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「気象情報 (NHK)」の版間の差分

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; [[NHK BS1]]の気象情報
; [[NHK BS1]]の気象情報
: 2005年度までは、気象予報士による単独枠『BS地球天気予報』や『BS気象情報』が設けられていた。現在は気象予報士が出演する気象情報は『[[キャッチ!世界の視点|キャッチ!世界のトップニュース]]』がある。その他の番組はニュースキャスターによる読み上げのみで、気象予報士は出演しない。単独の枠では2010年3月26日で終了した、[[コンピュータグラフィックス|CG]]と[[バックグラウンドミュージック|BGM]]のみの『海洋情報』が設けられていた。ニュース内の気象情報は、地上波とは異なる映像フォーマットで衛星放送共通のCGを用いられる。国内の気象情報は『NHK BSニュース』、海外の気象情報は『[[ワールドニュースアワー|ワールドニュース]]』で放送される。
: 2005年度までは、気象予報士による単独枠『BS地球天気予報』や『BS気象情報』が設けられていた。現在は気象予報士が出演する気象情報は『[[キャッチ!世界の視点|キャッチ!世界のトップニュース]]』がある。その他の番組はニュースキャスターによる読み上げのみで、気象予報士は出演しない。単独の枠では2010年3月26日で終了した、[[コンピュータグラフィックス|CG]]と[[背景音楽|BGM]]のみの『海洋情報』が設けられていた。ニュース内の気象情報は、地上波とは異なる映像フォーマットで衛星放送共通のCGを用いられる。国内の気象情報は『NHK BSニュース』、海外の気象情報は『[[ワールドニュースアワー|ワールドニュース]]』で放送される。


;[[NHKラジオ第1放送]]の天気予報
;[[NHKラジオ第1放送]]の天気予報

2021年11月23日 (火) 09:06時点における版

気象情報(きしょうじょうほう)は、NHK天気予報番組と、ニュース番組の天気予報コーナーの総称である。本項ではNHK総合テレビの気象情報を中心に扱い、NHK-BSNHKラジオなどの気象情報に関しては補足的に触れる。


概要

NHK総合テレビの気象情報(天気予報)は、1953年のテレビ放送開始当初より放送が行われており、日本のテレビ局としては最も長期にわたる放送実績を持つ。民放各局の気象番組と同様に、NHKの「気象情報」では気象庁が発表する情報のうち、気象に関する情報のみを扱い、地震火山情報については扱わない。

名称について

かつては「天気予報」という名称だったが、1988年4月から気象キャスターによる解説を伴うコーナーを「天気情報」と呼称するようになり、さらに1990年4月には「天気情報」のコーナーを「気象情報」へと改称した。その後、解説を伴うコーナーの改廃によって「天気予報」と「気象情報」の区分が煩雑になったことから、1997年(平成9年)4月までに東京発の天気・気象に関するコーナーは全て「気象情報」の名称に統一された。ただし、地方局では放送上「天気予報」の呼称が便宜的に使用されることがある。また、アナウンサーによっては「天気予報」の名称を現在も使用している人がいる。

情報提携

NHKでは気象業務法に基づく気象予報業務許可を受けておらず、独自の予報を行っていない。このため「気象情報」では原則として気象庁の予報をそのまま放送し、気象庁が十分にカバーしていない世界各地の天気予報や花粉情報予想湿度、細かいポイント予報などについては日本気象協会や民間気象会社の情報を補完的に使用する。また近年は民間の気象予報士を積極的に気象キャスターに起用し、気象庁が発表した予報についてもより掘り下げた解説を行い、情報性を高める方向にある。首都圏を始め多くの放送局においては、地域向けの気象情報においても気象キャスターが出演するケースが多いが、気象予報士の確保が困難な放送局では、アナウンサーや契約キャスターが気象庁の発表原稿をそのまま読む。気象キャスターが地方都市に少ないことによる、地域間の情報格差を指摘する意見もある事への対応や、近年頻発する各種気象災害への地域事情を反映させる必要があることから、2017年度は多くの放送局に気象予報士を配置している。

