 1986年(昭和61年)02月 - 東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。
  • 1988年(昭和63年)11月 - タイにSodick(Thailand)Co.,Ltd.を設立。
  • 1989年平成 元年)03月 - 横浜市緑区(現 都筑区)仲町台に技術・研修センターを開設。
  • 1997年(平成09年)01月 - 横浜市都筑区仲町台の技術・研修センター内に本社を移転。
  • 2001年(平成13年)08月 - 連結子会社株式会社ソディックプラステックがジャスダック市場に上場。
  • 2005年(平成17年)12月 - 連結子会社株式会社ソディックハイテックが大阪証券取引所「ヘラクレス」スタンダードに上場。
  • 2009年(平成21年)10月 - 連結子会社株式会社ソディックハイテックを吸収合併。
  • 2012年(平成24年)07月 - 完全子会社株式会社ソディックプラステックを吸収合併。
  • 2015年(平成27年)03月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 2016年(平成28年)04月 - 加賀事業所敷地内に食品機械工場を開設。
  • 2018年(平成30年)02月 - 米国Sodick, Inc. テックセンターを新設。
  • 2018年(平成30年)05月 - 横浜市都筑区仲町台の技術・研修センター内に2号棟(研究開発棟)を新設。
  • 2018年(平成30年)11月 - 加賀事業所敷地内にマルチファクトリーを竣工。
  • 2019年(平成31年)04月 - 英国Sodick Europe Ltd. テックセンターを新設。
  • 2019年令和 元年)07月 - 中国・上海市に蘇比克富夢(上海)貿易有限公司を設立。
  • 2020年(令和02年)09月 - 完全子会社である株式会社OPMラボラトリーの受託加工等の事業を承継。

主要製品

事業所

関係会社

日本

  • 株式会社ソディック エフ・ティ

海外

  • Sodick America Corporation
  • 上海沙迪克軟件 有限公司
  • Sodick (Thailand) Co., Ltd.
  • 蘇州沙迪克特種設備 有限公司
  • 沙迪克(厦門)有限公司
  • Sodick, Inc.
  • Sodick Europe Ltd. (U.K.)
  • Sodick Deutschland GmbH
  • Sodick (H.K.) Co., Ltd.
  • 沙迪克機電(上海)有限公司
  • 台灣蘇比克股份 有限公司
  • Sodick Enterprise (S.Z) Co.,Ltd.
  • Sodick Korea Co.,Ltd.
  • Sodick Singapore Pte.,Ltd.
  • Sodick Vietnam Co., Ltd.
  • Sodick Philippines Inc.

労働問題

同社松本営業所に勤務していた当時43歳の男性が、2017年4月26日に当時7歳の娘と共に失踪し、5月7日山形県小国町内で父子共々自殺(無理心中)しているのが見付かった[1]。遺族側代理人の弁護士らが調査したところ、この男性は同営業所で機械修理やメンテナンスを担当していたが、2016年5月以降、同僚の異動で通常2人で担当する業務を1人で行うようになったこともあって、長時間残業が常態化するようになり、残業時間は月123時間にも及んでいたという[1]。またこの男性は2017年4月21日の社内会議で「取引先への訪問記録を捏造した上で残業代を不正請求している」などと疑われ、上司から執拗に詰問されたりした[1]。これらの要因が重なったことで鬱病を発症し自殺に追い込まれたとして、2020年1月31日付で松本労働基準監督署が労災認定した[1]

脚注

  1. ^ a b c d ソディック社員「過労自殺」労基署認定 残業月123時間、上司詰問”. 毎日新聞. 2021年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月11日閲覧。

外部リンク