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その後、目標を[[優駿牝馬|優駿牝馬 (オークス)]]に定め、トライアル競走の[[フローラステークス]]に出走。前走で牝馬ながら上がりの時計で好タイムをたたき出していたことから、単勝1.8倍の圧倒的一番人気に支持される。レースではスローペースで馬群に包まれ、さらに直線でも前が壁になる苦しい競馬を強いられたが、大外に持ち出すと他の馬をまとめて差し切り、重賞初制覇を達成。これにより優駿牝馬の優先出走権を得た。また、この勝利がナリタトップロード産駒として初の重賞制覇となった。
その後、目標を[[優駿牝馬|優駿牝馬 (オークス)]]に定め、トライアル競走の[[フローラステークス]]に出走。前走で牝馬ながら上がりの時計で好タイムをたたき出していたことから、単勝1.8倍の圧倒的一番人気に支持される。レースではスローペースで馬群に包まれ、さらに直線でも前が壁になる苦しい競馬を強いられたが、大外に持ち出すと他の馬をまとめて差し切り、重賞初制覇を達成。これにより優駿牝馬の優先出走権を得た。また、この勝利がナリタトップロード産駒として初の重賞制覇となった。


そして迎えた優駿牝馬では、桜花賞1着の[[ダイワスカーレット]]が[[熱発]]で回避、2着の[[ウオッカ]]が[[東京優駿|東京優駿(ダービー)]]に出走を表明したため、押し出される形で1番人気に推された。レースでは今までとは違い、スタートから先行し、好位につけたまま最後の直線を迎える。最後の直線では外に持ち出し、早めに抜け出し先頭に立つものの、[[ローブデコルテ (競走馬)|ローブデコルテ]]の急襲にハナ差交わされ、2着に敗れた。
そして迎えた優駿牝馬では、桜花賞1着の[[ダイワスカーレット]]が[[熱発]]で回避、2着の[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]が[[東京優駿|東京優駿(ダービー)]]に出走を表明したため、押し出される形で1番人気に推された。レースでは今までとは違い、スタートから先行し、好位につけたまま最後の直線を迎える。最後の直線では外に持ち出し、早めに抜け出し先頭に立つものの、[[ローブデコルテ (競走馬)|ローブデコルテ]]の急襲にハナ差交わされ、2着に敗れた。


その後[[ノーザンファーム]]で休養をとり[[8月8日]]に帰厩し、秋からは[[武豊]]に乗り替わることになっていた。当初、武豊はフランス遠征を行い[[フォワ賞]]で[[メイショウサムソン]]に騎乗する予定だったため、同じ日に行われる[[ローズステークス]]に騎乗できないので、[[朝日チャレンジカップ]]に出走予定だった。しかし、メイショウサムソンが[[馬インフルエンザ]]の影響で海外遠征を取りやめたため、ローズステークスに出走することになった。
その後[[ノーザンファーム]]で休養をとり[[8月8日]]に帰厩し、秋からは[[武豊]]に乗り替わることになっていた。当初、武豊はフランス遠征を行い[[フォワ賞]]で[[メイショウサムソン]]に騎乗する予定だったため、同じ日に行われる[[ローズステークス]]に騎乗できないので、[[朝日チャレンジカップ]]に出走予定だった。しかし、メイショウサムソンが[[馬インフルエンザ]]の影響で海外遠征を取りやめたため、ローズステークスに出走することになった。

2021年11月10日 (水) 00:26時点における版

ベッラレイア
2007年4月22日 東京競馬場
欧字表記 Bella Rheia
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年2月27日
ナリタトップロード
マリスターII
母の父 Baldski
生国 日本の旗 日本北海道勇払郡
生産者 ノーザンファーム
馬主 植中昌子→吉田勝己
調教師 平田修栗東
競走成績
生涯成績 17戦3勝
獲得賞金 2億3031万8000円
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第42回フローラステークス

ベッラレイアBella Rheia)は日本競走馬ナリタトップロードの初年度産駒で、2007年のフローラステークスに優勝している。

馬名はイタリア語で「美しい」を意味する「ベッラ (Bella) 」とギリシア神話の大地の女神レイアを組み合わせたもの。

戦績

3歳

2007年1月21日京都競馬場新馬戦で、秋山真一郎を鞍上に上がり3ハロン33秒8の末脚で快勝。その後、桜花賞を見据えクイーンカップに出走登録を行うも、抽選となり、除外となった。さらに翌週のアーリントンカップでも除外となり、代わりに出走したすみれステークスではアルナスラインの3着に終わり賞金を加算できなかった。桜花賞出走を諦めきれない陣営は、桜花賞への最終ステップ競走であるフラワーカップに出走登録を行うも、3度目の除外となってしまう。代わりに出走した中京競馬場のあざみ賞(500万下特別)を道中最後方から豪快に差し切り快勝する。