派遣される気象予報士の所属に関しては、制度発足当初は日本気象協会が主体だったが、民間気象会社の数が増えたことなどもあり気象協会予報士が多いのは九州ぐらいになった。一方で近年はNHKと業務を通じ深い関係にあるウイングや、TBSと関係が深いウェザーマップから派遣される予報士が増えている。

放送形態

報道系の番組枠内で様々な形態で放送が行われるが、概ね以下の形態に大別される。

  • 「気象情報」 11:54など気象情報が独立した番組の扱いを受ける場合。
  • ニュース番組の気象コーナー 気象キャスターが出演する場合が多い。定時ニュースの多くはアナウンサーが原稿を読む。
  • 特設ニュース内の気象コーナー 台風・大雨などの大規模な気象災害の時は、特設ニュース枠内に気象コーナーが設けられる場合がある。東京発のものに関しては、通常気象キャスターが出演・解説を行う。
  • 字幕スーパー 画面左上の時刻表示右部に気象マーク(天気ループ)が表示されることがある。後述の#ループを参照。
  • 気象警報の速報 気象警報(暴風・大雨・暴風雪・大雪・高潮・洪水・波浪)、特別警報および竜巻注意情報土砂災害警戒情報が発表された場合、テレビでは総合テレビで速報スーパーを行い、ラジオではラジオ第1放送で通常番組を中断して放送する。FM放送は各局の定時ローカルニュース放送時と『ラジオ深夜便』で同番組のスタジオから気象警報を伝える以外は一切、番組の途中での気象警報は放送されない。ただ、『ラジオ深夜便』はFMでも該当する地域で番組の途中で放送されることがある。速報はいずれも該当する地域のみでの放送。ただし、波浪警報については各地域の実情に基づき実施する。
    • 北海道地方では気象警報が発令および解除された場合は逆U字画面にした上、ティッカー形式でスーパーが表示される(ワンセグはティッカー表示のみ)。この場合、札幌局出しの時報スーパーも被ることになる。
  • 大規模な災害(地震・豪雨)が発生した場合は、通常の予報地区に加え、被災地(場合によっては周辺地域)の予報も加えて放送される。
NHK BS1の気象情報
2005年度までは、気象予報士による単独枠『BS地球天気予報』や『BS気象情報』が設けられていた。現在は気象予報士が出演する気象情報は『キャッチ!世界のトップニュース』がある。その他の番組はニュースキャスターによる読み上げのみで、気象予報士は出演しない。単独の枠では2010年3月26日で終了した、CGBGMのみの『海洋情報』が設けられていた。ニュース内の気象情報は、地上波とは異なる映像フォーマットで衛星放送共通のCGを用いられる。国内の気象情報は『NHK BSニュース』、海外の気象情報は『ワールドニュース』で放送される。
NHKラジオ第1放送の天気予報
アナウンサー読みがほとんどであるが、ラジオのみの気象キャスターが出演するコーナーもある。
NHK-FM放送の天気予報
関東地方ではFMが各都県の放送局でローカル放送ができるメディアであるため、平日の11:50と18:50のローカル放送枠で各放送局は当該県域の予報を独自に伝えている。東京と平日以外の関東地方・関東以外の地方は基本的にラジオ第1放送とサイマル放送
NHK Eテレの天気予報
NHK手話ニュース』および『NHK手話ニュース845』で放送。気象キャスターは出演せず、予報画面は静止画で表示される。
Eテレのマルチ編成
また、2007年4月から2009年1月まではマルチ編成(023ch)のみであるが、後述にあるNHKワールドで英語放送による全世界の気象情報『ワールドウェザー(World Weather)』も火・水・木とすべての曜日ではないが放送されていた(ただし、祝日にあたる日は同時放送がないため休止となる。また、スポーツ中継など特別番組の関係でマルチ編成そのものが休止の場合も放送休止となる)。
NHKワールドTVNHKワールド・プレミアムの国際放送独自の気象情報
  • 全世界(以前は日本国内の放送では一切取り上げていない南極(昭和基地ボストーク基地など)も含まれていたが、現在は取り上げていない)の気象情報『ワールドウェザー(World Weather)』というタイトルで放送している(開始当初は「ウェザーリポート」というタイトルだったが、2006年10月に現在のタイトルに変更された)。
  • NHKワールドTVで「NEWSLINE」に内包して放送される英語版では、3日先の天気画面とBGMのみ流す場合(以下、通常版)と、立体CGを駆使し女性キャスターが英語による気象解説を行う(以下、立体CG版)2つのパターンがある。
    • 2007年4月より祝日を除く月 - 金の昼間 - 深夜の時間帯(日本時間)においてリニューアルが行われ、他の海外放送局と同様に地球に見立てた立体CGの映像や天気マーク(「曇り」のマークが実物にそっくりな形で表現されている。雨マークは雨雲から水滴が落ちるアニメーション)および最高・最低気温(摂氏のみ)の表示もリニューアルされた。2009年2月2日の完全移行後は「NEWSLINE」に内包し、各主要都市の3日先までの天気を伝える。気象キャスターが手元のコントローラーで画面切り替えの操作を行いながら進行している。なお、気象キャスターの登場は平日30分の放送のみ。
    • 伝える順番は通常版と同じ(最初は日本の札幌、東京、大阪、福岡の天気から始める)ではあるが、南極の天気については通常版とは違い放送していない。平日の朝の時間帯(日本時間)と土曜・日曜・日本国内においての祝日については立体CGの映像は使用せず、従来どおり通常版のフォーマット(月 - 金の昼間 - 深夜でも2006年度まで使用していた)の天気画面で放送されていた。また随時、正時前に従前の映像フォーマットで通常版を放送することがあるが、こちらは向日1週間の世界各地の天気を伝えている。
  • NHKワールド・プレミアムでは、日本語テロップによる『ワールドウェザー』が放送されている。天気画面とBGMのみで放送。放送時間は1 - 5分間(時間は番組編成により異なる)となっている。
    • 一部時間帯のみノンスクランブル放送で視聴することができる(ただし、放送時間変更などによる番組編成の都合で放送されない場合もある)。
  • 通常版の映像フォーマットは日本語版・旧来の英語版とも同じ。日本語で表記されるのは雲の動きの日付と観測時間、地名、「〇月〇日の天気・気温」、気温の「最高・最低」、番組終了時の「終」となっている。週間天気ではBS1で放送される『アジアクロスロード』などに似たフォーマット。BGM(楽曲は市販されているものでなく番組オリジナルのものを使用)は英語版と日本語版で異なっている(2009年3月29日より日本語版のBGMが変更された)。
  • 通常版の基本的な流れでは、雲の動き→世界各地域ごとの天気(アジア・大洋州→インド・アフリカ→ヨーロッパ→南北アメリカの順。以前は最後に南極が入っていた)→世界主要地域の1週間の天気の順になっている。気温については北米地域のみ摂氏(C)のあとに華氏(F)も表示している。台風がある場合は雲の動きの前に台風の進路も表示される。