その後、目標を優駿牝馬 (オークス)に定め、トライアル競走のフローラステークスに出走。前走で牝馬ながら上がりの時計で好タイムをたたき出していたことから、単勝1.8倍の圧倒的一番人気に支持される。レースではスローペースで馬群に包まれ、さらに直線でも前が壁になる苦しい競馬を強いられたが、大外に持ち出すと他の馬をまとめて差し切り、重賞初制覇を達成。これにより優駿牝馬の優先出走権を得た。また、この勝利がナリタトップロード産駒として初の重賞制覇となった。

そして迎えた優駿牝馬では、桜花賞1着のダイワスカーレット熱発で回避、2着のウオッカ東京優駿(ダービー)に出走を表明したため、押し出される形で1番人気に推された。レースでは今までとは違い、スタートから先行し、好位につけたまま最後の直線を迎える。最後の直線では外に持ち出し、早めに抜け出し先頭に立つものの、ローブデコルテの急襲にハナ差交わされ、2着に敗れた。

その後ノーザンファームで休養をとり8月8日に帰厩し、秋からは武豊に乗り替わることになっていた。当初、武豊はフランス遠征を行いフォワ賞メイショウサムソンに騎乗する予定だったため、同じ日に行われるローズステークスに騎乗できないので、朝日チャレンジカップに出走予定だった。しかし、メイショウサムソンが馬インフルエンザの影響で海外遠征を取りやめたため、ローズステークスに出走することになった。

そのレースでは、中団から進んだものの、最後まで先頭で逃げるダイワスカーレットを交わせず2着に敗れた。その後、第12回秋華賞に出走。道中は後方の外目からレースを進め、4コーナーで前がふさがり、直線に向いてさらに外に持ち出すものの、ほとんど最後方に位置していたため、メンバー最速となる上り3F 32.9秒というタイムで追い込んできたものの、届かず4着に敗れた。次走はエリザベス女王杯に向かう予定だったが、秋華賞後の疲労から筋肉痛が残っているため回避し、放牧に出されて来春まで休養することになった。

4歳

古馬となった2008年は、4月10日山元トレーニングセンターから帰厩した。なお休養中にオーナーの植中昌子がすべての所有馬を手放した影響で当馬の馬主が吉田勝己に変更となった。そして5月18日ヴィクトリアマイルに出走したが、8着に敗れた。続く、マーメイドステークスで1番人気に支持されたが、トップハンデで雨の降った重馬場のなか、見せ場なく最軽量ハンデの条件馬トーホウシャインから1.6秒差の5着に敗れた。秋は府中牝馬ステークスから始動し、3着に入った。そして11月16日のエリザベス女王杯に出走、2番人気に支持されたが、リトルアマポーラカワカミプリンセスをとらえきれず3着だった。

5歳

2009年4月25日福島牝馬ステークスから始動。1番人気に支持されたが、渋った馬場も影響したのか、見せ場なく7着に終わった。その後ヴィクトリアマイルに出走登録を行っていたが除外となり、5月30日金鯱賞に2番人気で出走するも4着に終わった。続く6月21日マーメイドステークスでは1番人気に支持され、道中好位集団でレースを進めたが、最後の直線で伸びあぐねてまたもや4着に敗れた。秋緒戦は9月12日の朝日チャレンジカップに出走、後方からレースを進め、最後の直線で追い上げてくるものの6着に終わった。続く10月4日ポートアイランドステークスに1番人気で出走。後方待機から追い込んでくるものの4着に敗れた。中1週で挑んだ10月18日の府中牝馬ステークスでは道中最後方から直線で大外から追い込んでくるも届かずムードインディゴの2着に敗れた。11月4日に鼻出血を発症、そのまま引退・繁殖入りすることになった[1]。繋養先はノーザンファームである[2]

繁殖成績

馬名 生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
初仔 ベッラレジーナ 2011年 鹿毛 ネオユニヴァース 栗東・平田修 (有)シルクレーシング 16戦1勝(引退)
2番仔 ベッライリス 2012年 鹿毛 ディープインパクト 5戦0勝(引退・繁殖)
3番仔 2013年 鹿毛     未登録
4番仔 ウチノオジョウサマ 2014年 栗毛 キングカメハメハ 佐賀・頼本盛行 平田一雄 4戦0勝(引退・繁殖)
5番仔 カラレイア 2015年 鹿毛 エンパイアメーカー 栗東・平田修→名古屋・角田輝也 (有)シルクレーシング 6戦2勝(引退)
(流産) (2016年) ディープインパクト
6番仔 ベルラガッツォ 2017年 鹿毛 オルフェーヴル 栗東・中内田充正 (有)シルクレーシング 6戦0勝(抹消・乗馬)
7番仔 2018年 鹿毛 ミッキーアイル (未出走)
(流産) (2019年) ダイワメジャー
8番仔 2020年 鹿毛 スクリーンヒーロー デビュー前
9番仔 2021年 鹿毛 アルアイン デビュー前
  • 2021年9月8日現在