演出形態

主に概況と天気予報の2本立て。地域ごとの放送になると警報・注意報の案内も含まれる。

テレビ放送では概況を伝える「雲の動き(気象衛星画像)」・「現況天気図」・「予想天気図」・「気象レーダー」・「アメダス観測情報(雨・気温など)」などが、予報を伝える「きょうの天気」・「あすの天気」・「3時間ごとの天気」・「降水確率」・「雨(雪)・寒気等の予想」・「予想最高気温」・「予想最低気温」・「風・波の予想」・「週間予報」・「世界の天気」・「週末行楽地の天気」・「海上予報」、それに「警報・注意報」があり、気象庁の発表時間帯、天気の傾向等を踏まえて組み替えや追加が行われる。また春先には「花粉情報」、夏季には「紫外線情報」・「熱中症予防情報」が放送される。一部放送局では冬季以外に「洗濯情報」、北日本地域(青森局で実施)の放送局では冬季には「降雪量予報」や「水道管凍結情報」も放送される。

アナウンサーは原則気象画面のみで進行し、気象キャスターの解説がある場合は気象画面をスタジオ内のモニタに表示して、指示棒やマークなどを用いて解説を加えるケースが多い。1990年代以降、一部の主要なニュース番組の気象コーナーにおいては、クロマキー処理によるヴァーチャルスタジオ、またはヴァーチャルセットを使用するケースもある(「NHKニュース10」(2000年 - 2006年)、「ニュースウオッチ9」(2006年 - )など)。

警報・注意報の扱いについて

警報・注意報の扱いについては、2010年5月27日13時施行された平成22年気象庁告示第7号により大きく変わった。

  • 各放送局のニュースにおける局エリア単位の気象情報では、地図・文字等を使い、市町村単位発表に変えられた警報・注意報を詳しく伝える。表現の方法は、各放送局の判断による。
  • ラジオなど、広域ブロックで放送されるニュースに於いては、時間の制約もあり、従来の「二次細分区域」に代わって便宜的に導入された、「市町村等をまとめた地域」単位で伝えたり、注意報の放送そのものを取り止めたりと、各ブロックにより対応がまちまちである。
  • 「大雨情報」など、(一部法令に基づく)緊急報道番組として放送される分については、上記にかかわらず、市町村単位で警報発令地域を伝える。

年表

  • 1925年 ラジオ放送開始に伴い、「天気予報」の放送開始。
  • 1941年12月8日太平洋戦争勃発(午前4時、ラジオ・トウキョウが有名な暗号放送「西の風、晴れ」を流す)。これにより、天気予報は軍事機密扱いとなり、大日本帝国軍部によって放送禁止となる。
  • 1945年 第二次世界大戦終結。日本敗戦で「天気予報」の放送が復活。
  • 1953年 テレビ放送開始に伴い、「天気予報」の放送開始。当初は1日1回、夜間の放送のみ。
  • 1960年 従来の天気図への手書き方式にかわり、天気マークを導入。
  • 1963年 日本気象協会の気象キャスター出演開始。キャスター第1号は大塚龍蔵。
  • 1964年 天気マークに明滅効果をつける「ポラシーン」を導入(後にNHK放送博物館に展示)。
  • 1967年 天気予報の放送を拡充。放送時間が1日30分を超える。
  • 1974年 気象庁アデスシステムとオンライン化完了。
  • 1977年 気象衛星「ひまわり1号」の打ち上げに伴い、雲画像の放送利用開始。
  • 1980年 アデスデータの自動作画化スタート。当初は天気予報画面のみ。
  • 1981年 降水確率予報画面を導入。
  • 1983年 アメダス画面(当初は雨分布のみ)を導入。
  • 1987年 気象警報・注意報を自動作画化。波高・風向予報画面を導入
  • 1988年 番組名「天気情報」に変更。花粉情報の放送開始
  • 1990年 番組名「気象情報」に変更。
  • 1993年 ひまわり画像と一体化した台風画面を導入。女性気象キャスターの出演開始。
  • 1994年 従来気象庁予報官が出演していた台風解説を、気象キャスターの担当に変更。
  • 1995年 気象画面を一部動画化。ポイント予報放送開始。
  • 1996年 東京発気象情報の放送時間が1日60分を超える。
  • 1997年 時系列予報放送開始。
  • 1998年 降雪量予報画面を導入。
  • 2000年 GPVデータ画面を導入。紫外線情報放送開始。民間気象会社のキャスター出演開始
  • 2002年 落雷情報放送開始。
  • 2004年 ブラウザ方式の解説画面導入。
  • 2005年 BS-1で気象キャスター出演による「BS気象情報」放送開始するものの、1年で打ち切り。
  • 2010年 気象庁のシステム変更により警報・注意報の伝え方を変更。
  • 2020年 1995年以来25年にわたって使用して来た気象画面をリニューアル。

キャスター

首都圏放送センター

2021年度

名前 所属 平日 土曜 日曜 祝日 担当番組
近藤奈央 南気象予報士事務所 NHKニュースおはよう日本
檜山靖洋 ハレックス
南利幸 南気象予報士事務所 NHKニュースおはよう日本、5:50、6:53、
8:57(日曜日)
佐藤公俊 日本気象協会 11:54(平日)、NHKニュースおはよう日本(一部の火〜木の祝日)
山神明理 ウイング ニュース シブ5時
船木正人 Nick Nack 首都圏ネットワーク
11:54(土日祝)、ニュース645 ※隔週交代
片山美紀 ウェザーマップ
平野有海 ウェザーマップ NHKニュース7
向笠康二郎 オフィス気象キャスター
斉田季実治 ヒンメル・コンサルティング ニュースウオッチ9 (2018年度以降、祝日は休止となる場合がある。)
平井信行 ウイング 首都圏ニュース845、17:57[1](金曜日)

過去

その他

BS4K
ラジオ

全国各地

2021年度分。それ以前については各放送局の項を参照。

ブロック 放送局 出演者 所属 担当番組
北海道 札幌 森和也 日本気象協会 おはよう北海道ひるまえナマら!北海道
浜崎慎二 ウェザーマップ ほっとニュース北海道
杉山友衣可 日本気象協会 おはよう北海道、ひるまえナマら!北海道
東北 仙台 矢澤剛 ウィング NHKニュースおはよう宮城ウィークエンド東北
篠原正 南気象予報士事務所 てれまさむね、ウィークエンド東北
秋田 加藤直樹 オフィス気象キャスター ニュースこまち
山形 長谷川麻衣 オフィス気象キャスター やままる
盛岡 大隅智子 ウェザーマップ おばんですいわて
福島 本橋淳也 ウェザーマップ はまなかあいづToday
青森 阿見武寛 ウイング あっぷるワイド、あっぷるラジオ
関東・甲信越 長野 佐藤可奈子 ウェザーマップ イブニング信州、ゆる信ワイド
甲府 佐藤涼太 ウィング Newsかいドキ
水戸 福嶋アダム オフィス気象キャスター いば6など平日のテレビ気象情報
宇都宮 福嶋真理子 日本気象協会 とちぎ630
前橋 新村美里 ボイスワークス ほっとぐんま630
新潟 高井伴明 日本気象協会 新潟ニュース610
東海・北陸 名古屋 寺尾直樹 まるっと!など夕方
土井邦裕 オフィス気象キャスター おはよう東海
田中逸人 NHKアナウンサー ウイークエンド中部
金沢 池津勝教 オフィス気象キャスター提携 かがのとイブニング
静岡 伊藤麻衣 ウェザーマップ たっぷり静岡
福井 二村千津子 オフィス気象キャスター提携 ニュースザウルスふくい
富山 芦沢涼 ウェザーマップ ニュース富山人、ラジオ気象情報
田崎麻友美 ジョイスタッフ まるっと!みえ
岐阜 橋本祐佳 ココカラウェザー まるっと!ぎふ
近畿 大阪 塩見泰子 南気象予報士事務所 NHKニュースおはよう関西など平日午前、ニュース きん5時
坂下恵理 南気象予報士事務所 ニュースほっと関西など平日午後、列島ニュース
垂水千佳 南気象予報士事務所 ウイークエンド関西など土曜午前
(南利幸) 南気象予報士事務所 NHKニュースおはよう関西(毎週金曜日)
京都 栗原めぐみ 南気象予報士事務所 ニュース630 京いちにち
神戸 (南利幸) 南気象予報士事務所 Live Love ひょうご(毎週水曜日)
奈良 山磨香織 ならナビ
大津 石井元樹 日本気象協会 おうみ発630
和歌山 濱野淳 日本気象協会 ギュギュっと和歌山
中国 広島 勝丸恭子 ウェザーマップ NHKニュースおはようひろしま、ひるまえ直送便
岡田良昭 ウェザーマップ お好みワイドひろしまひろしまニュース845
岡山 中島望 ウイング もぎたて!
松江 田井杏佳 ウェザーマップ しまねっとNEWS610
鳥取 石丸咲 ウェザーマップ いろ★ドリ
山口 山崎貴裕 ウェザーマップ 情報維新!やまぐち
四国 松山 佐藤万里奈 ウイング ひめポン!えひめ845
野口琢矢 ウェザーマップ おはよう四国ひるどき四国
高知 澤井明子 オフィス気象キャスター こうちいちばん、とさらじお
徳島 藤野勝成 日本気象協会 とく6徳島
高松 鈴木悠 ウェザーマップ ゆう6かがわ
九州・沖縄 福岡 松井渉 日本気象協会 はっけんTVはっけんラジオ
吉竹顕彰 日本気象協会 ロクいち!福岡
佐々木理恵 福岡放送局契約キャスター おはよう九州沖縄
北九州 森本まりあ ウェザーマップ NEWS BRIDGE 北九州
熊本 松永貢 日本気象協会 マッスル天気、クマロク!
長崎 斎藤綾乃 気象キャスターネットワーク イブニング長崎
鹿児島 神谷亜弓 オフィス気象キャスター ひるまえクルーズかごしま情報WAVEかごしま
宮崎 黒田奈々 NHKニュース イブニング宮崎
大分 熊澤里枝 ウェザーマップ いろどりOITA
佐賀 石掛貴人 日本気象協会 ニュースただいま佐賀
沖縄 結野亜希 気象キャスターネットワーク おきなわHOTeye