競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 1. 21 京都 3歳新馬 16 8 16 6.6(4人) 1着 秋山真一郎 54 芝1600m(良) 1:37.2 (33.8) -0.5 (ジャングルバード)
2. 25 阪神 すみれS OP 9 1 1 4.9(3人) 3着 秋山真一郎 54 芝2200m(良) 2:15.2 (34.0) 0.2 アルナスライン
3. 17 中京 あざみ賞 - 15 3 5 1.7(1人) 1着 秋山真一郎 54 芝1800m(良) 1:48.3 (34.0) -0.3 (クリムゾンベガ)
4. 22 東京 フローラS JpnII 17 1 2 1.8(1人) 1着 秋山真一郎 54 芝2000m(良) 2:00.8 (34.3) 0.0 (ミンティエアー)
5. 20 東京 優駿牝馬 JpnI 18 4 7 2.6(1人) 2着 秋山真一郎 55 芝2400m(良) 2:25.3 (35.0) 0.0 ローブデコルテ
9. 16 阪神 ローズS JpnII 14 1 1 3.4(2人) 2着 武豊 54 芝1800m(良) 1:46.2 (33.2) 0.1 ダイワスカーレット
10. 14 京都 秋華賞 JpnI 18 6 11 3.8(3人) 4着 武豊 55 芝2000m(良) 1:59.6 (32.9) 0.5 ダイワスカーレット
2008 5. 18 東京 ヴィクトリアマイル JpnI 18 8 17 7.6(3人) 8着 秋山真一郎 55 芝1600m(良) 1:34.6 (34.2) 0.9 エイジアンウインズ
6. 22 阪神 マーメイドS GIII 12 5 5 2.5(1人) 5着 秋山真一郎 56 芝2000m(重) 2:05.1 (38.7) 1.6 トーホウシャイン
10. 19 東京 府中牝馬S GIII 18 1 2 7.7(3人) 3着 秋山真一郎 55 芝1800m(良) 1:45.8 (33.3) 0.3 ブルーメンブラット
11. 16 京都 エリザベス女王杯 GI 18 7 13 7.2(2人) 3着 秋山真一郎 56 芝2200m(良) 2:12.4 (34.4) 0.3 リトルアマポーラ
2009 4. 25 福島 福島牝馬S GIII 16 2 3 3.2(1人) 7着 秋山真一郎 55 芝1800m(不) 1:54.8 (37.0) 1.1 ブラボーデイジー
5. 30 中京 金鯱賞 GII 18 6 11 6.0(2人) 4着 秋山真一郎 55 芝2000m(良) 1:58.6 (33.7) 0.2 サクラメガワンダー
6. 21 阪神 マーメイドS GIII 16 3 5 3.4(1人) 4着 秋山真一郎 56 芝2000m(良) 2:00.7 (35.2) 0.5 コスモプラチナ
9. 12 阪神 朝日CC GIII 16 5 9 8.0(3人) 8着 岩田康誠 54 芝2000m(稍) 2:00.4 (33.7) 0.4 キャプテントゥーレ
10. 4 阪神 ポートアイランドS OP 18 8 16 3.3(1人) 4着 秋山真一郎 54 芝1600m(良) 1:33.7 (33.3) 0.3 クラウンプリンセス
10. 18 東京 府中牝馬S GIII 18 5 10 4.9(3人) 2着 勝浦正樹 55 芝1800m(良) 1:44.9 (33.9) 0.3 ムードインディゴ

血統表

ベッラレイア血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ファイントップ系

ナリタトップロード
1996
栗毛
父の父
サッカーボーイ
1985
栃栗毛
*ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ
父の母
*フローラルマジック
Floral Magic 1985
黒鹿毛 アメリカ
Affirmed Exclusive Native
Won't Tell You
Rare Lady Never Bend
Double Agent

*マリスターII
Malli Star 1991
鹿毛 アメリカ
Baldski
1974
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Too Bald Bald Eagle
Hidden Talent
母の母
Pink Dove
1984
Argument Kautokeino
Arantelle
Perfect Pigeon Round Table
Pink Pigeon
母系(F-No.) (FN:3-o) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5x4、Nasrullah 5x5 [§ 3]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [3]
  3. ^ [3]


血統背景

母*マリスターIIはアメリカG1デルマーオークス2着馬で本馬は7番仔にあたる。また祖母Pink Doveの曾孫には2012年ジャストアゲームステークスファーストレディステークスを勝った本邦輸入繁殖牝馬の*タピッツフライ(その仔には桜花賞馬グランアレグリア)が、3代母Perfect Pigeonの仔には1991年の第11回ジャパンカップを勝った*ゴールデンフェザントがいる。

脚注

  1. ^ 急転再び: 報知競馬ブログ「現場発!POGブログ」”. スポーツ報知 (2009年11月4日). 2009年11月4日閲覧。
  2. ^ ベッラレイアが引退、繁殖入り”. netkeiba (2009年11月5日). 2009年11月12日閲覧。
  3. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ベッラレイア”. JBISサーチ. 一般社団法人日本軽種馬協会. 2017年3月27日閲覧。

外部リンク