ループ

総合テレビでは各地域内の天気予報を字幕により、ループ状に表示している。『おはよう日本』など早朝に放送され、機動的な運用がなされる。原則として毎日午前5:00-8:00と、『あさイチ』が放送される場合の平日8:15-9:55。地域によっては6時、7時からとなる他、夕方18時台に出す局も一部ある。また、災害・地震時の緊急報道や政治・政局・組閣関連・オリンピック中継など特別編成で気象情報が放送できない場合にもその代わりとして行われる(気象情報が放送される当該時間のみ)。

2000年(平成12年)4月からアナログ放送で表示を開始し、2003年(平成15年)のデジタル放送開始後はアナログ放送のみで表示を行っていた。しかし、地上デジタル放送でも表示してほしいという視聴者の要望もあって、2007年(平成19年)10月からは首都圏など多くの地域で地上デジタル放送でも天気表示を行うようになった。近畿など一部地域ではこれ以前からすでに地上デジタル放送でも天気表示を行っている。2008年(平成20年)以降も一部地域ではアナログ放送のみ表示の地域があり、北海道全域がそのひとつだったが[2]、デジタル放送完全移行後にデジタル放送で通常表示を行うようになった(ただし、ワンセグは非表示)。

北海道地方の地上デジタル放送では天気テロップの画面表示をしない代わりとして画面左下に「お天気ボタン」というアイコンが表示され、黄色ボタンを押すとテレビに登録された市町村(常時表示)および道内主要地域(アナログ放送の天気ループと同じ形式)の天気・最高気温・降水確率が表示される連動データ放送を行っていた。

一方、総合テレビと同時放送を行うNHKワールド・プレミアムでは天気ループは表示しない[3]。かつてのBS2(2011年3月31日閉局)もアナログ・デジタルとも表示されなかった。ただし、NHKプラスでは南関東の総合テレビをそのまま同時ネット配信しているため関東地方の天気ループもそのまま表示されている[4]

また、2013年9月までの松山局デジタル放送の場合おはよう日本のときは連動データ放送方式の在住地域の天気情報を表示し、あさイチでは、番組自体が連動データ放送を行うことからアナログ同様の従来方式で表示していた。

その他

  • 平日の5:53頃(おはよう日本内)[5]、土日祝の6:53、年末年始の6:54、11:54[6]、19:28頃(ニュース7内)[7]放送分はNHKオンラインの「気象・災害情報」のページから当日放送分を動画で視聴できる(更新は数時間おきで次の気象情報が放送される時間まで視聴可能)。
  • 気象キャスターは台風や大雨・大雪などの時には深夜・未明の時間帯にもテレビに出演する場合がある。
  • 平日5:56(おはよう日本内)のローカル天気で、東北地方では使用されるBGMは月ごとに変わる。
  • 土日祝5:50の気象情報では、5:55のローカル天気枠で天気を放送せず、東京からの裏送り送出で5分間のミニ番組・スポットを放送している地域がある(東北・四国・九州沖縄地方は土日祝ともに。北海道・中国地方は日曜日と祝日のみ)。
  • 平日・土曜6:53の東京発の気象情報(おはよう日本内)では北海道、中部(平日は石川県・富山県を除く)、近畿、中国ではネット受けせず、その分を地域のニュースの放送に充てているが、そのなかで全国の主要地域の天気もフォローする形で伝えている。
  • 近畿2府4県では、月曜 - 土曜6:53(前述)の気象情報は東京発のものを放送せず、近畿独自のものを放送している。特に大阪和歌山大津奈良の4局は後述の夕方の分を含め完全に東京からのネット受けをせず、大阪局(夕方は各放送局別)の気象情報を放送している。
  • 近畿2府4県向け6時前のBGMにNash Music Library http://www.nash.jp/fum/ の「光Sixteen」が2014年度まで使用された。以降は全国版と同じ。
  • 近畿2府4県では、2008年4月から2018年3月までと2019年4月から月曜 - 金曜(2016年3月までは土曜も)11:54の気象情報は東京発のものを放送せず、近畿独自のものを放送している。また、2019年4月からは京都局では11:57の気象情報(ローカルパート部分)は大阪発ではなく京都府域の気象情報を放送している。かつては、2017年から2018年頃の奈良・和歌山の2局でも、11:57の気象情報は大阪発ではなくそれぞれの県域の気象情報を放送していた。当枠11:57からのBGMはNASHの「Campus Walking」だった。(使用開始時期不明で、11:54 - 11:57は別の曲だった)ただし、土曜・日曜・祝日および高校野球開催などで地域放送ができない日は従来どおり東京発のものを放送している。
  • 11:54の気象情報は政見放送(候補者の経歴の紹介)や臨時ニュースの都合で休止することがある。また、毎月1日(1月のみ4日)は緊急警報放送試験信号放送を行うため1分繰り上がり11:53から放送[8]。毎年8月15日昼前の放送は、「全国戦没者追悼式」を11:50から放送する関係で、通常より10分早い11:44(2013年までは9分早い11:45)からの放送となる。[9]
  • 土日祝18:53の気象情報は2012年4月以降、すべての地域で東京発のものを放送していたが(北海道地方では1995年3月末で一旦打ち切りとなって以来17年ぶりの再開となる)、2021年現在は再び独自で気象情報を放送する地域がある[10]。2020年度までは平日18:52にも東京発の気象情報を一部地域で放送していたが、2021年度以降は原則各局別で放送している[11]
  • 以前放送していた平日19:58からの気象情報では、全国の天気を地域別に全地域のもので紹介していた。2015年3月30日からは、終了直前に気象予報士が直後の20時台の番組(『NHK歌謡コンサート』や『ためしてガッテン』など)に関する言葉を述べてから、20時台の番組を放送していた(一種のクロスプログラム)。2015年3月24日までは、気象予報士は出演せず「首都圏ネットワーク」の男性キャスターが担当していた(2010年度までは「NHKニュース7」のサブキャスターが担当していた)。金曜は放送を休止する放送局もある。関東地方で首都圏スペシャルがある場合は他地域向けに東京からの裏送り送出で対応して通常通り放送される。全国放送の特集番組で別番組差し替えを含むすべての地域での休止の場合もある。2012年3月14日は通常の全地域別のものは放送せず、19:58から1分間、他時間の気象情報と同様に全国主要地域のみの放送(ただし、北海道・東北地方はローカル放送差し替えで津波注意報解除に関するニュースを放送)にとどめ、残りの1分間を東京のスタジオから津波注意報解除に関するニュースを伝えた。このときはNHKワールド・プレミアムでも通常は放送されない平日19:58からの気象情報もそのままノンスクランブルで放送された(クローズアップ現代の2分遅れの開始と海外安全情報が休止となったため)。2012年6月26日の時もニュース7の時間延長でクローズアップ現代が3分遅れで開始したため、19:59からの1分間の放送となり、他時間の気象情報と同様に全国主要地域のみの放送にとどまった。
  • 2006年3月まで月曜から金曜21:58には8ブロックのローカル放送で気象情報を放送。ラジオ放送との同時放送を行う為、北海道・東北・四国の様にいきなり予報に入る地域もあった。
  • NHKワールド・プレミアムでは通常、気象情報が独立した番組で国内同時放送されることはほとんどないが、2010年(平成22年)6月4日は民主党代表選挙の特設ニュースが11:00 - 12:45まであった関係で、2011年(平成23年)3月11日発生の東日本大震災の特設ニュースでは終日総合テレビとサイマル放送を行った関係で関東ローカル枠を含めてそのまま放送されたことがある(ともにノンスクランブル放送を実施。後者については同年3月19日の特設ニュースの規模縮小後、一部時間帯ではスクランブル配信に変更)。また、2012年(平成24年)9月9日と2013年(平成25年)3月10日も「明日へ~支えあおう~」の2部構成(前者は10:05-11:54・13:05-15:00。後者は10:05-11:54・13:35-16:30。)による放送を行う都合上、11:54からの気象情報も関東ローカル枠を含めてそのままノンスクランブルで放送された。なお、2011年(平成23年)1月から毎週日曜日8:57の気象情報のみNHKワールド・プレミアムでも総合テレビと国内同時で定時放送され、ノンスクランブルで視聴が可能となる。
  • 2011年3月25日は11:45過ぎに枝野幸男内閣官房長官の記者会見を中継したため、11:54からの全国の気象情報は休止。11:57からの各地域ごとの気象情報のみの放送となった(BS1とNHKワールド・プレミアムは関東地方のものをそのまま放送。関東地方ローカル放送時のキャスターは通常の全国の気象情報と同じ。BS2は休止して番組案内スポットに差し替え)。

脚注

  1. ^ 関東甲信越地方のみ放送。
  2. ^ 特設ニュースなどで気象情報が放送できないときに限り表示される程度であった。
  3. ^ ただし、NHKワールド・プレミアムでも2011年(平成23年)3月14日 - 4月1日の『あさイチ』放送時は通常の局内回線でなく、関東地方のデジタル総合テレビの放送映像を受けて使用したため関東地方の天気ループもそのまま表示された。
  4. ^ 2010年から2015年までの地デジ難視対策衛星放送も同様
  5. ^ 2014年3月28日までは土日祝と同じ6:53。
  6. ^ 緊急警報放送試験信号放送日は11:53。
  7. ^ 2021年3月26日までは平日は18:52、土日祝は18:53、年末年始は18:55。
  8. ^ 2011年7月24日も通常より1分繰り上げて11:53から放送。これはデジタル放送完全移行の特別番組(アナログ放送の通常番組終了のおしらせ)を放送するためである。終了延期となった岩手・宮城・福島の各県では番組案内スポットに差し替え。なお、2012年3月31日の岩手・宮城・福島各県におけるアナログ放送終了時は気象情報は通常時刻で放送し、各県ごとの気象情報はお知らせを放送するため1分短縮となった。
  9. ^ ただし、2008年(平成20年)8月15日は総合テレビのみ放送し、BS2での放送は休止(高校野球中継とBS1のオリンピック中継による東京マーケット情報振り替え放送を放送していたため)。
  10. ^ 東北地方、長野県(2021年度から)、大阪放送局(2021年度から祝日のみ)
  11. ^ 2012年のロンドンオリンピック中継による特別編成期間中は平日でもすべての地域で東京発のものを放送。

参考資料

関連項目

外部リンク